リノベーションをする前に考えたい!ウォークインクローゼットって必要?
2022年07月04日
2024年11月18日
住まいの人気設備の一つとして挙げられるのがウォークインクローゼット。リノベーションを機に取り入れたいと検討している方もいるのではないでしょうか。
大容量の収納ができ一見便利と思えても、間取りや広さの計画を誤ると逆に不便さを感じてしまうことがあります。
今回はウォークインクローゼットの特徴とおすすめの設置場所、設置する際の注意点についてお話しします。ウォークインクローゼットの導入を検討されている方は是非ご確認下さい。
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ウォークインクローゼットを設置するメリットデメリット
メリット・大容量を収納できる
洋服はもちろんのこと普段はあまり使用しないキャリーケースや家電なども十分に収納できます。荷物が多い方や家族の人数が多い家庭には重宝します。
・クローゼット内で身支度が出来る
ウォークインクローゼットは人が入れるほどの広さがあり、着替え場所としても利用できます。上着やアクセサリー、帽子なども一緒に収納しておけばクローゼット内で身支度が完結できます。
・衣替えの手間が省ける
ウォークインクローゼットは広いスペースがあるので、季節ごとの洋服全てをまとめて収納できます。そのため、大掛かりな衣替えの手間が省けます。
デメリット・広いスペースが必要となる
ウォークインクローゼットは収納スペースの他に人が出入りできるような広いスペースが必要ですが、通路部分には物が置けないのでその分収納スペースとして使える空間は減ってしまいます。広い収納スペースを必要としない方にとっては、反対に生活スペースを圧迫してしまうことになるので注意が必要です。
・物を詰め込み過ぎて物置状態になる
ウォークインクローゼットは大容量を収納できる一方で、所定の位置を決めておかないとどこに収納したのか分からなくなってしまいます。また、実際にウォークインクローゼットを採用した人の中には、物を詰め込み過ぎて管理が行き届かなくなり物置状態になったという声も聞きます。どこに何を収納するのかを計画し、物を増やし過ぎないようにしましょう。
・照明が必要になる
日中であれば照明は必要ないですが、夜や奥行きあるウォークインクローゼットの場合は暗くて見えづらくなります。何をどこに収納しているのか管理をしたり、スムーズに身支度をするためにも照明器具は欠かせません。
ウォークインクローゼットを設置することは便利と感じる反面、ご家庭の収納量に応じたスペースも確保しなければならず費用もかかります。ウォークインクローゼットの設置を検討されている方は、メリットデメリットどちらも把握をした上で本当に必要かどうかをご家族で話し合うと良いでしょう。
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ウォークインクローゼットの設置に適した場所とは?
ウォークインクローゼットを設置する際は、下記場所に隣接すると利便性が高いと言われています。家族の生活スタイルに合わせて設置する場所を決めましょう。
寝室に隣接
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ウォークインクローゼットを設置する場所として最も一般的な場所です。寝室と隣接して設置すれば、朝起きてすぐに着替えることができます。ウォークインクローゼット内に着替えるスペースがなくても、寝室で着替えるのであれば他の家族の目を気にする必要がありません。また、来客からも目が届きにくくプライバシーも守られているので、ウォークインクローゼットを設置するには最適な場所と言えます。
洗面所に隣接
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ウォークインクローゼットが洗面所に隣接している場合、着替えてすぐに洗顔やメイクなどの身支度を行えます。反対に帰宅後も洗面室に入りすぐに着替えられます。特に女性に好まれる間取りです。
更に、洗濯物をそのまま収納ができるので家事動線が優れています。
廊下に隣接
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廊下から出入りできるようにウォークインクローゼットを設置すれば、家族の生活リズムが異なっても気兼ねなく使用できます。家族の荷物を一か所に収納したい場合は、誰でも通る廊下にウォークインクローゼットを設置すると便利です。
玄関に隣接
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玄関に隣接した場所にウォークインクローゼットを設置する間取りも人気が高いです。帰宅後すぐに靴を脱ぎ着替えてリビングへ、外出時はウォークインクローゼットで身支度を整えてそのまま外出するという一連の動作が完結しやすくなります。玄関にウォークインクローゼットを設置する場合は、シューズクロークと併設して計画することが多いです。 -
ウォークインクローゼットを計画する際の注意点
最後にウォークインクローゼットを計画する際の注意点についてお話しします。
*収納予定の物を想定し、寸法を決める
まず第一に大切なことが、どれだけ収納する物があるのか明確にすることです。先述の通り、ウォークインクローゼットは広いスペースを必要とします。せっかく設置したのに「収納スペースが足りなかった」、「他の居住スペースが想像以上に狭くなってしまった」という事態が起きないように事前に計画を立てましょう。
収納方法にもよりますが、洋服を吊るす場所の幅を50~60㎝、通路幅を60㎝ほどは確保する必要があります。夫婦2人なら約2畳、夫婦+子どもなら約3畳と、1人1畳ほどが必要となる広さの目安です。
*湿気対策をする
ウォークインクローゼット内は空気がこもりやすいため、こまめに換気を行わなければいけません。空気がこもると湿気がたまり、カビが生える原因ともなります。できるだけ湿気がたまらないように、窓の設置や除湿器の使用、換気システムの導入を併せて検討しましょう。除湿器やサーキュレーターを使用する際はコンセントも必要になります。コンセントを取り付けておくと、アイロンや衣類スチーマーなども使用できるのであると便利です。
また、湿気対策としてウォークインクローゼットに扉を設けないというのも1つの手段です。目隠しをしたい場合は、別でカーテンやロールスクリーンを取り付けると良いでしょう。 -
まとめ
今回は、ウォークインクローゼットについてお話ししました。ウォークインクローゼットは、荷物の管理もしやすくなるので、荷物の多い方や家族が多い方にはおすすめの設備です。使わなくなった押し入れや空き部屋をリノベーションしてウォークインクローゼットにした事例もありますので、リノベーションを検討する際はウォークインクローゼットの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
収納スペースがなくお困りの方や、ウォークインクローゼットは欲しいけど自分たちに合った間取りや広さが分からないという方は一度KULABOにご相談くださいませ。お客様のご要望を汲み取り、ライフスタイルに合わせた住まいをご提案致します。
このコラムの執筆者
西垣 達貴