住宅ローンorリフォームローン?リノベーションする際のおすすめ資金計画!-第二弾-
2022年11月15日
2024年11月12日
地価・建材費用が高騰している現在、新築戸建や新築マンションを購入するハードルがますます高くなっています。そんな中、注目を集めているのが「中古住宅+リノベーション」という選択肢です。新築に比べてリノベーションの方が総額の費用を抑えられて、自分好みに自由にカスタマイズできる点が魅力です。
それではいざリノベーションをすると決めた時、不安になるのが資金面について。「リフォームリノベーションを行う際はどんなローンが組めるのだろう?」「お得にリノベーションを行う方法はないの?」と疑問に思うのではないでしょうか。
この記事では、リフォームリノベーションをする際に実践したいお得なローンの組み方や、住宅ローンとリフォームローンの違いについてお話しします。今回は住宅ローン編とまとめです!
CONTENTS
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住宅ローンとは?
住宅ローンとは、基本的には住宅を購入する際に利用するローンです。しかし諸条件を満たすことにより、リノベーションのみを行う時も住宅ローンを組むことが可能な商品もあります。そのため、状況によってはリノベーションを行う際も住宅ローンにて融資を受けることがあります。
融資条件として保険加入必須・抵当権設定必須の場合が多く、住宅ローンはローン審査が比較的厳しいと言われています。住宅ローン借入時には、主に事務取扱手数料や印紙代、保証料、各種保険料といった様々な費用がかかることがあります。さらに、確認事項などが多いため審査時間も長くなります。
ただし、
・借入年数が長期で融資可能(35年迄など)
・高額な金額も借入可能(数千万円など)
上記のようにプラスの内容も多くあります。
大規模リノベーションを検討していて高額な融資を組む際は、借入限度額が比較的高く、借入年数を長期で組むことが可能な住宅ローンを適用することで、お得にリフォームリノベーションが出来る可能性があります。但し、金融機関によって異なるため、事前に確認する必要があります。 -
住宅ローンの審査基準
住宅ローンも審査基準は各金融機関それぞれです。審査時に確認されることが多いポイントを説明します。
・健康状態
多くの金融機関では、住宅ローンを組む際に団体生命保険の加入が条件となります。団体生命保険(以下、「団信」)とは、住宅ローンの契約者が亡くなってしまったり高度障害になってしまったりと、万が一のことがあったときに保険金により残りの住宅ローンの残高が完済される保障制度のことです。
健康状態に問題がある場合は、団信への加入が認められません。団信に加入が出来ないと、それを理由に住宅ローンの審査が通らないことがあります。その際は、団信への加入が任意である住宅ローンを選ばなければいけません。
・担保評価
住宅ローンを組むときは購入する不動産を担保として設定します。もしローンの返済が滞れば、金融機関が担保になった不動産を売却してお金を回収します。そのため、不動産の担保評価は重要な審査基準の一つです。
担保評価は、周辺の同程度の物件売価から物件の築年数や構造によって評価額を加減して決定します。その際に築年数が古い物件は評価額が低いことが多く、住宅ローン借入額が低くなったり審査が通らないことがあります。
・個人信用情報
個人信用情報とは、クレジットやローンなどの信用商品の利用歴が記録されている個人情報のことを言います。住宅ローンの審査時には、個人信用情報に延滞や債務整理などの履歴がないかを厳しく精査します。クレジットカードや公共料金、携帯料金など支払いが延滞するなどの金融事故を起こしていると、返済能力が低いとみなされ住宅ローンの審査が通りづらくなります。
信用情報に不安がある場合は、情報を管理しているJICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターに開示請求をして、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
上記以外にも「年齢」、「勤務先、雇用形態、勤続年数、年収」、「返済負担率」はリフォームローン同様に審査基準のポイントになります。
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リフォームローンと住宅ローンの違いは?
リフォームローンと住宅ローンの違いについて上記の表にまとめましたのでご確認ください。
借入年数・借入限度額・金利を踏まえると、住宅ローンを組める条件に該当していてリノベーションを検討されている場合は、住宅ローンの方がお得にローンを組むことが出来る可能性があります。ローンの借り方一つで、ローン完済の時に何十万、何百万も違いが出ることも。お得なローンの組み方を知っているか知っていないかで、最終的に支払う費用に大きく差が出てしまうのです。
理想のリノベーションの実現するための第一歩は、正しい資金計画を行うことです。中古住宅の購入費用やリノベーション費用のみならず、現在の収入や支出、教育費や老後資金といった将来に備えた貯蓄なども考慮した、無理のない資金計画を立てるようにしましょう。KULABOでは、リノベーション金額や月々の支払い希望額をご相談させて頂き、お客様のご状況を踏まえた最善策をご提案いたします。 -
まとめ
今回は、リフォームローンと住宅ローンそれぞれの特徴や違いについてお話ししました。金融機関によってローン内容や審査条件などの違いがありますので、今回ご紹介した内容はあくまでも検討材料の一つとして参考にしてください。
「ローンが通るのか?」「自分に適したローンはどちらだろう?」など資金面は不安や疑問がつきものです。お得にローンを組んでリフォームリノベーションを行いたい場合は、リフォーム会社に相談することをおすすめします。
KULABOには融資に関して豊富な知識を持つスタッフが数多く在籍しております。当社には不動産仲介部門「ハウスボカン」もあるため、お客様のご状況をお伺いしたうえで、一番ベストな資金計画をご提案することができます。
個別の資金計画セミナーも随時開催しておりますので、是非お気軽にご相談ください。
このコラムの執筆者
西垣 達貴