【今話題!】ヌックのある暮らしとは?|おすすめの施工事例をご紹介♪
2023年10月13日
2024年10月26日
皆さん、”ヌック”という言葉を聞いたことありますか?
まだまだ聞きなじみのない方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、ヌックとは何かというところから、活用方法や実際にKULABOでお家づくりをした事例のご紹介をさせていただきます。
是非最後までご覧ください♪
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ヌックとは?
ヌックとは”こじんまりとした部屋”や”暖かく心地の良い空間”を表します。
もとは中世の石造住宅の暖炉のそばにある”腰掛け”を意味した、スコットランドの「NEUK(ヌーク)」が語源とされています。
それが現在では、”こじんまりとした暖かく心地の良い空間”という意味で”ヌック”という言葉が使われるようになりました。 -
ヌックを取り入れるメリット・デメリット
まずは、ヌックを取り入れることでどのようなメリットがあるか確認していきましょう。
メリット・プライベート空間を楽しめる
ヌックを取り入れることで、小さなスペースでも”こもり感”のあるプライベート空間を楽しむことができます。集中したい時、リラックスしたい時などにプライベート空間があることで、日常のON/OFFの切り替えもしやすくなります。
・多目的に使える
ヌックは趣味、勉強、仕事、お昼寝など家族それぞれの使い方に寄り添ってくれる多目的な空間です。ヌックでの過ごし方に合わせて、デスクや収納、ソファなどを計画することもおすすめです。
ヌックは限られた小さなスペースでも有効活用できるというメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ヌックの設置を検討する場合は、後悔しないようにデメリットも考慮して考えましょう。
デメリット・費用がかかる
小上がりの床や下がり天井などの造作工事が発生するため、同じ広さの一般的な部屋よりも費用がかかります。ヌックを間取りに取り入れたい場合は、事前に予算取りをしておきましょう。
費用の具体例としては、階段下や窓前に設置するベンチタイプのもので10~20万円、2畳程度の小上がりのもので20~30万円程です。どのような仕上げにするかによっても費用は変わってくるので、実際に見積もりを出して貰って検討してみましょう。
・部屋の広さが必要になる
ヌックを取り入れるには、プラスαの空間が必要となるため、他の部屋や収納の広さが狭くなってしまう可能性があります。1畳程度でもヌックの計画は可能なので、延床面積の広さに関わらず、プランを計画する段階で設計士に相談してみましょう。
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ヌックを設置するおすすめの場所は?
ヌックは廊下やリビングの一角、階段下のデッドスペースなど用途にあわせた場所に設置されます。
広さは2~3畳ほどで、広すぎず狭すぎない"こもり感"のある空間をつくることがポイントです。
書斎や読書スペース
ヌックの中に造作の棚を設置し、書斎や読書のスペースとして活用することができます。ヌックならではの囲まれた空間で、静かでゆったりとした時間を過ごしたいですね。
お昼寝スペース
足を広げて寝転がれるお昼寝スペースとして活用することができます。特に窓側に設置したヌックは日が差し込むため、日向ぼっこやお昼寝に最適なスポットです。
ワークスペース
自分だけの空間で仕事や趣味を楽しむことができます。造作の棚や机を設置することで更に過ごしやすい空間をつくることができ、集中力や仕事の効率アップに繋がります。
キッズスペース
リビングの一角や子ども部屋などに設置することで、子どもが遊ぶスペースとして活用ができます。
時には子どものお昼寝スペースにしたり、ここだけは汚してもいい”秘密基地”のような空間にすると、子どもを見守る親御さんにとっても子どもにとってもお気に入りの空間になるでしょう。 -
ヌックを取り入れる時のポイント
実際にヌックを設置した方の中には、ヌックをうまく活用できず使わなくなってしまったということも少なくありません。ヌックを快適な空間にするために、取り入れる時のポイントを紹介します。
*ヌックでの過ごし方をイメージする
ヌックを取り入れる時は、まずはヌックでどのような過ごし方をしたいかイメージをしてみましょう。趣味、勉強、仕事、お昼寝など、何をしたいのかによってヌックを計画する場所やサイズ、設えも変わってきます。
*ヌックの仕上げ材にこだわる
ヌックの”こもり感”を演出するには、仕上げ材は重要なポイントです。他の空間と壁仕上げの色を変えたり、床の仕上げをリラックス感のあるものを選ぶこともおすすめです。小さい空間なので、ヌックだけインテリアのイメージを変えてみるのもいいですね。
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ヌックを取り入れたリノベーション施工事例のご紹介
家族と繋がりながら思い思いの時間を過ごせる家に
愛知県春日井市
費用:約600万円(2022年施工)
間取り:[before]4LDK→[after]4LDK
施工面積:86.42㎡
こちらの事例は築23年のマンションをリノベーションしたお住まいになります。
窓辺の一角に設けたヌックスペースは、景色も眺望できるリラックス空間に。ベンチ下に収納ボックスを置けばパントリーとして使用することもでき、家事の間にホッと一息つくことができます。
【画像の施工事例を見る】
開放感に包まれた勾配天井が美しいマンションリノベ
愛知県/M様邸
間取り:[before]4LDK→[after]3LDK
こちらの事例は、築25年のマンションをフルリノベーションしたお住まいになります。
活用せず物置と化していたサンルームをヌックスペースに変貌させ、落ち着いてゆったりと過ごすスペースをつくっています。床を一段上げることで緩やかにゾーニングを行っており、全体的にクッションが埋め込まれているためお昼寝スペースとしても快適です。
【画像の施工事例を見る】
飽きの来ない色彩と質感でつくる、シンプルリノベ
愛知県名古屋市南区/M様邸
家族構成:ご夫婦
間取り:[before]4LDK→[after]2LDK
費用:約1,290万円(2020年施工)
施工面積:82.97㎡
こちらの事例は、築19年のマンションをフルリノベーションしたお住まいになります。
リビングの一角に設けたヌック+オープンクローゼットは、とっておきの服やかばんをお店のようにディスプレイ。落ち着いて読書ができるベンチとしてもお使いいただけます。
【画像の施工事例を見る】 -
まとめ
今回のコラムでは最近話題のヌックについてご紹介しました。
ヌックを設置する上でのポイントは、どのように活用したいのか"用途を明確にしておく"ことが大切です。
「せっかくヌックスペースを作ったのに使用していない」「ただの物置になっている」ということにならないように、用途を明確にしたうえでどこに設置するのか、どのぐらいの広さがいいのかよく考えましょう。そうすることで老若男女問わず、より快適な暮らしに繋がります。
「使っていない場所をヌックスペースに変えたい」「デッドスペースを何とかしたい」などお悩みをお持ちのお客様はお気軽にご相談ください!
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このコラムの執筆者
土田 大翼