【基礎編】リフォームとリノベーションの違いは何?
2020年03月19日
2023年12月08日
最近耳にするようになった「リノベーション」という言葉ですが、「リフォーム」とどう違いがあるかご存じでしょうか。ここではリフォームとの違いやリノベーションの特徴を解説します。
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リノベーションとリフォームの違いは何?
「リフォーム」は古くなった内装を新しくしたり、劣化した設備を入れ替えることをいいます。具体的には壁紙や床材の張替え・キッチンの交換・浴室の入れ替えなど、比較的小規模な改修を指します。リフォームの目的は「室内をきれいにする」「性能・機能を元の状態にする」ことです。
「リノベーション」ですが、こちらも内装を新しくするという意味ではリフォームと同様です。ただしリノベーションは、単に室内をきれいにするだけではなく、個々のライフスタイルや好みのテイストに合わせて生まれ変わらせて、住みやすさの向上と新たに付加価値をつけることが目的となります。そのため、間取りの変更をともなう大規模な工事となることが多いです。 -
リノベーションの特徴とメリット
リノベーションでは、二世帯住宅に変えたり、事務所や倉庫を居住用住まいに変えたりなど、建物の性能や目的そのものを変えることができます。
そんなリノベーションの主なメリットはこちらです。
■新築物件購入や建て替えよりも建築コストが抑えられる!
リノベーションは、既存の建物を活かしながら室内・外観を一新するため、新築住宅よりも建築コストを抑えることが可能です。
■間取りとデザインを自由に設計できる!
住む人のライフスタイルや価値観に応じた、デザイン性の高い住まいを実現することが可能です。
■物件購入の選択肢が広がる!
特にエリアにこだわっている場合は、新築にこだわって探すよりも中古物件を含めて探した方が選択肢が広がり、気に入る物件を見つけやすくなります。 -
商業施設を居住用住まいにリノベーションした実例
オーナー様が岩盤浴施設を営んでいたご両親の家を引継いだことをきっかけにリノベーション計画がスタートしました。岩盤浴施設だった建物が暮らしの空間へと大変身したのです。写真にあるLDKはもともと岩盤浴があったスペースです。白と木目を基調としたテイストにモルタル風の素材をミックスさせ、メリハリのある空間に仕上げました。
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倉庫を自宅にリノベーションした事例
RC造の倉庫の1階部分をまるごとLDKにリノベーションした実例です。もともと倉庫ということもあり、広いスペースと高い天井で、広々とした家族の集まるLDKが完成しました。もともと倉庫だったことはほとんど感じさせず、明るく開放的な空間が広がっています。
このコラムの執筆者
原 佑帆