トイレメーカーを比較|リノベーションで選ばれているメーカーと価格目安

2026年01月31日

トイレは毎日使う場所だからこそ、「どれを選ぶか」で暮らしの快適さが大きく変わります。
一方、見た目や機能だけで選んでしまい、「思っていたのと違った」「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。

今回のコラムでは、よくあるトイレメーカー選びの失敗例をはじめ、主要メーカーの特徴や価格目安、リノベーションで後悔しないためのポイントを分かりやすく説明します。

  • よくあるトイレメーカー選びの失敗例

    失敗①ショールームで見て決めたが、空間に合わなかった


    ショールームで気に入ったトイレでも、実際に自宅へ設置すると「空間に合わなかった」と感じるケースは少なくありません。トイレはデザインや色味、サイズ感によって空間の印象が大きく変わります。
    そのため、トイレ単体だけで判断するのではなく、床や壁、収納を含めた全体のデザインイメージを明確にしてから選ぶことが大切です。



    失敗②高機能すぎて、結局使っていない機能が多い


    トイレには清掃機能や洗浄機能、エコ機能、快適機能などさまざまな機能があります。しかし、機能が多いトイレを選んだものの、「結局使っているのは1~2機能だけ」なんてことも。
    使わない機能が多いと、本体価格が高くなるだけでなく、将来の修理費用が高くなる可能性もあります。必要な機能となくても困らない機能を見極めて選びましょう。



    失敗③掃除が思ったより大変だった


    凹凸が多い形状や、デザイン性を重視した複雑なフォルムのトイレは、見た目は良くても掃除がしにくい場合があります。特に、便器のフチや床との接地部分、手が届きにくい隙間は汚れが溜まりやすいポイントです。デザイン性と掃除のしやすさのバランスを考えながら、選ぶことで、日々の負担を減らすことができます。



    失敗④既存配管の影響で、想定外の追加費用が発生した


    トイレのリノベーションでは、既存の配管状況によって追加工事が必要になる場合があります。トイレの位置や向きを変更する場合や、一体型トイレからタンクレストイレへ変更する場合などは、配管工事が必要となり、追加費用が発生するケースも少なくありません。
    そのため、トイレの本体価格だけでなく配管工事を含めた全体的な工事費用を事前に確認することが大切です。

  • トイレメーカーを比較する前に知っておきたい基本知識

    トイレは、メーカーによってデザイン・機能・清掃性・価格帯が大きく異なります。
    同じように見えるトイレでも、使い勝手やお手入れのしやすさ、コスト面には違いがあり、選び方を間違えると後悔につながることも少なくありません。
    また、リノベーションの場合は、好みだけで自由に選べるわけではなく、既存の配管位置やトイレ空間の広さ、家の構造上の制約によって、選べる商品が限られる場合があります。

    そのため、メーカーごとの特徴を比較する前に、「何が違うのか」「配管や空間の条件によって、選べるトイレが変わること」という基本的なポイントを押さえておくことが大切です。

  • KULABOでも採用が多い主要トイレメーカー3選と特徴・価格目安

    TOTO


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    ネオレスト 事例をみる

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    レストバルF 事例をみる



    デザインシンプル〜スタイリッシュまで幅広い
    機能節水・節電、オート洗浄など高機能
    清掃性洗浄力と汚れ残りの少なさが強み
    価格目安約24万円〜約78万円前後

    TOTOは国内トップクラスのシェアを誇るトイレメーカーで、日本だけでなく海外でも幅広く採用されています。節水・節電性能に優れ、使い勝手と清掃性のバランスが良い点が特徴です。

    代表的な機能が「トルネード洗浄」。渦を巻くように水を流す洗浄方式で、少ない水量でも便器全体をしっかり洗い流します。水がまんべんなく当たるため、汚れが残りにくく、日常の掃除の手間を軽減できます。

    TOTOはネオレストをはじめ、収納付きのレストパルや一体型トイレなどラインナップが豊富である一方、普及モデルもあるため、デザイン性を重視したい方から実用性を重視したい方まで幅広く選ばれているメーカーです。



    LIXIL


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    サティスX 事例をみる

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    アメージュ 事例をみる



    デザインスタイリッシュ、空間映えするデザインが豊富
    機能素材の質の高さ、消臭・除菌・洗浄機能が充実
    清掃性素材そのものが汚れにくい
    価格目安約23万円〜約65万円前後

    LIXILは、INAXブランドでトイレを展開している国内主要メーカーのひとつです。
    デザイン性の高さに加え、素材そのものの清掃性や、消臭・除菌機能に強みがあります。

    INAXのシャワートイレは、洗浄用ノズルとビデ用ノズルの2本構造を採用しており、清潔性に配慮された設計が特徴です。また、汚れが付きにくく落としやすい「アクアセラミック」を便器素材に使用しており、頑固な水アカや汚れの発生を抑えます。

    洗浄機能が充実した「サティス」シリーズや、床から便器が浮いたフローティングタイプの「フロート」など、デザイン性を重視したラインナップが多く、リノベーションとの相性も良いメーカーです。



    Panasonic


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    アウラーノ 事例をみる



    デザインシンプル、実用的
    機能スゴピカ素材、ナノイーX、省エネ設計
    清掃性掃除作業そのものを減らす設計
    価格目安約18万円〜約44万円前後

    Panasonicのトイレは、清掃性と衛生機能を重視した設計が大きな特徴です。
    特に、全自動で便器を洗浄する「アラウーノ」シリーズは、リノベーションでも人気があります。

    汚れが付きにくく落としやすい「スゴピカ素材」や、Panasonic独自の「ナノイーX」により、清潔さを保ちやすい設計が特徴です。高機能ながらエントリーモデル〜中位グレードが中心で、コストパフォーマンスを重視したい方に向いています。

  • リノベーションでトイレメーカーを選ぶときのポイント

    |トイレ空間のサイズを把握し、入るメーカー・シリーズを絞る


    トイレ空間の広さは、一般的に0.4坪〜0.75坪が多く、広さによって設置できるトイレのシリーズが異なります。例えば、カウンター付き・キャビネット付きのトイレは、動線や使い勝手を考えると0.5坪以上の広さを必要とする場合がほとんどです。
    一方、限られた空間でも、TOTOのネオレストやLIXILのサティスなどのタンクレストイレは、タンクがない分、奥行きを抑えられるため、空間をすっきり見せたい場合に向いています。



    |既存配管の位置を確認し、追加工事が必要か見極める


    既存配管が床排水か壁排水か、またどの位置に配管が通っているかによっては、追加工事が必要になる場合があります。
    まずは、希望するトイレを設置するために追加工事が必要かどうかを確認したうえで、メーカーやシリーズを絞りましょう。



    |自分たちの暮らし方に合った「掃除のしやすさ」を基準に選ぶ


    同居する人数や年齢によってライフスタイルは異なり、トイレの汚れ方や掃除頻度も変わります。
    小さなお子様や男性がいるご家庭では、便器周りに汚れが発生しやすく、こまめな掃除が必要になることも。掃除の頻度を減らしたい場合は、自動洗浄機能や汚れが付きにくい素材など、洗浄・清掃機能に特化したトイレを選ぶと負担を軽減できます。



    |デザインだけで決めず、使い勝手と将来性も含めて比較する


    トイレの寿命は一般的に15年前後とされていますが、耐久性に優れた商品を選ぶことで、より長く使い続けることも可能です。
    また、タンクと便器が別になっている組み合わせトイレは、どちらかが故障した場合でも故障した部分だけを交換できるため、結果的に20〜30年ほど使えるケースもあります。
    見た目だけでなく、将来のメンテナンス性や交換のしやすさまで含めて比較することが、後悔しないトイレ選びにつながります。



  • まとめ

    トイレメーカー選びで後悔しないためには、デザイン・機能・清掃性・価格だけでなく、物件の制約や配管状況、暮らし方に合っているかを総合的に考えることが大切です。

    特にリノベーションでは、設置条件によって選択肢が限られることもあるため、トイレ単体で考えるのではなく、間取りや動線、他の水回りとの関係性まで含めて計画することが重要です。そうすることで、日々の使い勝手に配慮した、無理のない住まいづくりにつながります。

    KULABOでは、間取りや配管計画、ライフスタイルまで含めて住まい全体のバランスを考えたリノベーションをご提案しています。住まいリノベーションをご検討中の方は、是非お気軽にご相談ください。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

原 佑帆

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