スペースを有効利用!参考にしたい収納術!
2020年10月20日
2024年11月12日
リフォーム・リノベーションをご検討中のお客様から、「収納スペースの不足」がお住まいの悩みとしてよくお声があがります。家族構成の変化や趣味の物が増えてしまうと収納スペースが足りなくなってしまいますよね。収納は住まいの快適性を大きく左右する要素のひとつと言えるほど大切なポイントですので、リフォーム・リノベーションする際はしっかりと収納計画を立てることが重要となります。リフォーム・リノベーションを検討されている方は、是非今回ご紹介する収納術を参考にしてみてください。
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パントリーで叶えるキッチン収納!
キッチンは調理道具や調味料など物がたくさん集まる場所の一つであり、それらの収納方法に困ることはありませんでしょうか。キッチンにあるものは調理の際にどれも必要になるものばかりでなかなか処分も出来ず、備え付けの収納スペースに片づけきれないこともありますよね。今回は、あると便利な収納として「パントリー」をご紹介します。
パントリーとは一言で表すと、食料品や食器、調理道具、日用品を収納しておくスペースのこと。キッチンでの作業時に簡単に物を取り出せるように、一般的にはキッチンに隣接する場所に作ります。普段使わない調理道具などもまとめて収納できますので、散らかりやすいキッチン周りもスッキリ使うことができます。
パントリーには「ウォークイン型」と「壁面収納型」の2つの種類があり、もともと物が少ない方や食品のストックをあまり買わない方は、キッチンの壁に取り付ける壁面収納型でも十分な収納スペースになります。わざわざ収納を作るための専用のスペースを確保する必要がなく、比較的省スペースで設置ができます。
パントリーを広くとれる場合には、食料品だけでなく洗剤やトイレットペーパーなどの家中のストックを一箇所に集約することができるので使いやすさ抜群です。日頃からまとめ買いをよくする方や、キッチンをスッキリ使いたい方はパントリーがあると重宝しそうです。
パントリーを設置する際は、ご家庭に必要な収納量に合わせて間取りやスペースを計画しましょう。
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小上がりスペースに収納を!
小上がりとは、居室内に設けられた段差で区切られたスペースを指し、スキップフロアの一種です。一般的に畳を敷くことが多いですが、近年フローリングなどを使用されることも増えてきています。小上がり部分はお昼寝スペースや家事スペース等様々な使い方ができ、小上がりの床下部分は収納として活用ができます。お部屋の広さはそのままに、収納だけをプラスできますので無駄のない空間が出来上がります。
ここで紹介する事例は、畳の小上がりに引き出しを設けた事例です。一般的なチェストと同等の収納力がありますので、別で収納用の家具を置く必要がなく、小上がりにテーブルなどを置いても開けづらくなる心配もありません。
また引き出しタイプとは別に、上開きの収納タイプもあります。上開きタイプは引き出しタイプと比べ、開けやすく中身が見やすいので整理整頓がしやすいです。
小上がりスペースを収納として活用することは、頻繁に使用しないものを収納したり、急な来客時にもササっと片づけができるので、お部屋をスッキリ見せれる魅力がございます。手前を引き出しタイプ、奥を上開きタイプの収納にして組み合わせもできますので、大容量の収納スペースを確保したい方におすすめです。
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リビングにおしゃれな壁面収納!
リビングは家族みんなで使うスペース。だからこそ物が多く散らかりやすい場所になりますので、収納スペースを設けておきたいですよね。そこでご紹介するのがリビングに壁面収納を用いた事例です。
壁面収納とは、その名の通り壁面を利用した造り付け収納のことを言います。床から天井までの壁一面を全て収納として利用することが出来るので、物が多い人にとってはとても魅力的な収納方法ではないでしょうか。
必要に応じて収納家具を買い足す方法もありますが、家具のデザインや色が違うと部屋の統一感が損なわれてしまいます。しかし、壁面収納はお部屋の雰囲気に合ったデザインにすることができますので、はじめから設置されていたかのような自然な仕上がりになります。今回の事例のように扉がないタイプの壁面収納にすれば、おしゃれな収納かつインテリアともなりリビングの主役になること間違いなしです。
一方で、壁一面全てを収納にしたり、奥行きを広くしすぎると圧迫感が出てしまい空間が狭く感じさせるデメリットがあります。また、高すぎる位置に収納を作ると出し入れがしずらいので、実際に収納することを想定して設置しましょう。
今回は壁面収納をリビングに用いた事例を紹介しましたが、キッチンや寝室など様々な場所に取り入れることができます。空間を有効活用できる収納方法の一つですので、是非検討してみてください。 -
収納リノベーションのポイント
ご紹介した収納術は一例です。最後に収納スペースを作る際のポイントを押さえておきましょう。
*まずは収納を必要とする「物の量」を考えよう!
とりあえず収納スペースを作ったとしても、結局収納したいもののサイズが合わなかったり、全て収納しきれなかったなんてこともございます。だからと言って、今必要な分だけしかスペースを取らないと年々増えていく物を今後収納しきれなくなってしまいます。今ある持ち物プラスゆとりのある大きさで、収納計画をしましょう。
*奥行きと高さを考えよう!
どこに何を収納するかで、必要な収納の大きさが変わります。奥行きがありすぎる収納だと奥の物が取りづらくなってしまったり、高すぎる位置に収納を作ると届かず使い勝手が悪い収納になってしまいます。実際に収納を利用する人、収納する物を明確にしておきましょう。
*「隠す収納」と「見せる収納」を区別しよう!
収納には「隠す収納」と「見せる収納」があります。見た目をスッキリ見せたいのなら収納扉を取り付ける隠す収納タイプ、使いたいものがすぐに取り出せるようにするなら、見せる収納タイプと使い分けるとより使いやすくなります。
当社はライフスタイルを反映させたデザインと暮らしやすさを考慮した提案を得意としております。今回紹介した収納方法以外にも、お客様に合わせて収納スペースのアイデアをお出しすることが可能です。お困りごとがある方は、是非一度KULABOにご相談くださいませ。
このコラムの執筆者
井上 貴人