今話題のジャパンディテイストとは?取り入れるポイントを解説!!

2024年01月26日

リノベーションを行う際に重要なのがデザインテイスト。どのようなテイストにしたいかを決めることで、使用する内装材や建具、インテリアなどを選ぶ基準となります。また、自分のテイストに合ったお住まいをつくることで、心地よい理想の暮らしが実現出来ます。

今回ご紹介するテイストは「ジャパンディ」。
洗練された印象の中にも温かみが感じられ、海外でも注目を集めているテイストです。

この記事では、内装をジャパンディテイストに仕上げるポイントやコツを紹介していきます。

  • ジャパンディテイストとは?

    "Japandi(ジャパンディ)"とは、"Japan(日本)"と"Scandinavian(北欧)"を掛け合わせた海外発祥の造語となります。日本の落ち着きのある和モダンと軽やかな北欧テイストを組み合わせたテイストです。

    コロナ禍によりおうち時間が長くなったことで、「すっきりと片付いた空間にしたい!」「快適で落ち着く空間づくりがしたい!」という需要が一層高まりました。海外を中心に人気を集め、今では日本の住宅でも取り入れたいテイストとして注目されています。

    ジャパンディテイストは、シンプルながらも温かみを感じられるという特徴があります。色味は主張しすぎないナチュラルカラーをベースに選び、柔らかな光を演出する間接照明、温もり感じる自然素材などを取り入れます。無駄のない洗練されたデザインで、機能美に優れています。
    和と北欧の比率も重要で、「和:北欧=3:7」の比率になるようにレイアウトするとバランス良く仕上がります。居心地の良い空間や、優しい雰囲気の空間にしたい方におすすめのテイストです。

    次に、ジャパンディテイストをつくるポイントについてお話しします。

  • ポイント①余白×機能性

    ジャパンディテイストの魅力のひとつが、”余白による美しさ”です。
    以前欧米では、飾り立てたデザインが好まれており、「シンプル=質素」という印象が広がっていました。しかし最近では考え方が変わり、「シンプル=機能美」と捉えられ、生活感のないスッキリとした部屋がトレンドになりました。

    余白を持たせるために、出来る限り物の数を減らし、収納を上手く活用して生活感を隠すことを心がけましょう。また、背の低い家具で統一することで圧迫感が軽減し、空間がすっきりとしてゆとりある空間に仕上がります。

  • ポイント②ナチュラルな配色で空間をまとめる

    ジャパンディテイストの空間にするためには、土や植物といった地球をイメージさせるアースカラー系の中間色やホワイト、アイボリー、ベージュ、グレーといったシンプルで柔らかい色味のニュートラルカラーをベースにまとめるのがポイントです。
    ベージュやブラウン、グリーンなどの色を使えば、和を感じる落ち着いた雰囲気を演出することもできます。また、内装材のベースカラーを明るくすると北欧テイストが強くなり、暗くすると日本テイストに近づくので、色の配分・明るさによっても空間全体の雰囲気を大きく変えることができます。

    ここで注意したいのが、使う色数を増やしすぎないこと。色数を抑えることで全体がすっきりとまとまり、より洗練された空間になります。

  • ポイント③天然素材のアイテムを使う

    ジャパンディテイストでは、温かみのある天然素材のアイテムを中心に取り入れることをおすすめします。人工的な光沢があるものは避け、木や石、和紙、大理石などの天然素材から選びましょう。

    また、インテリアグリーンとも呼ばれる観葉植物もジャパンディテイストと相性抜群で、ナチュラルな配色で統一した空間に彩りを添えてくれます。特にドライフラワーや枝ものなど見た目が繊細なものを選ぶと、より一層空間に馴染みます。植物も数多く置かないことがポイントです。

  • まとめ

    今回は内装をジャパンディテイストに仕上げるポイントについてお話ししました。和と北欧の特長が融合したジャパンディテイストは、シンプルで温かみがあり心を落ち着かせてくれます。取り入れる素材や和と北欧の比率によって雰囲気が変わるので、ライフスタイルや自分好みに合わせてアレンジしてみてください。

    ここではご紹介しきれなかったポイントや工夫もまだまだございますが、ちょっとしたアイディアで素敵な空間づくりができます。KULABOでは、暮らしやすさとライフスタイルに合わせたデザインのご提案を得意としていますので、まずはやりたいイメージをお伝えください。お客様にぴったりなリノベーションや暮らしをご提案いたします。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

石原 未悠

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