リフォームのタイミングはいつ?内外装や設備の交換目安時期を基にご紹介

2024年09月28日

リフォームのタイミングは大きく分けて2つあります。
一つは製品や設備の耐用年数に応じたリフォーム、もう一つはライフスタイルに合わせたリフォームです。
この記事ではそれぞれ具体的にどのようなものなのか説明します。

  • 耐用年数に応じたリフォーム

    耐用年数に応じたリフォームとは、内外装・住宅設備の寿命が近づき、それらを一新するためのリフォームです。

    一般的にお家の中で最初に耐用年数を迎えるのが「壁紙(内装クロス)」です。
    壁紙は10年弱が目安とされ、壁紙を貼る糊が約7年を過ぎた頃から黄色く変色し浮き上がってくることが多いです。ビニルクロスの場合は、表面のコーティングが弱まることで掃除をしても汚れが落ちにくくなってきます。壁紙はこのような見えない要素で耐用年数を迎えています。カーペットやクッションフロアなども壁紙と同じ考え方です。内装交換は元あったように直すという目的のほかに、部屋の雰囲気をガラッと変えることもできるので、10年に1回雰囲気を変えてみるのもいいですね。

    また、10年というタイミングは、戸建の外壁塗装の塗り替え時期にあたります。表面を触って、手に白っぽい粉が付くようになったら塗り替えのタイミングです。塗装材は建物をコーティングする役目を担っているので、塗装材に亀裂や剥がれが出てくると、そこから雨水が侵入し建物自体を傷めかねないので定期的なメンテナンスが必要とされます。

    15~20年目はキッチンやお風呂、トイレ、給湯器などの設備機器の交換時期でもあります。15年の間に製品の性能は格段に良くなっていることがあるので故障していなくても、15年目のタイミングで交換を検討するのも良さそうです。

  • ライフスタイルに合わせたリフォーム

    ◎物件を購入した時

    新築物件を購入した場合は少しアレンジを加えたい場合にリフォームすることもあります。また、中古物件を購入した場合は現状の間取り・内装や設備機器の劣化に合わせたリフォームが必要になることがあります。

    ◎子ども部屋が必要になった時

    家族が増えたタイミングで「部屋数を増やしたい」というご要望が多いです。最近では宿題を子ども部屋ではなく、リビングなど家族がいる空間で行うという生活スタイルのご家庭も増えてきました。部屋数も1人に1部屋ではなく、同性なら家具で区切るだけにしたり、机を横に並べて一緒に勉強させたりするなど、子ども部屋のスタイルも多様化しています。

    ◎子どもが独立した時

    進学、就職、結婚などを機に、家で生活する人の人数が減ります。家族の人数やライフスタイルに合わせて、間取り変更を行うなどリフォーム・リノベーションをする方が増えています。このタイミングで行われるのは、子ども部屋を解体して収納や書斎にしたり、ひとつの大きな部屋にしたりと様々です。

  • まとめ

    キッチンやお風呂、洗面所はまだまだ使える!と思っていてもふとした時に急に壊れるもの。急に壊れると、使えなくて困るばかりか、予想外の出費は家計にとって痛いものです。
    耐用年数よりも長く使っている場合は、一度メンテナンスや点検を行うと良いでしょう。

    また、設備が壊れた時だけでなく、ゆっくりリフォームについて考えられるタイミングで改めて家全体のことを見直してみましょう。長い目で将来を見越したリフォーム計画を立てておくと、それに合わせて貯金をすることもできますよ。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

井上 貴人

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