あかりが照らす素材の味わい

Conceptコンセプト

あかりが照らす素材の味わい

愛知県名古屋市西区/M様邸

ライフスタイルの変化をきっかけに、物件購入からワンストップでリノベーション。家族が自然と集まるリビングを中心に、素材の質感や光の陰影を活かした住まいが完成しました。天井や壁には塗装仕上げや自然素材を取り入れ、照明のあかりがその表情を引き立てます。光と素材が調和する、抜け感のあるナチュラルモダンな空間に仕上がりました。

• LDKを横断する間接照明は、集中配灯だけでは暗くなりやすい部分を補いつつ、空間全体の演出光として、塗装壁の質感や表情を引き立てています。

• ダイニングテーブル上にはルイスポールセンのPH5を2灯配置し、空間の主役に。折れ戸の収納を採用し、大容量の収納スペースを確保しています。扉はハイドアにすることで、天井を高くみせる効果を狙いました。

• 床には磁器タイルを採用。腰壁には造作収納を設け、リビングまわりの書類などをすっきりまとめられるようにしました。腰壁の色と面材は色味を統一し、主張しすぎないデザインに仕上げています。

• ダウンライトはグレアレスかつ直径75mmの、天井に溶け込む形状のものをセレクトし、ノイズレスな見た目に。集中配灯で必要な箇所を照らすことで、明るすぎず、空間全体に立体感と陰影が生まれました。

• TV裏部分にはワークスペースを計画。

• ご主人様の趣味や在宅ワークに使える"おこもりスペース"としつつ、リビングで過ごすお子様の様子をすぐに確認できるようにしました。

• 廊下とキッチンの間には大きな室内窓を設け、抜け感のある空間に。リビングドアには、室内窓と一体でファミットのガラス扉を採用。廊下からリビングまで視線が抜け、昼間は廊下にも自然光が行き届きます。

• 質感にこだわった天板にはコーリアンを採用。ダストシュートでゴミ箱を隠し、すっきりとした印象に。下部には浮遊感のある造作収納を計画しました。ペンダントライトは施主様こだわりのルイスポールセン。側面のニッチには、歯ブラシや小物置きとして活躍します。

• 珪藻土の成分が含まれる壁紙を選定し、コストを抑えながら自然素材を取り入れました。

• 収納にはミラタップのピッタラを採用し、グリーンの落ち着いたカラーをセレクト。背面には飾り棚を作り、お気に入りの小物なども置けるように計画しました。

• ダウンライトを使わず、ブラケットライトで計画をすることで、あかりによって照らされる塗装壁の質感を楽しめる、非日常感のある空間に仕上げました。建具はすべてPanasonicのパールグレーを採用。框デザインを取り入れることで、デザイン性と高級感をより一層引き立てています。

私たちが担当しました！

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  スタジオマネージャー森居 寛幸

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  デザイナー本島 綾乃

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  施工管理川合 弘悟

PS(パイプスペース)の影響でリビングの形状を大きく変更できない中、PSの出っ張りが不自然に見えないよう、ワークスペースをあえて垂れ壁付きで計画し、一体感を持たせることでリビングの形を整えました。
また、キッチンの排気の都合で天井を下げる必要がありましたが、キッチン部分だけではなく、リビング・ダイニング側まで折り下げラインを延ばし、水平美を強調。キッチン収納・室内窓・LDKの扉・ワークスペースの開口まで、すべての高さを揃えることで、建築的な美しさを出せるようにしました。さらに、排水の都合でキッチン下に床を組む必要がありましたが、空間を広く、美しく見せるために角を落とした形状にしています。角を落とした部分のタイル割り付けも綿密に計算し、違和感のない美しい納まりを意識しました。

担当店舗

中村スタジオ

愛知県名古屋市中村区黄金通1丁目9

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