意外と知らないリノベーションのメリットとデメリットをご紹介!

2023年11月17日

家を建てたり、新築物件を購入したりする以外に「中古物件を購入してリノベーション」という選択肢が一般的になりつつあります。ただ、耐震性や心象的な問題で、「新築ではなく本当にリノベーションでいいのか?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、リノベーションのメリットデメリットや、リノベーションをするのに向いてる人の特徴などを解説します。

  • リノベーションのメリット

    リノベーションの大きなメリットとして4つ紹介します。


    1.自由にカスタマイズできる!


    ライフスタイルに合わせて空間づくりを行える点が大きな魅力です。骨組みだけを残して改修するスケルトンリフォームを行えば、間取りから見直しができ、自分好みの住まいを手に入れられます。


    2.購入物件の選択肢が増える!


    新築物件だけに絞るより、中古物件も視野に入れて探したほうが選択肢はグッと広がります。特に人気なエリアで物件を探す場合、選択肢は多い方が早く購入に辿り着けます。また、駅近の物件でも新築だと高価ですが、中古であれば予算的にも選択肢が広がります。


    3.コストを抑えられる!


    既存の建物をリノベーションする分、新築住宅に比べて、マンションも戸建も購入コストを抑えることもできます。


    4.完成後をイメージしやすい!


    もともとある建物をリノベーションするので、完成後の暮らしをイメージしやすいです。例えば、内観や外観が変わっても、窓から見える景色や日当たりや周辺環境は変わらないため、立地や既存の家を存分に生かした住まいづくりが可能です。

  • リノベーションのデメリット

    リノベーションを具体的に検討している方にとって、デメリットを許容できるかがポイントでもあります。


    1.間取りやデザインに制約がかかる可能性がある


    建物の構造やマンションの管理規約によって、リノベーションの工事内容に制約がかかることがあります。例えば、ツーバイフォー工法の一戸建てや壁式構造のマンションの場合は、壁で建物を支えているため一部の壁は撤去できないということがあります。また、マンションの場合、窓サッシやバルコニー、玄関ドアなどの共有部分はリノベーションできないことが多いです。


    2.建物によって費用が変動する


    新耐震基準が施行された1981年より前に建築された建物は耐震基準を満たしていないことが多く、別途耐震改修費が必要になることがあります。また、躯体や排水管などが劣化している場合は修繕費がかかります。


    3.リフォームローンは金利が高めの場合がある


    リフォームローンは審査が比較的ゆるやかで無担保で借りられるというメリットがあります。その分、住宅ローンよりも金利が高いというデメリットがあります。ただ、中古物件の購入からリノベーションを行う場合、リノベーションの工事代金も金利の低い住宅ローンに組み込める可能性もあります。

  • リノベーションに向いている人は?

    リノベーションに向いている人は下記のような希望をお持ちの方が中心になります。

     立地を重視したい
    物件探しから検討中の方にとっては新築だけでなく、中古物件も選択肢に含めることで、より希望の立地に近い場所で物件を見つけられる可能性が高まります。

     できるだけ費用を抑えたい
    新築に比べリノベーションの方が総額の費用は安くなる傾向にあります。 

     可能な限り自由にカスタマイズしたい
    家族のライフスタイルやご自身の趣味に合わせたデザインにしたい方は、リノベーションがおススメです。

  • まとめ

    リノベーションを行う際のポイントは、立地、コスト、自由度です。既存の物件を工事していく分、予想していなかったことが起きたり、想定外の費用がかかることがあります。リノベーションはそういうものだと考え、フレキシブルに対応することも大切です。

    また、想定外の費用をなるべくなくすためには中古物件の購入前から、リノベーション・リフォームが必要な箇所を把握しておくことが大切です。
    中古物件の購入前にリフォーム会社のスタッフを連れて物件を見学することも可能なので、是非一度リフォーム会社に相談してみてください。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

森居 寛幸

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