リノベで取り入れたい!造作家具の魅力とは?

2024年09月24日

造作家具は、スペースに合わせて家に造り付けで作る家具で、デザインの自由度が高く、使い勝手の良いオリジナル家具をつくれるため、リノベーションをする際に取り入れる方も多くいらっしゃいます。
今回は、「リノベーションするならインテリアまでこだわりたい!」という方に向けて、造作家具の魅力についてお話します。

  • 造作家具とは?

    造作家具は建てる家や部屋のサイズに合わせて作られる家具で、いわゆる造り付け家具やオーダー家具のことを指します。造作できる家具は、ダイニングテーブル、キッチン、洗面台、収納棚などが例としてあげられ、新築やリノベーションの際に取り入れられることが多いです。設計から素材選択まですべてを一から行うので、世界で一つの家具をつくることが出来ます。

    同じ造作家具でも、造作家具の製作方法は「大工工事」と「家具工事」の大きく2種類に分けられ、作り方や仕上がりに違いが生まれます。

     大工工事 

    大工工事は、建築現場で材料をカットし大工さんがその場で家具を製作する方法です。板やパーツの状態で材料を運ぶため、運搬、搬入、設置費用などのコストを抑えるられる点がメリットです。また現場で製作することで、大きさの微調整や部屋全体との統一感を出せることができます。カウンターテーブルやオープン棚など比較的シンプルな構造の家具に適している製法です。

     家具工事 

    家具工事は、工場で制作した家具のパーツを現場に搬入し、組み立てと取付工事をする方法です。種類豊富な材料と設備から精度の高い家具を造作することが可能です。扉や引き出しのある複雑な構造の家具に適しています。


    それぞれメリットデメリットがあるので、特徴を理解したうえでベストな工事方法を選択しましょう。

  • 造作家具のメリット

    次に、造作家具を作ると具体的にどのようなメリットがあるのか紹介します。

    *置く場所に合わせてベストな寸法の家具が作れる

    造作家具の魅力はなんといっても部屋にぴったりのサイズで注文できることです。一般的な家具を置いたときにできるような無駄な隙間ができる心配がありません。

    *統一感のある部屋に仕上がる

    既製品の家具を購入する場合、「理想の家具が見つからない」「購入したけど部屋のイメージに合わなかった」というお話をよく耳にします。造作家具は大きさだけでなく、デザインも自分好みにつくることが出来ます。そのためイメージと違ったという問題が起きにくく、壁材や建具などと仕上げを合わせお部屋のインテリアに統一感を持たせられます。

    *地震で倒れてくる心配がない

    造作家具は設置場所のサイズに合わせて作り、壁や天井に固定されるので、一般の家具に比べて地震などで転倒するリスクが少なくなります。耐震性に優れている点は、安心した暮らしの実現には非常に重要な要素の一つです。

  • 造作家具の価格とオーダー時のポイント!

    ここまで造作家具の魅力についてお話させていただきました。最後に気になる造作家具の価格とオーダー時に気をつけたいポイントについてお話します。

    造作家具は、使用する素材や大きさ、工事方法により価格は大きく変動します。費用は10万前後のものから数百万円に上るものまであり、一般的な既製品の家具に比べ価格が高くなる傾向にあります。その反面、造作家具は予算に合わせて使用する材料を選べるメリットがありますので、工事で余った材料を使用したりシンプルな構造で製作すればコストダウンも可能です。

    時間とコストがかかる造作家具。失敗しないように、造作家具をオーダーするときのポイントを押さえておきましょう。

    *デザインだけでなく実用性も意識する

    造作家具を作る際にデザインばかり重視してしまい、実際使用するときに使いづらいこともあります。誰が何を目的として使用するのか明確にしてから相談するとよいでしょう。

    *将来を見据えよう

    造作家具は壁や天井に固定されているので、家具の移動や撤去がしづらくなります。将来的にお部屋の使い方を変える場合は、造作家具が邪魔にならないように考慮した計画をしましょう。

    *スケジュールに余裕を持とう

    造作家具は一からつくりあげるので、満足な仕上がりになるまで入念な打ち合わせが必要です。完成するまで時間がかかることを念頭に置いて、余裕をもったスケジュールで動くことをお勧めします。

  • KULABOで施工した造作家具の施工事例

    最後にKULABOで実際に施工した造作家具の事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

    造作家具のリノベーション事例
    造作家具のリノベーション事例

    ▶施工事例を詳しく見る
    間口いっぱいに計画した迫力ある造作テレビボードは大容量の収納つき。テレビボードと一体化した幅220cmのワークカウンターでは、お子さま3人並んで勉強が可能です。


    造作家具のリノベーション事例
    造作家具のリノベーション事例

    ▶施工事例を詳しく見る
    TVボード×ヌック×小上がりの世界に一つだけのオリジナル造作家具。ヌックとTVボードに引き出しを設け、リビングの収納力を高めています◎


    造作家具のリノベーション事例
    造作家具のリノベーション事例

    ▶施工事例を詳しく見る
    ソファのクッションの素材・色味を家の雰囲気に馴染むカラーをチョイス。リビング収納の建具もラタンの面材を使って造作で計画し、部屋に抜け感が生まれました。


    造作家具のリノベーション事例
    造作家具のリノベーション事例

    ▶施工事例を詳しく見る
    新築分譲住宅を、自分らしい住まいにするためリノベーション。TVボードや収納扉、カップボード収納などこだわって造作。モルタル×木のモダンテイストに仕上げました。


    造作家具のリノベーション事例
    造作家具のリノベーション事例

    ▶施工事例を詳しく見る
    キッチンとダイニングテーブルが一体となった造作キッチン。シンプルな空間にオークの突板でつくったキッチンは空間の主役に◎


    造作家具のリノベーション事例
    造作家具のリノベーション事例

    ▶施工事例を詳しく見る
    デザイン性が損なわれないように、玄関収納と洗面台を造作で繋げて製作。リノベーションだからこそできるアイデアです。

  • まとめ

    いかがでしょうか?造作家具は部屋全体の統一感を出し、より快適な暮らしを実現できます。既製品を購入するよりも安くはないかもしれませんが、それを上回るメリットがたくさんあります。リノベーションする際は造作家具を取り入れることを検討しても良いでしょう!

    当社でも造作家具を取り入れた施工事例が多くございます。お客様のご希望をお伺いしたうえで、デザインと暮らしやすさを考慮したご提案させていただきますのでご興味ございましたら是非お問い合わせださい。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

山内 翔太

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