王道人気「北欧風の家」の内装づくりのポイント大解剖!
2024年11月14日
2024年11月21日
今流行りの北欧スタイル。「北欧ナチュラル」や「北欧モダン」という言葉がよく使われていますが、そもそも北欧風の家とはどのようなものでしょうか。
なんとなくおしゃれで柔らかなインテリアをイメージされる方も多いかと思います。
そこで今回のコラムでは、「北欧風の家」の特徴や内装計画時のポイントや注意点についてご紹介させていただきます。是非最後までご覧ください。
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北欧風の家とは?インテリアデザインの特徴
《北欧風の家とは》
そもそも北欧とはどの地域を指すのでしょうか。
北欧は一般的に、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンを含む地域を指すことが多いものの、明確な定義はありません。
北欧では、厳しい気候の中で自然と共存するため、シンプルで機能的なデザインや居心地の良い空間作りが重視されています。また、高品質な自然素材が多く使用されることから、北欧インテリアは和のテイストを持つ日本の住宅や家具と相性が良く、自然に調和します。長期間にわたって美しさと機能性を保ち、使い込むほどに味わいが増していく北欧インテリアは日本人にとっても魅力的で、人気のテイストです。
では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
-シンプルで機能的なデザイン
北欧インテリアは緩やかな曲線が使用されたシンプルなデザインが特徴です。さらに、厳しい冬の寒さに対応するために、素材には温かみのあるコットンやウールを使用するなど、シンプルなデザインながら機能性にも優れています。
-自然素材の活用
北欧諸国は美しい自然に囲まれているため、自然素材を活用したデザインが多くあります。通気性が良く夏の暑い時期にも快適なリネンや、保温性や湿気調整機能のあるウールなどを使用することで、北欧インテリアならではの温かみを感じさせる空間に仕上げます。
-優しくて明るい色使い
トーンを抑えたアースカラーやグレージュのようなくすみカラーなど、優しくて温かみのある色がよく使用されます。そうすることで、シンプルなベースカラーの中でも色が馴染みやすく、空間全体にほどよく調和します。
-温かみのある照明
北欧諸国は日照時間が短く、寒冷な気候の中で過ごす時間が長いため、自然光の取り入れ方や照明の配置には特に工夫が凝らされています。温かみのある暖色系の照明を計画を重視し、温かさと居心地の良さを感じられる空間に仕上げます。
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北欧風の内装に仕上げる6つのポイント
1.ベースカラーはシンプルな色を選ぶ
ベースカラーにはオフホワイトやベージュなどのナチュラルな色を選び、全体的にシンプルで落ち着いた空間を作りましょう。さらに、淡い色味の小物やファブリックを合わせることで、北欧風らしい優しく温かみのある空間を演出できます。
2.アクセントカラーを取り入れる
シンプルなベースカラーの中にアクセントカラーを取り入れることで、空間が引き締まります。中でも、地球の大地や植物など、地球上にある”自然”をイメージした色合いのアースカラーは、空間のアクセントとなりながらも北欧インテリアに馴染みやすく、空間に温かみを加えます。また、イエローやブルーなどのカラフルなカラーを使用することで、シンプルな空間に明るさと元気な印象を与えます。
3.自然素材の家具やグリーン植物を活用する
パイン材やオークなど、自然素材の木を使用した家具がよく選ばれます。さらに、観葉植物やグリーンを取り入れることで、自然を感じられる空間を演出することができます。グリーンは、リラックスできる雰囲気を作り出し、室内に生き生きとした印象を与えるため、北欧風の内装にぴったりです。
4.北欧らしいファブリックを選ぶ
北欧インテリアでは北欧柄と呼ばれる植物や動物などの自然をモチーフにした柄や幾何学模様がよく使用されます。さらに、リネンやコットンなどのオーガニック素材を使用することで、より北欧らしい空間に仕上がります。クッションカバーやベッドリネン、マグカップなどのテーブルウェアは手軽に取り入れられるためおすすめです。
5.温かみのある照明を多灯使いする
照明には、温かみのある柔らかな色味が使われることが多いですが、白色灯や蛍光灯と比べてやや暗く感じる場合もあるため、多灯使いがおすすめです。多灯使いにより、空間全体が柔らかく照らされ、北欧らしい温もりと落ち着きのある雰囲気が生まれます。
6.曲線を取り入れる
北欧風インテリアでは、直線的なデザインよりも柔らかい曲線を取り入れたデザインが多く見られます。家具や照明の形状には、ゆるやかな曲線を使うことで、温かみと親しみやすさを感じる空間が生まれます。
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北欧テイストにするときの注意点
たくさんの色を使い過ぎない
色を使いすぎるとシンプルにまとめた空間の雰囲気が崩れてしまうため注意が必要です。そのため、アクセントカラーは1~2色までに抑え、それ以上使用する場合は色味を抑えたり、カラートーンを統一することで、まとまりのある北欧テイストに仕上がります。
家具の配置を工夫して空間を広く見せる
北欧インテリアならではの空間にするためには、家具の配置を工夫して空間を広く見せることがポイントです。背の低い家具を選んだり、大型家具は壁に沿わせて中央のスペースを確保することで、空間に抜け感が生まれ、ゆったりとした居心地の良い空間づくりが可能です。
フォーカルポイントをつくる
シンプルなカラーでまとめた部屋は、少しぼんやりした印象になりがちです。そこで、目を引くアクセントカラーや柄物の小物を取り入れたフォーカルポイントをつくることで、部屋に奥行きや立体感が生まれ、空間にメリハリが加わります。
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KULABOの北欧テイストの施工事例
~slow time~ 北欧カフェを感じる穏やかな暮らし
愛知県豊明市/T様邸
リノベーション費用:約1,500万円
築年数:築17年
柔らかく優しい色合いのなかにブルーの差し色が映えて、北欧カフェにいるようなホッと安らげる空間。リビング扉とキッチンタイルにはブルーを取り入れ、パッと目を惹くアクセントカラーになっています。
心地よい癒しをもたらすお洒落カフェのようなマンションリノベ
愛知県名古屋市/H様邸
リノベーション費用:約1,400万円
築年数:築33年
狭くて暗かったキッチンからお洒落で明るく開放的なキッチン空間へと生まれ変わりました。暖かな光に包まれたLDKはこだわりの家具や照明で彩られ、お洒落なカフェを彷彿とさせます。
北欧テイスト×家族の笑顔-暮らし改革
愛知県豊田市/K様邸
リノベーション費用:約1,110万円
築年数:築27年
北欧ナチュラルをコンセプトにした、優しさと温もりが存分に感じられる空間。柔らかな色合いでぼやけて見えないように、グレージュカラーのキッチン腰壁でアクセントをつけています。
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まとめ
今回のコラムでは、「北欧風の家」の特徴や内装計画時のポイントや注意点についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
北欧風インテリアの魅力は、シンプルでありながら温かみと機能性を兼ね備えたデザインです。今回ご紹介したポイントを意識することで、より洗練された北欧スタイルの住まいに仕上げることができるため、是非参考にしてみてください。
ここではご紹介しきれなかったポイントや工夫もまだまだございますが、ちょっとしたアイディアで素敵な空間づくりができます。これからリノベーションを検討され始める方、デザインのテイストを固めたい方など、理想のお家づくりのイメージを膨らませたい方には、まずは資料請求がおすすめです!
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このコラムの執筆者
本島 綾乃