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リノベーションで人気の躯体現し!メリットデメリットとは?

2021年11月21日

建物の構造体である天井や梁、柱などを仕上げ材を使わず、あえてコンクリートを剥き出しのまま見せる「躯体現し」は、リノベーションで人気の仕上げ手法の一つです。
今回は、躯体現しのメリットデメリットから注意点までお話しします。

  • 躯体現しの特徴とメリット

    躯体とは建物の構造体のことを指し、建築物の骨組みに当たります。内装の解体後、通常はそこに下地の石膏ボードやクロスを貼って内装を仕上げるところを、あえて剝き出しの状態にします。このことを躯体現し(くたいあらわし)と言います。

    躯体現しの主なメリットはこちらです。

    ■天井が高くなり、開放感が生まれる
    天井には大きく分けて「直天井」と「二重天井」の二つがあります。直天井は、天井に直接クロスなどの仕上げ材を施して仕上げを行ったものです。一方で、二重天井とはその名の通り天井が二重になっている構造です。マンションなどで多く採用される構造で、上の階の構造床の裏面から吊り金具などで下地枠を吊り下げ、その下地枠に天井ボードを貼り付けて仕上げる天井のことです。
    一般的な戸建やマンションの天井高は、平均2.4~2.5mと言われています。しかし、築年数が古い物件だと天井高が2.2~2.3mしかないこともあり、人によっては窮屈さを感じることがあります。直天井の場合、もともと天井に直接仕上げ材を貼っているため、躯体現しにしても天井の高さは変わりません。しかし、二重天井の場合は躯体現しにすることで現在の天井高よりも高くすることが出来ます。躯体と天井の間に設けていた10~20㎝ほどの空間がなくなることで、リノベーション前よりも開放感が生まれます。

    ■デザイン性が高い
    躯体現しの最大の魅力と言えば、デザイン性が高くおしゃれな空間に見えることです。
    躯体現しは、多くの方が想像するような無骨でクールな印象に仕上がるばかりではありません。躯体を白に塗装したり、レンガや漆喰、木材などの素材と組み合わせることで温かみある空間も作ることができます。また、建物によってコンクリートの状態や色味も異なるため、同じ躯体現しでも違った雰囲気になります。
    これらのように、一口に躯体現しと言っても躯体を見せる分量や組み合わせる素材、躯体の塗装有無によって大きく印象が変わります。自分の好みのテイストに合った、オリジナリティの高い家づくりが可能です。

  • 躯体現しのデメリット

    次に躯体現しにすることでどのようなデメリットがあるのかも確認しておきましょう。

    ■断熱性や防音性が低くなる
    二重天井の躯体と新たに設けた天井の間にできる空間は、電気や水道の配管やダクトを隠したり、断熱材を敷き詰めることができます。しかし、躯体現しになることで断熱材を設置できなるほか、仕上げ材もなくなり外と室内を隔てる部材が減ります。したがって、通常の住宅より断熱性や防音性が低下する可能性があります。

    ■結露が発生しやすい
    コンクリートは木よりも熱を伝えやすいため、断熱性が低い素材と言われています。特に、冬場はエアコンなどの暖房で部屋を暖めても天井や壁の躯体は冷えています。この温度差により結露が発生しやすくなります。結露を放置していると、カビが生えやすくなる原因となりますので注意が必要です。

  • 躯体現しの注意点

    躯体現しのメリットデメリットについてご理解いただけたでしょうか。お洒落な空間にしたいという思いももちろん大事ですが、毎日過ごす場所だからこそ暮らしやすいかどうかも踏まえて検討したいところです。

    最後に、躯体現しを検討する際に気を付けたいポイントについてお話します。

    ■解体してみないとわからない
    根本的に、躯体は見せるために作られていません。そのため、解体をしてみると工事中のメモ書きや壁紙を貼るときについたボンドの跡などが残っている可能性もあります。状態によっては見た目がキレイではないこともありますので、その際は見た目を整える工事や塗装が必要となります。

    ■ダクトや配管が剥き出しになる
    今まではなるべく目につかないようボードを貼って隠していましたが、躯体現しにすることで天井の換気ダクトや配管全てが剥き出しの状態になります。あえて隠さないことでかっこいい雰囲気になりますが、剥き出しの状態を好まない方には向いていません。
    また、躯体の状態と同様で隠れていた配線は見せる仕様になっていません。電気配線を整えるために鉄管を使用したり、ダクトレールを設置して照明を取り付けるなど費用が掛かります。

    ■マンションの最上階は躯体現しに出来ない場合がある
    一般的にマンションの最上階は、天井裏に断熱材を吹き付けられている場合が多く、その場合は天井を現しにすることが出来ません。しかし、躯体の外側から包み込むように断熱材が入っている「外断熱」の物件も存在します。このような物件は、最上階のお部屋でもコンクリート現しにできる可能性はあります。物件の状態を事前にリフォーム会社に確認してもらう必要があります。

  • まとめ

    今回は、リノベーションで人気の仕上げ手法の一つである躯体現しについてお話ししました。お洒落に仕上がる躯体現しは、是非挑戦してみたいリノベーションの一つです。ただし、躯体現しにできる部分も物件の構造によって限られてくるので、まずはリフォーム会社に相談してみることをお勧めします。

    当社はライフスタイルを反映させたデザインと暮らしやすさを考慮した提案を得意としております。理想の住まいは人それぞれですので、お客様に合わせて快適なお住まいの提案をさせていただきます。是非一度KULABOにご相談くださいませ。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

青木 一晃

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