リノベーションで作るおしゃれなトイレデザインアイデア3選
2025年04月01日
2025年04月01日
トイレは毎日使う大切な空間だからこそ、使い勝手やデザインにこだわりたいですよね。リノベーションをすることで、快適性や収納力をアップさせるだけでなく、掃除のしやすさや節水などの機能面も向上します。
今回のコラムでは、トイレリノベーションをするメリットやおすすめのタイミングについてご紹介します。是非最後までご覧ください。
CONTENTS
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トイレリノベーションのメリットとは?
お手入れが楽になる
最新のトイレは、フチなし設計や汚れがつきにくい素材を採用しているため、お手入れが楽になります。従来のフチありトイレでは、フチ裏やフチの下に汚れがたまりやすく、水を流すだけでは落としきれないことがありましたが、フチなしトイレなら、凹凸が少なく掃除がしやすいため、清潔に保つことが可能です。
最新設備でトイレの性能が向上する
節水性能や洗浄力が向上したトイレは、少ない水でしっかり汚れを落とせるように進化しています。さらに、温水洗浄や脱臭機能、便座の温度調整などがあれば、日々のトイレ利用がより快適になります。
省エネ・節水効果が高くなる
最新のトイレは渦巻き状の水流などを活用し、少ない水でもしっかり洗浄できるため、節水効果が高まります。従来のトイレが1回約8〜13Lの水を使うのに対し、最新モデルでは約3〜4Lに抑えられることもあります。
デザイン性の高い空間がつくれる
トイレは、一般的なホワイトの他にも、ブラウンやブラックなど、デザイン性の高い色を取り入れることができます。壁や床、照明、収納なども理想のテイストに合わせることで、おしゃれな空間が完成します。ペーパーホルダーやタオル掛けなどの小物にもこだわると、さらに理想的な空間に仕上げることができます。
バリアフリー化ができる
高齢の方がいる家庭では、床の段差をなくしたり、手すりを設置することで、バリアフリー化が可能です。
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トイレリノベーションを行うべきタイミング
✓トイレの破損や劣化、設備の故障
トイレは10〜20年経つと配管やパッキンなどが劣化し、故障や水漏れの原因になることがあります。特に、便器やタンクのひび割れ、悪臭、汚れが取れにくくなった時などは、リノベーションのタイミングです。
✓家のリノベーションをするとき
家全体のテイストに合わせるだけでなく、逆にトイレだけ少し異なるテイストにすることで、個性的で楽しい空間にすることもできます。また、前の居住者の使用感が気になる場合にも、新しいデザインでリフレッシュでき、清潔感もアップします。
✓ライフスタイルの変化にあわせて
家族が増えたり、子どもが成長したりした際に、使いやすいトイレに変えたり、バリアフリー化することでより快適に過ごすことができます。 -
トイレリノベーションの費用相場と工期
◎トイレリノベーションの費用相場
トイレと内装をすべてリノベーションする場合、20万~50万円程度が一般的な相場です。トイレのグレードや壁・床材の種類、設備の追加によって金額は変動します。手洗い器を設置する場合はさらに工事が必要になるので、費用も上がります。
◎トイレリノベーションにかかる工期
一般的なトイレ交換と内装工事であれば、1~2日程度で完了することがほとんどです。しかし、トイレの位置変更や配管工事、手洗い器の設置などの規模の大きいリノベーションを行う場合は、3日以上かかることもあります。さらに、マンションの場合は管理規約による制限や工事時間の制約があるため、事前に確認が必要です。 -
トイレリノベーションで失敗しないための注意点
■必要な広さを確保する
一般的なマンションや戸建てのトイレは、幅80㎝×奥行き120~160㎝で計画されることが多いです。バリアフリー対応のトイレにする場合、幅120㎝以上×奥行き160㎝以上にすると、より十分な広さが確保できます。家族構成やライフスタイルに合わせて、最適な大きさで計画することが大切です。
■掃除がしやすい内装材を選ぶ
特に慎重に選びたいのは床材と壁材です。見た目の印象はもちろんですが、素材によって費用や機能面が大きく異なります。床材には、比較的安価で掃除が簡単なクッションフロアや、耐水性や耐久性に優れたタイルが人気です。壁材では、継ぎ目がないパネルや、調湿・脱臭効果のあるエコカラットなどがおすすめです。
■ドアの開き方を事前にシミュレーションする
トイレの扉には基本的に内開きと外開きの2種類があります。内開きはトイレにスムーズに入れるという利点がありますが、万が一トイレ内で倒れた際には外から開けることが難しくなる可能性があります。このため、最近では外開きの扉が主流となっています。
■収納スペースを確保する
トイレは限られた空間だからこそ、効率的な収納が重要です。
手洗い器下収納 トイレの見た目をスッキリ保ちながら、狭い空間でも便利に使用可能。特に小さなトイレには最適で、必要なものをすぐに取り出せるので使い勝手も抜群。 ニッチ下収納 壁にくぼみをつくるため、圧迫感がなくスッキリした印象に。収納が目立ちにくいのもメリットの一つ。 収納付きトイレ タンク横のスペースに棚や小さな収納を設置することで、トイレットペーパーや掃除道具などをすっきり収納可能。 壁の間に収納 壁の内部にトイレットペーパーが収まる程度の隙間をつくり、必要なものをすぐ取り出せる便利な収納に。
■必要な機能が備わったトイレを選ぶ
節水機能や温水洗浄便座など、自分のライフスタイルに合わせた機能を選びましょう。これらの機能が整っていると、衛生的な環境が保たれ、長く使い続けることが可能です。
温水洗浄便座(ウォシュレット) 洗浄ノズルから温水が噴射され、肌を優しく洗浄。水温や水圧を調整できるため、好みに合わせた快適な使い心地が得られる。 節水機能 実は、トイレはお風呂に次いで水の使用量が多い場所。トイレによって1回に流す水の量が異なるため、節水機能付きのものを選ぶと毎月の水道料金を抑えられる。 自動開閉機能 トイレの蓋を触らずに自動で開閉できるため衛生的。用を足した後、水が流れる勢いで雑菌やウイルスが飛び散る可能性があるため、蓋が閉まってから流れるタイプのトイレを選ぶと衛生的かつ便利。 消臭機能 「オートパワー消臭」と呼ばれる機能があり、用を足した後に自動で消臭してトイレを清潔に保つことが可能。 着座センサー 人が座ったことを感知するセンサーが搭載されており、座っていないと洗浄機能が作動しない仕組み。誤作動を防ぎ、小さなお子様やペットがいる家庭でも安心。
■トイレの配管や設備環境を確認する
トイレリノベーションでは、配管や設備環境の確認が重要です。排水方式の違いで工事が必要になることがあり、温水洗浄便座の設置にはコンセントも必要です。築年数が経っている場合は、配管の劣化もチェックしましょう。
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トイレリノベーションで実現するおしゃれなデザインアイデア
①背面の壁後ろに収納を設置
画像の施工事例はこちら
トイレの背面には、掃除道具やストック品を収納できるスペースを設けています。さらに、間接照明を取り入れることで、高級感のある洗練された空間に仕上げています。
②浮かぶトイレ
◀◁左画像の施工事例はこちら
▶▷右画像の施工事例はこちら
浮かせるトイレを採用。シンプルでスタイリッシュな見た目のため、高級感のある空間を演出できます。ルンバが通れる隙間でお掃除も楽々です。
③見せる収納を活用
◀◁左画像の施工事例はこちら
▶▷右画像の施工事例はこちら
見せる収納を活用し、ペーパーをストックできるニッチを計画。取り出しやすく、デザイン性も高いため、インテリアの一部として馴染みます。収納量に合わせて奥行きや高さを調整すると、より使いやすくなります。
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まとめ
トイレは毎日使う空間だからこそ、快適で機能的なリノベーションをすることで、より心地よい暮らしにつながります。今回ご紹介したポイントを参考に、デザインや設備、収納計画をしっかり考え、自分や家族にとって最適なトイレ空間をつくりましょう。
KULABOでは、お客様のご要望に合わせた間取り・デザインをご提案いたします。設備や素材の選定も含め、リノベーションのプロが丁寧にサポートいたします。 まずはお気軽にご相談ください。
このコラムの執筆者

森居 寛幸