時短家事の救世主!海外製食洗機をおすすめする3つの理由
2023年04月27日
2024年11月30日
最近大人気の海外製の食洗機。
リノベーションのご相談をいただく際に、お客さまからも「海外製の食洗機はマストで付けたいです!」とご要望を頂くことも多いです。
今回はそんな海外製食洗機の魅力と取り付けをする際の注意点などをまとめてお伝えしていきます!是非ご確認ください。
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海外製の食洗機の魅力とは⁉
日本製の食洗機と比べて、海外製はどのような魅力があるのでしょうか。分かりやすく対比しながら解説していきます!
特徴1:出し入れしやすいフロントオープン
日本製の食洗機はリンナイやPanasonicの一部商品を除いて、ほとんどが引き出し式の商品になっています。引き出し式タイプはフロントタイプに比べ食器が並べにくく、容量も少なくなってしまいます。
食洗機は最適な並べ方をしないと汚れの落ち方にムラが出てきてしまいますので、食器の並べやすさというのも重要なポイントとなってきます。
特徴2:大容量
日本製食洗機の基本的なサイズは幅45㎝となりますが、海外製食洗機は幅45㎝、60㎝のサイズ展開があります。同じ45㎝の幅で比べた場合でも、日本製の食洗機は約4~6人分の容量なのに対して、海外製食洗機は約7~10人分の食器を洗浄できるので、容量に2倍近くの差があります。
更に、海外製の60㎝の食洗機だと、12~14人分の食器を一度に洗浄することが可能です。食器だけでなく、鍋やフライパンまで一度にまとめて洗浄することが出来るので、時短にも省エネにも繋がります。
特徴3:パワフルな洗浄力
何と言っても海外製食洗機の最大の魅力は、予洗い不要のパワフルな洗浄力とも言えます!日本製だと必ず必要となってくる予洗いですが、海外製は予洗い不要です。
その秘訣は、ノズルの数にあります。日本製食洗機のノズルは通常1本ですが、海外製食洗機は各バスケットの下に3本ノズルが設置されており、強力な噴射力でパワフルな洗浄力を実現します。
日本製と海外製食洗機の違いを簡単にまとめると、日本製食洗機は、コンパクトで省スペース設計が特徴です。狭い場所でも効率よく使えますが、容量や洗浄力は海外製に比べて控えめです。
一方、海外製は大容量で洗浄力が強力、予洗い不要で、特に大人数の家庭や忙しい家庭に便利です。
それでは、具体的な比較表を見ていきましょう。
《日本製と海外製食洗機の特徴比較表》
日本製
海外製
容量
〈引出しタイプ〉
幅45㎝ 4~6人分
〈フロントタイプ〉
幅45㎝ 6~8人分
〈フロントタイプ〉
幅45㎝ 7~10人分
幅60㎝ 12~14人分
洗浄力
電力100Vで予洗い必須
電力200Vでこべりつき汚れも落とせる
乾燥力
高温の熱風と余熱でしっかり乾燥
気化熱乾燥で
食器を守りながら乾燥
素材
樹脂製素材。
引き出しタイプが多くかなり軽量。
ステンレス素材。
遮音性能とヌメリが付きにくい。
価格
本体価格15~40万
本体価格30~85万
日本製も海外製もそれぞれ特徴があり、さらにメーカーによっても特徴があります!
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魅力満載の海外製食洗機にデメリットはある?
海外製食洗機は魅力たっぷりですが、デメリットとなり得る点もあるので、事前に確認しておきましょう。
デメリット1:乾燥機能が備わっていない
海外製の食洗機には洗浄後に食器を乾かす乾燥機能が基本的に備わっておりません。洗浄後の食器の熱を利用して水滴を蒸発させる「余熱乾燥」という方法で乾かします。
乾燥の為に機械を作動させることなく、電力を抑えられてエコではありますが、プラスチック製の食器などはどうしても水滴が残ることがあるようです。
デメリット2:価格が高い
日本製の食洗機は約9万円~なのに対し、海外製の食洗機は約25万円~となります。割引率も低いので、初期費用は圧倒的に海外製の食洗機が高くなってしまうでしょう。
デメリット3:メンテナンスが難しい
海外製の食洗機は不具合が出てきた際に対応できる専門業者がまだ少ないため、故障時には時間と費用がかかることが予想されます。
デメリット4:設置できるキッチンが限られている
海外製の食洗機は公式として設置できるキッチンが限られてきます。基本的には、各メーカー中高級グレード以上のキッチンでないと海外製食洗機が対応できないケースが多いです。
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海外製食洗機の種類と特色
海外製食洗機には多くの種類があり、それぞれ特徴があります。
★BOSCH(ボッシュ)
独自の乾燥技術で、食洗機販売台数世界No1を誇ります。大きな調理器具を洗浄する際に上段2段のバスケットを外せますので、大型のプレートまたはまな板等がそのまま入れられます。この仕様はガゲナウとボッシュのみです。
★AEG(アーエーゲー)
海外製食洗機の中でも比較的安価で購入が可能です。コストが安いと感じる部分は、液晶表記が時間表記のみで、洗浄プログラムモード選択を行う場合はマークを選択しなければならないという点です。通常洗浄モード以外の機能を利用する際には、説明書等を見ないと操作が難しいでしょう。
★Miele(ミーレ)
85㎝のキッチンに組み込める事が多いことから日本で普及している食洗機の一つです。扉材の種類や操作パネルの色、グレード等種類が多く、選べる範囲が広いのが魅力です。洗剤の自動投入がミーレのみ搭載されています。
★GAGGENAU(ガゲナウ)
ガゲナウの特徴はずばり、デザイン性!ゴツさがあり、頑丈そうな印象があります。一目惚れで決められる方が非常に多いです。また、他メーカーは一番下のバスケット部分のみローラーが付いていますが、ガゲナウ全てのバスケットにレールが付いています。
⚠️注意:リノベーションの際には、必ず専門家に相談し、自宅に最適な食洗機を選んでください。
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海外製の食洗機を取り入れた施工事例
海外製食洗機は、デザイン性や性能の高さが魅力ですが、実際にどのような理由で選ばれ、どんなキッチンにぴったり合うのでしょうか。ここでは、海外製食洗機を取り入れた実際の施工事例をご紹介します。それぞれの事例において、選ばれた理由やキッチンの特徴などを見ていきます。
2×4で叶える理想の間取り
愛知県名古屋市中村区/M様邸
家族構成:ご夫婦+お子様2人
リノベーション費用:約1,600万円
コの字型でステンレス天板とオークの突板の扉で、お部屋の雰囲気にピッタリと合った造作キッチンに、ミーレの食洗機を搭載。
「家族4人分の食器1日分を1回でまとめて洗いたい」というご要望から大容量かつパワーの強い食洗機を選ばれました。
▶画像の施工事例を見る
クラシカルモダンな空間で優雅なひとときを
愛知県名古屋市千種区/Y様邸
家族構成:ご夫婦+お子様3人
リノベーション費用:約4,050万円
フルオーダーの商品展開にある框のデザインが気に入り、キッチンハウスのキッチンを選ばれました。料理教室をされているため容量の大きさが必要だったこと、また食洗機と同じメーカーで電気オーブンもビルトインでき、キッチン全体の見た目も統一できることから、ミーレの食洗機を選ばれました。
▶画像の施工事例を見る
オリジナルキッチンで理想の暮らしを
愛知県名古屋市中川区/Y様邸
家族構成:ご夫婦
リノベーション費用:約1,500万円
一見、どこに食洗機があるのかな?と思うほど、オールブラックで上質さが際立つ造作キッチンに、海外製の食洗機を搭載。食洗機の扉の全面が面材で仕上げられており、スタイリッシュさが一層引き立ちます。こちらのお住まいでは、他メーカーと比較した際にメンテナンス対応がしっかりしていると感じ、ボッシュの食洗機を選ばれました。
▶画像の施工事例を見る -
まとめ
今回は海外製食洗機のメリットデメリット、それぞれの特色についてご紹介いたしました。
大容量で予洗い不要のパワー洗浄力の海外製食洗機は、忙しい共働き世帯にはピッタリの時短アイテムとも言えます。
既存のキッチンに取り入れるのは難しいケースも多いため、キッチンの取り替えやリノベーションのタイミングで是非海外製食洗機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、よりキッチンにこだわりたい方が、海外製食洗機を取り入れることができるKULABOのオリジナルキッチン・KULASSE(クラッセ)もおすすめです。ぜひお気軽にご相談ください!
このコラムの執筆者
大竹 理沙