家族に合った間取りが見つかる!二世帯住宅の間取り3タイプ!

2024年06月25日

二世帯住宅は、異なる生活リズムの家族が一緒に暮らすので悩みやストレスを抱えてしまう事も、、、暮らしやすい二世帯住宅にする為のポイントの一つが、お互いの生活スタイルが考えられた間取りにすることです。二世帯住宅は「完全共有型」「一部共有型」「完全分離型」と大きく分類して3種類の間取りタイプがあります。今回は間取りのタイプ別に特徴をご説明します。

  • 家族のぬくもりを感じられる「完全同居型」

    完全同居型とは、基本的にすべての設備を二世帯で共有して生活するスタイルです。二世帯が同じ居住スペースで生活することになり、とても賑やかに過ごすことが出来ます。

     メリット 

    ・家族間のコミュニケーションが取りやすい
    ・光熱費を節約できる
    ・既存の設備を利用するのでリノベーション費用が抑えられる
    ・必要設備が1つで済むのでその他のスペースを広くとれる
    ・子育てや家事を手伝ってもらいやすい



     デメリット 

    ・プライバシーの確保が難しい
    ・水回りが混雑することも



    一般的に生活リズムやライフスタイルがそこまで変わらない場合に採用されることが多いです。一緒に生活することにストレスを感じにくい方や、とにかく費用を抑えたいという方には魅力的な間取りです。

  • 間取りの自由度が高い「一部共有型」

    一部共有型は、玄関・キッチン・浴室などの設備の一部を共有するタイプの二世帯住宅です。どの部分を共有するかで保つことのできるプライバシーも変わってきます。一般的に一部共有とは、玄関、浴室、キッチンを共有することが多いです。

     メリット 

    ・完全同居型よりプライバシーが守られる
    ・適度なコミュニケーション
    ・共有する部分間取りの自由度が高い



     デメリット 

    ・完全同居型よりも設備費用がかかる
    ・どこまでを共有するか考えておく必要がある



    一部共有型は、完全同居型と完全分離型の中間にあたるので、それぞれの良いところを取り入れることが出来ます。プライバシーをある程度確保しつつ、コミュニケーションを取りやすい住まいを作りたい方にはぴったりです。

  • 世帯ごとの自立した暮らしが叶う「完全分離型」

    完全分離型は、玄関を親世代と子世代で別々に設置し、内部の設備も完全に独立させるタイプです。共有するスペースがなく、2戸の家が連結したような住宅です。プライバシーは守られながら、すぐ近くに家族が住んでいるため何かあった時にはお互い助け合う事が出来ます。

     メリット 

    ・生活リズムが違ってもお互い気を遣う必要がない
    ・プライバシーの確保がしやすい
    ・各世帯の光熱費なども把握しやすい
    ・自分たちの考えを反映しやすい
    ・一世帯分の居住スペースが空いた場合、賃貸物件として貸し出すことが出来る



     デメリット 

    ・リノベーション費用が高くなる
    ・ひとつの住宅の中に水回りを2世帯分つくらなければならないため、居住スペースが狭くなってしまう



    完全分離型の二世帯住宅のつくり方には、さらに縦割り型と横割り型の2つの形態があります。
    縦割り型は、建物を縦に区分して親世帯と子世帯の居住空間を構成するものです。生活時間やライフスタイルが違っても、双方に与える影響が少なく、ストレスが少ない間取りです。横割り型は、例えば1階に親世帯、2階に子世帯のように各階に1世帯ずつ居住するケースです。階段や玄関を共有にするなど、縦割り型よりも低コストでリノベーションも可能になります。

    生活リズムの違いや程良い距離感で仲良く生活するために、完全分離型の間取りを選択する方も多いようです。

  • まとめ

    今回は二世帯住宅の代表的な間取り3タイプについて紹介いたしました。どのタイプの間取りが合うのかは人それぞれですので、各世帯が快適な暮らしができるようにじっくり話し合いをして決めましょう。

    「どのような間取りがいいのかわからない」「やりたいイメージはあるけど出来るのかな」と迷われている方。まずは一度リフォーム会社に相談してみてください。ご状況をお伺いしたうえでプロからより良いご提案させて頂きます!

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

西垣 達貴

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