白基調の部屋をおしゃれに仕上げるインテリアデザインのポイント

2024年09月28日

白を基調としたデザインはどんなインテリアにもあう人気のスタイルです。
色使いや素材の組み合わせ次第で、白基調の部屋がより魅力的な空間へと変化します。

今回は、白を基調にしたお部屋をおしゃれに見せるためのポイントについて詳しくご紹介します。白基調の部屋のメリットや、おしゃれな空間にするためのコツをぜひご参考ください。

  • 白を基調としたインテリアが生むメリットとは?

     ①視覚的に広く明るく見せる効果がある 

    白は膨張色であり、光の反射率も高いため、部屋を広く明るく見せる効果があります。窓からの自然光や照明が当たると、その光が白い壁や天井に反射し、空間に奥行き感が生まれるため、狭い部屋や天井の低い場所でも、白を基調とすることで部屋を広く感じさせることが可能です。



     ②清潔感がある 

    白は清潔さを連想させる色のため、特にお風呂やトイレ、洗面所などの水回りで多く採用されています。常に清潔に保たれている印象を与え、汚れが目立ちやすい色であるからこそ、衛生面での意識も高まります。



     ③どんなインテリアにも合わせやすい 

    白は流行りがないため、どんなインテリアとも調和しやすい色です。モダンやクラシック、北欧風など、さまざまなスタイルの家具と相性が良く、白を基調にすることで部屋全体に統一感が生まれます。



     ④生活感のない空間を演出できる 

    白を基調にした部屋は、無機質で洗練された印象を与えやすく、生活感を抑えた空間を演出することができます。必要最低限の家具だけを配置することで、白の持つ「高級感」や「清潔感」を最大限に活かした空間が完成します。特に、ミニマリストやシンプリストの方におすすめです。

  • 白を基調とした部屋づくりの注意点

    白は部屋を広くみせたり、清潔感のある空間を演出できたりしますが、白基調の部屋づくりをする際には注意しておきたいこともあります。

     注意点❶ 

    汚れが目立ちやすい


    白は他の色に比べて汚れが目立ちやすいため、キッチンや廊下など特に汚れやすい場所では注意が必要です。小さな傷やシミでもすぐに目に留まりやすいため、こまめな掃除や手入れを行うことで、常に清潔感のある空間を保つことができます。



     注意点❷ 

    目が疲れやすい


    白は反射率が高いため、長時間過ごすと目が疲れやすくなることがあります。照明の選び方によって、空間の印象や目の疲労感が大きく変わるため、照明の選び方に注意すると良いでしょう。照明には電球色や昼光色などがありますが、太陽の光に近い「昼白色」にすることで、白基調の内装を活かした活気のある空間になるためおすすめです。



     注意点❸ 

    単調な印象になりやすい


    白を基調にした部屋は、統一感がある一方で、全体が単調な印象になりやすいです。そのため、家具やアクセサリーにアクセントカラーを取り入れたり、色味のあるインテリアを取り入れることで、単調すぎないバランスの取れたスタイリッシュな空間が完成します。



     注意点❹ 

    緊張感がありリラックスしにくい


    白の中でも純白に近い色を使用した空間は清潔感がある反面、緊張感を与えやすく、リラックスしにくい場合があります。オフホワイトやクリーム色など、少し柔らかい色合いを選ぶと、緊張感を和らげることができるため、寝室やリラックスしたい空間にはおすすめです。

  • 白い部屋をおしゃれに見せるためのポイント

    ここまでお話ししたメリットや注意点を踏まえて、白基調の部屋をさらにおしゃれにみせるためのポイントをご紹介します。

    インテリアのテーマを決める

    モダンやモノトーンなど、あらかじめインテリアのテーマを決めておくことで、家具や小物の選び方も明確になり、白基調の空間がさらにおしゃれに仕上がります。



    色使いを工夫する

    白には、純白からオフホワイトまでさまざまな種類があります。ホワイト×グレーのモダンテイストや、ホワイト×ベージュの柔らかく温かみのあるテイストなど、それぞれ微妙な色合いの違いを活かすことで、単調すぎない、深みのある空間を作ることが可能です。



    家具や植物、アートで彩りを加える

    白い部屋に彩りを加えるためには、家具や観葉植物、アートなどを活用するのも良いでしょう。シンプルな白い壁にカラフルなアートを飾ったり、家具を差し色として活用することで、部屋全体の雰囲気を引き締め、白の空間にメリハリをつけることができます。



    テクスチャーの異なる素材をミックスする

    異なるテクスチャーの素材を組み合わせることで白い部屋に動きを持たせることができます。タイルや大理石を使用すれば清潔感と無機質な印象を強調できますが、カーペットやリネンを取り入れることで、柔らかさと温かみがプラスされます。

  • 白い内装にリノベーションした事例紹介

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    「揃える」から生まれる美しさ

    愛知県名古屋市西区/K様邸
    家族構成:ご夫婦+お子様1人
    リノベーション費用:約1,550万円
    築年数:築28年


    「揃える」をテーマにしたお住まい。空間を白で統一しながらも、素材やラインも併せることで、空間がスッキリとし、部屋が広く見せる効果を演出しています。

    ▷▶画像の施工事例を見る

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    飽きの来ない色彩と質感でつくる、シンプルリノベ

    愛知県名古屋市南区/M様邸
    家族構成:ご夫婦
    リノベーション費用:約1,290万円
    築年数:築19年


    天井や床、壁を同一の質感の素材で合わせ、淡い色調に統一したシンプルで洗練された空間をデザインのお住まい。空間に合わせてキッチンやカップボード、ソファもオリジナル制作し、空間に統一感を持たせています。

    ▷▶画像の施工事例を見る



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    R+愛猫と暮らす

    愛知県春日井市/M様邸
    家族構成:ご夫婦
    リノベーション費用:約950万円
    築年数:築12年


    ”愛猫との暮らし”をテーマに、愛猫が喜ぶような仕掛けと”アール”をモチーフにしたさり気ない主張があるデザインで空間を彩っています。柔らかさをプラスするために取り入れた木製ルーバーが美しく調和しながらも、シャープな縦ラインが空間を引き締めてくれています。

    ▷▶画像の施工事例を見る

  • まとめ

    今回は白基調の部屋をおしゃれに仕上げるポイントについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
    白は部屋を明るく広く見せ、どんなインテリアにもあうカラーですが、工夫次第でさらにおしゃれな空間へと仕上がります。

    KULABOでは、お客様の理想に近づけるインテリアデザインのご提案をさせていただいております。白を基調としたお部屋づくりに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。リノベーションのプロがお客様のご希望に合わせたプランをご提案させていただきます。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

中島 広樹

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