【特集】高級感漂うホテルライクな部屋づくりの基本ルール

2024年10月26日

「ナチュラルモダンなテイストの家にしたい」や「シンプルなモノトーンの家にしたい」など、叶えたいリノベーションのテイストはお客様ごとに違います。

たとえば、昨今人気を集めているのが「ホテルライク」な住まい。高級ホテルに宿泊した時、「こんな素敵な空間で暮らしたい」と思ったことはありませんか?

無駄のない動線の間取りや、ムードがあり落ち着いた空間非日常を感じさせるお洒落なインテリアなどから、高級ホテルのような洗練された住まい生活感を感じさせない住まいを演出することができます。

今回のコラムでは、ホテルライクな部屋を作るためのポイントをはじめ、KULABOで施工したホテルライクなオーナー様の施工事例も併せてご紹介していきます。

  • ホテルライクとは?

    ホテルライクとは、「ホテルのような」という意味。清潔感があり、全体的にスッキリとしたデザインに仕上げることで、まるでホテルのような空間へと住まいを変身させることができます。

    たとえば、インテリアのカラーをシックで落ち着いた色味にしたり、形や大きさが揃っているものを並べる、無地のファブリック(インテリアで使われる生地や織物などの布製品)を選んでみる、などといった手法を用いることで、ホテルのような生活感のない空間へと近づけることができます。

  • ホテルライクな部屋を作るための「インテリアのポイント」

    まず、ホテルライクな空間を作るために、意識したいインテリアのポイント6選をご紹介いたします。

    ■カラーコーディネート

    ホテルライクな空間を作るためにカラーコーディネートは重要なポイントです。全体的な色合いを見ながら、どのアイテムをどの色にするのか決めていきましょう。
    下の表にホテルライクな雰囲気を出しやすい色味をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

    グレー

    上品でスタイリッシュな空間に

    ホワイト

    清潔感と非日常感のある空間に

    ブラウン

    癒しとくつろぎの空間に

    ブラック

    ラグジュアリーな空間に



    ■家具の種類や配置

    家具の配置にも注意することで一層ホテルライク感を演出できます。例えば、シンメトリー(左右対称)を意識した家具配置。安定感や調和を演出する効果があり、重厚感や高級感のある空間にすることができます。
    また、クッションや枕を多めにすることもおすすめ。ホテルのベッドは眠るだけでなく、ゆったりと休めるインテリアの一部ともされています。アクセントカラーを取り入れたクッションをシンメトリーに配置すれば、統一感のある落ち着いた印象の空間を作ることができます。



    ■照明計画

    ホテルの部屋に入ると「少し暗いかな?」と思ったことはありませんか?実はその薄暗さがホテルライクな空間を作るポイントにもなります。天井から部屋全体を照らすシーリングライトよりも、「ペンダントライト」や「フロアライト」、「間接照明」などをうまく取り入れてムードのある空間を演出してみましょう。



    ■クロス選び

    クロス選びで意識するのは、色合いが「シンプル」であること。壁や天井など、部屋の中での面積が大きい部分を同じ色にすることで統一感が生まれホテルらしくなります。ホワイトやベージュ、グレー、アイボリーといったベーシックな色合いは、初心者でもホテルライクリノベーションに挑戦しやすくおすすめです。



    ■寝具の選び方

    ホテルでは高品質な布団やカバー類などが用意されており、快適な睡眠へと誘ってくれます。寝具を選ぶ際は少し良い品質のものを選んでみましょう。また、クリーンなホワイトカラーのカバー類を取り入るのもおすすめです。清潔感を感じられ気持ちよく入眠できるだけでなく、視覚的にも空間に広がりを持たせてくれるため、ホテルのような開放感を演出することができます。

  • ホテルライクな部屋をつくるためのコツ

    インテリアだけでなく、実現したい雰囲気のイメージもしてみましょう。

    シティホテルやビジネスホテル、リゾートホテルなどから、理想のイメージを見つけていきます。
    それが決まったら、次の4つのポイントを抑えてみましょう。

    ■シンプルなデザインにする

    ホテルライクな部屋にしたい場合、まずはシンプルなデザインを意識しましょう。家具や照明、ファブリック以外は置かず、整然とした空間に仕上げることがポイントです。ただし、あまりにシンプル過ぎても無機質な印象になってしまうため、曲線タイプの家具や小物といった丸みのあるアイテムを取り入れるのがおすすめです。



    ■清潔感のある空間づくりを意識する

    ホテルライクな空間に欠かせないのが清潔感。ソファやベッドなどの家具にシミや汚れが無く、窓の曇りを無くしたり、カーテンをきれいに束ねれば清潔感が生まれます。また、無駄なものを置かないことも大切です。床にものが煩雑に置かれていると生活感も出てしまいますので、普段から整理整頓することを心がけましょう。



    ■照明計画を工夫する

    ホテルのような空間に近づける場合、ダウンライトや埋め込みの間接照明を使用し空間をシンプルに見せることが多いですが、そこに、インテリア性の高いペンダントライトを合わせれば一気にハイセンスな仕上がりになります。さらに、自然光もうまく取り入れれば開放感や落ち着きのある雰囲気も作り出すことができます。



    ■実用的な収納スペースを確保する

    ものが溢れてしまわないよう収納スペースもしっかり確保しましょう。なかでも、1日の中で長い時間を過ごし、来客時にも使用するLDKには、設計の段階から普段の生活を思い浮かべ、どこにどのようなタイプの収納があれば便利なのか想像してみましょう。

  • ホテルライクなインテリアの施工事例

    さて、ここからはKULABOで施工されたオーナー様邸のご紹介していきます。是非ご参考にしてみてください。

    *リビング・ダイニング


    ホテルライクなリビングのリノベーション事例"

    シックなホテルライクインテリアで非日常感を

    愛知県大府市/K様邸
    家族構成:ご夫婦+お子様2人
    費用:約1,685万円(2022年施工)
    施工面積:87㎡


    モルタル調の大判フロアタイルをベースに、落ち着きのあるグレートーンでキッチンや家具を統一。生活感の出やすいものは死角となる場所に配置・収納できるように計画し、非日常を愉しむホテルのような空間を実現しています。

    【画像の施工事例を見る】



    ホテルライクなリビングのリノベーション事例"

    シャープで高級感あふれるマンションリノベ

    愛知県岡崎市
    施工面積:75.10㎡


    築約40年のマンションをフルリノベーションした施工事例。コンクリート、木材、レザーと異なる質感の素材を散りばめ、リノベーションならではのデザインの良さと生活のしやすさを重視し、愛着をもって暮らせる住まいが実現しています。

    【画像の施工事例を見る】



    *キッチン


    ホテルライクなキッチンのリノベーション事例"

    自然光と調和するモダンヴィラ

    愛知県犬山市/O様邸
    家族構成:2人
    費用:約2,260万円(2023年施工)
    施工面積:100㎡


    ホテルで過ごしているかのような贅沢気分を味わえる、明るい自然光が降り注ぐ家。唯一無二のデザイン性を持つ5面造作カウンターは、1台で収納・作業台・食事と3つのシチュエーションで機能を果たすだけでなく、空間の広さも確保してくれました。

    【画像の施工事例を見る】



    *玄関ホール


    ホテルライクな玄関ホールのリノベーション事例"

    海外のリゾートホテル風にリノベした家

    愛知県/H様邸
    費用:約2,000万円(2018年施工)
    施工面積:200㎡


    まるで海外のリゾートホテルを訪れたかのような開放的で洗練された空間へのリノベーション。商業施設でそのままでは暮らしづらい物件を、家族の暮らしに合わせて間取り変更し、ゆったりとくつろげる上質な空間を完成させました。白を基調としたインテリアにブラックのタイルを差し色として施し、空間をシャープにまとめあげています。

    【画像の施工事例を見る】



    *ベッドルーム


    ホテルライクなベッドルームの愛知県名古屋市天白区のリノベーション事例"

    こだわりのインテリアで魅せるマンションリノベ

    愛知県名古屋市天白区/M様邸
    家族構成:ご夫婦
    費用:約1,130万円(2022年施工)
    施工面積:93.6㎡


    築約45年のマンションを購入し、リノベーションを行った今回のお住まい。寝室はコンクリートのような質感の壁紙を使用し、シックで落ち着きがある雰囲気を演出しています。

    【画像の施工事例を見る】



    *洗面室


    ホテルライクな洗面室の愛知県名古屋市西区のリノベーション事例"

    高い天井で広々空間を創り上げた高級感漂うマンションリノベ

    愛知県名古屋市西区/O様邸
    家族構成:ご夫婦
    費用:約1,300万円(2022年施工)
    施工面積:75㎡


    マンション最上階の物件を購入しフルリノベーションした施工事例。洗面脱衣室の床材は大理石調のフロアタイルを。造作の洗面台も床材と同様に大理石柄にしてホテルライクな雰囲気に仕上げています。

    【画像の施工事例を見る】

  • まとめ

    今回は「ホテルライク」な空間づくりに着目しご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ホテルライクと言っても、その人によってイメージする空間は様々です。KULABOでは、これまで多数の設計施工をおこなってきた経験から、お客様一人一人の理想とする「ホテルライク」な空間をご提案いたします。

    これからリノベーションを検討され始める方、デザインのテイストを固めたい方など、理想のお家づくりのイメージを膨らませたい方には、まずは資料請求がおすすめ!
    KULABOの無料資料請求では、こだわりの施工事例集の他に、KULABOの家づくりのポイントが分かるガイドブックと、実際にKULABOでリノベしたお客様の声のカタログをセットでお届けしています。リノベーションの基礎知識やKULABOのデザインを知り、ぜひ今後の暮らしの参考にしてください。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

井上 貴人

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