新しいお家の買い方 ~第3の選択肢 新築リノベーション~
2023年03月17日
2024年11月12日
人生の中で一番大きな買い物と言える「家」。
検討を始めた時は、「一生に一度の買い物だから、こんな家に住んでみたい!!」という夢を皆様思い描かれることでしょう。
理想の住まいを追い求める時に、最初は注文住宅やリノベーションから検討し始めるケースが今は多い時代です。その中でも、予算や耐震性、断熱性、立地など様々な問題に直面することがあります。
そんな問題に直面してしまった方に朗報です!
今回のコラムでは、予算を抑えつつ自分達の「好き」や「理想」にこだわることができる新しい買い方、”新築リノベーション”という選択肢をご紹介します。なかなか自分に合ったものがわからないという方。ご家族の中で意見がまとまらないという方も是非ご確認ください。
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「家」を購入する際の選択肢!メリットデメリット
話を始める前に、実際に「家」を検討する時の選択肢について確認していきましょう。
「理想のお家をつくりたい!」という場合、
➤土地+注文住宅
➤中古+リノベーション
この2つのどちらかを選ばれるケースが多いです。
まずは、「土地+注文住宅(土地探しの場合で検討)」と「中古+リノベーション(物件探しからの場合で検討)」のメリット・デメリットを比較しながら検討してみましょう。
ー・-・-・- 土地+注文住宅の場合 ー・-・-・-
メリット
・耐震性能、断熱性能は全く問題なし
・自由な間取りレイアウトができる(※土地形状にもよる)
・補助金制度が充実している
・好きなテイストを実現できる
・好きな構造で建てられる(※ハウスメーカーにもよる)
・建物側でのイレギュラーがほとんどない
デメリット
・金額が一番高くなってしまう
・土地形状によっては造成費用が追加でかかる
・理想の土地になかなか出会えない(※土地が見つかるまでに半年以上待つケースもあり)
・引っ越しできるまでの期間が長い(※約1年前後。場合によってはそれ以上かかることも)
・工事範囲を限定することが難しいため、金額の調整幅が少なく予算を抑えにくい
-・-・- 中古+リノベーションの場合 ー・-・-
メリット
・自由な間取りレイアウトができる(※物件種類にもよる)
・基礎や構造部分が既にある状態なので、その分費用を抑えることができる
・補助金制度が充実してきた
・好きなテイストを実現できる
・注文住宅よりは早く引越しができる(※工事の規模による)
・工事の範囲を自由に決められるので、予算のコントロールがしやすい
デメリット
・構造によっては、出来ない工事もある(例:温水床暖房など)
・耐震や断熱が不足しているため工事が必要(※建物の状態による)
・解体後の状況によって、追加金額がかかる可能性がある
このように、それぞれにメリット・デメリットがあるのが分かります。では最後に「新築リノベーション」についてご紹介します。
そもそも新築リノベーションとは「新築建売住宅」を購入して「リノベーション」する工事のことです。この選択肢が近年注目を浴びていますが、それはどういった理由からなのか…早速特徴を確認してみましょう。
-・-・- 新築建売+リノベーションの場合 ー・-・-
メリット
・耐震性能、断熱性能は全く問題なし(質の高い建売住宅が増えてきている)
・好きなテイストを実現できる
・建物側でのイレギュラーがほとんどない
・基礎や構造部分が既にある状態なので、こだわりたい部分に費用を集中できる
・建売は規格住宅なので、注文住宅と同質でも、購入費用が安く済む
・注文住宅よりは早く引越しが出来る(※工事の規模による)
・工事の範囲を自由に決められるので、予算のコントロールがしやすい
デメリット
・構造によっては、安易に間取り変更ができない(※保証の問題もある)
・構造によっては、できない工事もある(例:吹き抜けをつくりたいなど)
・建売なので、敷地形状や日当たりが良くないケースがある
比較してみると、注文住宅やリノベーションの良い所を両方カバーできているのが分かります。その代わりに、耐震などがしっかりした建物なので、大きな間取り変更が出来ないケースもあります。ここは、図面を見てどこまで壊せるのかを確認するのが大事になりますので、専門家に相談しましょう。 -
それぞれの目安となる「予算」について
続いて、一番気になる金額について確認していきましょう。今回紹介するのはあくまでも目安金額となるため、実際にはご相談が必要となります。
※税金関係や不動産購入に伴う仲介手数料等は、それぞれのケースに別途かかります。
※エリアによる土地の坪単価は同等の場合で想定しています。
※実際には立地やエリアにより下記目安金額より高くなる場合もございます。
ー・-・-・- 土地+注文住宅の場合 ー・-・-・-
➤土地代金:2,000~3,000万円(※土地の大きさによる)
➤建物代金:2,500~4,000万円(※ハウスメーカーや建物の大きさによる)
➤オプション費用:200万円~(※費用を抑えることも可能)
➤造成費用:200万円~(※造成費用がかからない場合もあり)
《合計相場:約4,500~7,500万円》
-・-・- 中古+リノベーションの場合 ー・-・-
➤土地/建物代金:1,500~2,500万円(※立地や規模による。築25年以降の建物を目安)
➤リノベーション費用:1,500~2,500万円(※施工内容による)
➤オプション費用:200万円~(※費用をおさえることも可能)
《合計相場:約3,000~5,000万円》
-・-・- 新築建売+リノベーションの場合 ー・-・-
➤土地/建物代金:3,000~3,500万円(※立地や規模による)
➤リノベーション費用:500万円~(※施工内容による)
➤オプション費用:100万円~(※費用を抑えることも可能)
《合計相場:約3,500~4,000万円》 -
KULABOで施工した新築リノベーションの施工事例
最後にKULABOで実際に施工した新築リノベーションの事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
▶施工事例を詳しく見る
分譲住宅の良い部分はそのまま活かし、TVボードや収納扉、カップボード収納など自分たちがこだわりたい部分だけ変更。素材や色調などを合わせて統一性を持たせながら、実用性に優れたお住まいに仕上がりました。
▶施工事例を詳しく見る
LDKは今流行りのグレージュカラーで統一。造作のカップボードやリビング収納、脱衣室への扉にモールディングをまわすことで一気に北欧住宅を思わせる雰囲気に仕上げました。
▶施工事例を詳しく見る
ライフスタイルに合わせてリノベーション。造作の洗面やカップボードなどこだわりが沢山詰まった家で、温かい雰囲気に包まれています。 -
まとめ
今回の「新築建売+リノベーション」というお家の新しい選択肢はいかがでしょうか。
・これから家づくりを検討する中で、様々な方向性を模索したい方
・注文住宅、リノベーションの予算が合わなかったり、希望エリアで物件が見つからない方
・新築建売を検討していて、自分の好きな雰囲気を一部だけでも取り入れたい方
いろんな方に一度検討していただきたい選択肢となります!
KULABOでは、「中古+リノベーション」をメインにご提案していますが、時代の変化に合わせて「新築建売+リノベーション」のご提案もしております。同時に物件探しからのサポートも出来ますので、物件購入前に全体の予算感やリノベーションする際の雰囲気を事前に確認できた状態で購入していただくことが可能です。
実際に「中古+リノベーション」で検討していた人も、最終的に「新築リノベーション」が自分たちに合っていると感じ、違う選択肢を取られた方もいらっしゃいます。
ご自身にとっての一番良い選択肢が分からないという方は、一度お気軽にご相談ください!
このコラムの執筆者
青木 一晃