施主支給とは?リノベーションで後悔しないための基礎知識と注意点
2026年01月17日
2026年01月20日
施主支給とは、リノベーションで使用する設備や建材を、お客様ご自身で手配して現場に提供する方法のことです。
「SNSで見つけた憧れのパーツを使いたい」「こだわりの照明を取り入れたい」といった、既製品の枠にとらわれない理想の住まいを叶えるための選択肢として、近年注目されています。
しかし、自由度が高まる一方で、ご自身で手配するからこそ知っておくべきリスクや注意点もいくつか存在します。今回のコラムでは、施主支給のメリット・デメリットから、後悔しないためのポイントまで分かりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
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施主支給とは?
「施主支給」とは、リノベーションで使う建材や設備を、施主様ご自身で手配して施工会社に提供する方法です。
一般的には施工会社が部材を用意しますが、施主支給では「SNSで見つけた憧れの照明」や「お気に入りのショップのタイル」などを自由に選び、取り付けをプロに依頼できます。最近ではECサイト等で手軽に購入できるようになったため、より自分らしい住まいを叶える手段として選ぶ方が増えています。
ただし、ご自身で発注を行うため、サイズ間違いや配送スケジュールの調整、故障時の保証対応など、施主様が担う責任も発生します。また、会社によって受け入れ可能な範囲が異なるため、事前の相談が重要です。 -
施主支給のメリット
施主支給を上手に活用すれば、こだわりを形にしながら費用を抑えられる可能性があります。
主なメリットを以下3つご紹介します。
デザインの選択肢が広がる
施工会社が提携しているメーカーの枠にとらわれず、幅広い選択肢から設備を選べるのが最大の魅力です。「SNSで見つけた憧れのパーツ」や「アンティーク一点もの」など、細部まで理想を追求した住まいづくりが可能になります。
こだわりのアイテムを取り入れやすい
国内メーカー品だけでなく、洗練されたデザインの海外製品を取り入れられるのも施主支給ならではです。特定のブランドや作家の作品など、自分の好みにぴったりの「お気に入り」を自由に組み合わせることができます。
タイミング次第ではコスト調整につながる場合もある
施主支給ではアイテムを調達するルートが自由なため、複数のショップやサイトを比較検討して、よりリーズナブルな価格で購入することも可能です。ご自身の予算に合わせて安価な調達方法をコツコツ選んでいくことで、結果としてリノベーション全体のコスト調整につながることもあります。
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施主支給のデメリット・注意点
自由度の高い施主支給ですが、すべてを自分で行うからこその注意点もあります。
後悔しないために、以下のデメリットや注意点を事前に把握しておきましょう。
サイズ・仕様違いによる取付不可のリスク
ご自身で選んだアイテムが、現場のサイズや仕様に合わず、取り付けられないケースがあります。特に海外製品や特殊なデザインのものは注意が必要です。購入前に必ず、取り付け箇所の寸法や仕様が適合するかをリノベーション業者に確認しましょう。
納期遅延による工期への影響
商品の到着が工事のタイミングに間に合わないと、リノベーション全体のスケジュールが遅れてしまいます。ネットショップの在庫状況や配送日数を確認し、余裕を持ったスケジュール管理が必要です。
初期不良・不具合時の対応責任が施主側になるケース
届いた商品が破損していたり、部品が足りなかったりといった初期不良が見つかった場合、返品・交換の手配はすべて施主様ご自身で行う必要があります。そのため商品到着後、すぐに検品を行うなどの注意が必要です。
工事会社の保証対象外になる可能性
一般的に、施主支給品そのものの故障や、その製品が原因で起こったトラブルについては、施工会社の修理保証の対象外となります。万が一、設置後に動かなくなった場合は、施工会社ではなくメーカーや購入店へ直接修理を依頼することになるため、保証書などは大切に保管しておく必要があります。
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施主支給が向いている人・向いていない人の特徴
施主支給は上記で説明した通り、メリット・デメリットがあります。ご自身の性格やライフスタイルに合わせて検討してみましょう。
施主支給が向いている人
◎仕様確認や手配を楽しめる人
膨大な商品の中から理想の一品を探し出し、サイズや仕様を細かくチェックする過程を楽しめる方に向いています。
◎スケジュール管理ができる人
工事の進捗に合わせて、適切なタイミングで商品を現場に届けるための発注手配を、計画的に進められる方におすすめです。
◎デザインへのこだわりが明確な人
「どうしてもこのブランドのこのパーツを使いたい」という強いイメージがあり、理想の空間を妥協なく追求したい方に最適です。
施主支給が向いていない人
△忙しくて打ち合わせ時間が限られている人
仕事や家事で忙しく、商品選定や納期管理に割く時間を確保するのが難しい場合は、施工会社に一括して任せるのが安心です。
△失敗リスクを極力減らしたい人
サイズ間違いや初期不良時の対応など、万が一のトラブルを自分で抱えたくない方は、施工会社に手配を依頼する方がスムーズです。
△できるだけ施工会社に任せたい人
自分で探すよりも、プロが選んだ品質や保証の確かなものから選びたいという方は、施工会社のラインナップから選ぶことで後悔を防ぐことができます。 -
リノベーションで施主支給されやすいもの・それぞれの注意点
多くの施主様が実際に支給されている人気のアイテムと、それぞれのアイテムのチェックポイントをご紹介します。
■照明器具


◁左の画像の施工事例を見る
施主支給品:ブラケット照明
▷右の画像の施工事例を見る
施主支給品:ダイニング照明
デザインのバリエーションが非常に豊富で、空間の主役にもアクセントにもなるため、最も施主支給に取り入れやすいアイテムです。
注意点①:日本と海外の電圧差に注意!
海外製の照明の場合、日本で使用すると照度不足になってしまう可能性があるので購入前に数値を確認しましょう!
注意点②:電球の破損に注意!
電球がむき出しのデザインの照明は、海外から運ばれてくる際に壊れて届く可能性もあるので、日本のサイトで購入するのがおすすめです。
■水栓・タオル掛け・ペーパーホルダーなどの設備小物


◁左の画像の施工事例を見る
施主支給品:トイレペーパーホルダー
▷右の画像の施工事例を見る
施主支給品:洗面タイル・タオル掛け
洗面所やトイレなどの限られた空間において、手軽に統一感や自分らしさを演出できる人気のカテゴリーです。小さなパーツですが、素材や質感にこだわることで、毎日使う場所を自分好みの雰囲気に変えることができます。
注意点①:設置場所の下地を確認しましょう!
特にタオル掛けやペーパーホルダーは、壁にしっかりと固定するための「下地」が必要です。設置したい位置を早めに伝えておかないと、壁の強度が足りず落下の原因になる場合があります。
注意点②:水栓の規格を確認しましょう!
海外製の水栓は、日本の配管サイズと合わないケースが多いです。接続部品が別途必要になったり、メンテナンスが難しくなったりすることもあるため、事前に施工会社へ相談しましょう。
■ミラー・アクセサリー類


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施主支給品:洗面ミラー
▷右の画像の施工事例を見る
施主支給品:照明・ミラー・拡大鏡・タオル掛け
ミラー・アクセサリー類は、暮らしの利便性とデザイン性を同時に高めてくれるアイテムです。既製品の洗面台に好きなミラーを組み合わせる「造作風」の仕上げも、施主支給を活用することでコストカットできる場合があります。
注意点:重量とサイズのバランスに注意!
大きな鏡などは想像以上に重いため、壁の強度だけでなく、搬入経路や取り付けスペースが十分にあるかを事前に測っておくことが大切です。
※逆に施主支給を避けたほうがよいものとは?
逆に、施主支給を避けたほうがよいものもあります。
例えば、寸法計測や搬入がシビアなキッチン・浴室などの大型設備や、現場での細かな加工が必要なドアなどはトラブルのリスクが高いためおすすめしません。こだわりと安全性のバランスを考え、リスクの高いものは施工会社に一任したほうがいいでしょう。 -
施主支給をする前に必ず確認したい5つのポイント
いざ商品を購入したのに「取り付けられない...。」というトラブルを防ぐため、事前に以下の5項目をチェックしておきましょう。
①施工会社が施主支給に対応可能か
すべての施工会社が施主支給を受け入れているわけではありません。会社によっては、責任の所在を明確にするために、お断りしているケースもあります。まずは検討している会社が対応可能か、早い段階で確認が必要です。
②支給可能な範囲とNGなもの
対応可能な会社でも「照明はOKだが、キッチンやユニットバスなどの大型設備はNG」といった制限がある場合があります。また、ガスや電気の専門資格が必要なものは断られるケースもあるため、支給したいアイテムの範囲を事前に提示して相談しましょう。
③いつまでに何を用意すべきか
工事の進捗に合わせて、適切なタイミングで現場に届ける必要があります。早すぎると保管場所がなく、遅すぎると工事が止まってしまいます。いつまでに注文し、いつ現場に届けるべきか、担当者とスケジュールを細かく共有しましょう。
➃図面や仕様書で事前確認を行う
「デザインは良いけれど、周りの雰囲気と合わない」「配管の位置がずれている」といったミスは非常に多いトラブルです。購入前に、検討している商品の仕様書を施工会社に見せ、現場に取り付け可能かどうかの判断を仰ぎましょう。
⑤取付費・保証の扱い
「自分でモノを用意すればその分安くなる」と考えがちですが、別途「取付工事費」や「資材管理費」が発生することが一般的です。また、万が一の故障時の保証がどうなるのか、見積書や契約内容を改めて確認し、納得した上で進めることが大切です。
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リノベーション会社と上手に施主支給を進めるコツ
施主支給を成功させる鍵は、施工会社としっかりコミュニケーションを取りながら、準備を進めることです。トラブルを防ぎ、理想の仕上がりに近づけるために以下3つのポイントを意識してみましょう。
*早い段階で「施主支給を考えている」と伝える
施主支給を検討している場合、プランニングの初期段階で「施主支給を考えているアイテムがある」と伝えましょう。工事が始まってからでは、下地の補強や配管の準備が間に合わず、取り付けを断念せざるを得ないケースもあります。早めに相談することで、そのアイテムを前提とした設計を進めてもらえるでしょう。
*口頭ではなく資料やURLで共有する
口頭だけで伝えるのではなく、検討している商品のカタログ資料やWebサイトのURLを共有しましょう。施工会社が正確なサイズや設置方法を確認できるよう、できる限り具体的な情報を提供することでトラブル回避に繋がります。
*「全部施主支給にしない」という判断も大切
こだわりたいポイントを絞ることも重要です。例えば、デザインを左右する照明や鏡は施主支給にし、万が一の故障で生活に支障が出るキッチンや給湯器などは保証の厚い施工会社にお任せするなど、メリハリをつけることで、安心とこだわりを両立できます。
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まとめ
施主支給は、自分たちの手で「お気に入り」を揃えることで、リノベーションの満足度を高めてくれる素敵な方法です。
しかし、自由度が高いからこそ、事前のサイズ確認や納期管理、そして施工会社に任せるべき範囲を見極めることが成功への鍵となります。
KULABOでは、お客様のこだわりたい想いを大切にしながら、施工のプロとしての視点から安心・安全な施主支給の進め方をアドバイスさせていただきます。 「このアイテムを使いたいけれど、取り付けられるかな?」といった不安や疑問への相談も受け付けております。
ぜひお気軽にお問い合わせください♪
このコラムの執筆者
西垣 達貴












