【保存版】低コストで内装をおしゃれにする合板特集!

2024年01月27日

リノベーション検討中の方なら、内装デザインにこだわりたい方も多いのではないでしょうか。
空間の中でも大きな面積を占めるのが壁や天井。仕上げは左官素材や塗装、クロス等ですることがほとんどで、その仕上がりによって部屋全体のイメージを大きく左右します。
内装の一部分だけ異なる素材に変えてもお洒落で、木目を貼ってみたりしても空間の良いアクセントになってデザイン性も上がります。しかし、無垢の羽目板はそれなりに費用がかかってしまうので、諦めてしまう方も少なくありません。

そこで今注目を集めているのが「合板」。合板は通常壁や床の下地等に使われますが、低コストで木の質感を感じられることから内装材として取り入れる方が増えてきています。個性的でデザイン性も上げながら、しっかりと予算も抑えていきたい方にとっては耳寄りな情報だと思いますので、是非一読頂けたらと思います。

  • シナ合板

    本来シナ合板は、家具の内部や押入収納の内部に使われます。とても色素の薄い木で、ナチュラルで優しさのある雰囲気のデザインがしやすいです。明るさもあるのでシナ合板をベースに壁面と天井を彩ることもあり、写真も天井にシナ合板を施工しました。

    表面が滑らかなので触り心地は今回紹介する合板の中で断トツです。素地が綺麗なので無塗装で使用することもありますが、汚れやすいのが難点です。また、柔らかいのが特徴で物を落としたりすると傷ついたりへこんだりしやすいので使う場所には注意をしましょう。

  • ラワン合板

    ラワン合板とは、フタバガキ科の広葉樹の総称です。表面はざらざらしており、節がほとんどありません。
    本来は収納内部で使われることが多いですが、加工のしやすさから近年はDIYでも良く使われる素材でもあります。ラワン合板は硬さもしっかりあるので、素地のまま玄関収納の棚にも使われます。

    ラワン合板は俗に白ラワン、赤ラワンと二種類に分かれます。名前の通り色味が白い(黄色い)ラワンと赤いラワンになります。この二種類どちらを使用するかでもかなり表情が変わるので面白いです。

    上の写真の事例では、ラワン合板をアクセントウォールに用いました。美しい曲線を描いたR壁が印象的で、ラワン合板の大きな木目がLDKを優しく包み込んで安らぎ空間を実現しました。

  • OSB合板

    OSB合板とは、「Oriented Strand Board(オリエント・ストランド・ボード)」の略で、木を細かく刻んだ木片を圧縮して板状にしたものです。余った木片や木くずなどを材料として再利用しているので、環境にも優しい素材です。

    OSB合板は、気密性や耐久性、防虫性にも優れている点が最大の特徴です。強度も強く、住宅の屋根や壁、床の下地として、さらには梱包材の用途でも使用されます。
    個性的な見た目と、模様の不揃いさがワイルドなデザイン性を持っています。写真の事例は、OSB合板を使用して、アトリエブースへと仕上げました。他にも、ガレージや玄関土間に取り入れてみたり、LDKの壁や天井の一面をOSB合板で仕上げてみるだけでも空間のアクセントになります。男前なインダストリアルスタイルやヴィンテージ、アウトドアな雰囲気の空間と相性が良いです。

  • ラーチ合板

    針葉樹合板、構造用合板とも呼ばれるラーチ合板。
    フローリングで隠れてしまう床下地など、建築物の構造上重要な部位に使用されることが多い素材です。日本農林規格などに関する法律であるJAS規格により木材の品質や性能が定められており、JAS規格で強度が保証されたものは建築物の構造計算に使用されることもあります。

    ラーチ合板の最大の特徴は、価格が非常に安価であることです。安価である分、表面が今回紹介する合板の中で断トツに荒く、節もとても目立ちささくれが特に多いです。
    写真の事例は、節が少なく仕上げ材として表面を綺麗にしたインテリアラーチをワークデスクのアクセントにしています。

  • まとめ

    今回は、最近注目を集めている「合板」についてご紹介しました。合板は低コストで、バリエーションも豊富です。家具などの使用用途だけではなく、壁や天井に施工することでワンランク上の空間に見せてくれます。

    せっかくリノベーションするなら、デザイン性の高い自分好みの住まいをつくりたいですよね。但し、デザインにこだわった結果、予算オーバーで生活が苦しくなることはあってはなりません。KULABOでは予算に向き合いながらもやりたい工事やデザインを提案出来る様に、日々検討してご提案しております。

    KULABOの施工事例ページでは、過去の施工事例から新着の施工事例までご紹介しています。今回のコラムを読んで、少しでも興味を持った方は是非こちらをチェックして、お家づくりの参考にしてみてください♪

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

森居 寛幸

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