室内干し派の味方!ランドリールームとサンルームの違いは何?
2023年07月28日
2024年11月07日
梅雨のこの時期、洗濯物が乾かなくて困った経験ありませんか?
そんな時にあったら嬉しいのがランドリールームやサンルーム。家づくりの際耳にしたことがある人は沢山いると思います。
洗濯に関する作業が一か所でできたら、家事の効率もアップしますよね。
この記事では、そもそもランドリールームとサンルームの違いって何?というところから、ランドリールームとサンルームのメリットデメリットをご説明したいと思います。
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ランドリールームとサンルームの違いは?
ランドリールームとは、洗濯に関わる家事をするための部屋です。必要に応じて洗濯機や乾燥機、アイロン台や物干しざおなどを設置することで、「洗う」「干す」「取り込む」「アイロンがけ」「たたむ」までの一連の作業を全て行えます。
近年は共働き世帯も増加し、室内干しをする家庭も増えてきました。
共働き世帯は家事の時間を多くとれなかったり、にわか雨などの急な天気の変化に対応できません。ランドリールームがあれば、天気や時間帯を気にすることなく洗濯物を干せ、家事を効率的にこなすことができるので人気が高まっています。
一方サンルームとは、窓や天井をガラス張りにして、光を取り込みやすくした部屋のことです。
"洗濯物を干す"という目的だけでなく、椅子を設置してリラックス空間にしたり、ガーデニングスペースにしたり様々な用途で利用されます。 -
ランドリールームのメリットデメリット
メリット・洗濯に関する作業が一か所で完結できる
「洗う」「干す」「取り込む」「アイロンがけ」「たたむ」までの一連の作業を全て行うことができるので、家事の効率も上がります。
・天気に左右されない
どんな天気でも快適に室内干しをすることができます。雨が降ると、洗濯物をリビングに干してリビングが窮屈に感じたり、リビング全体がじめじめした空気になってしまうことがありますよね。ランドリールームがあればそんなお悩みも解決できます。
・花粉やPM2.5から洗濯物を守れる
服についた花粉やPM2.5で悩んでいる方は、室内で洗濯物を干せば外気のウイルスからしっかりと守ってくれます。
デメリット・匂い対策は必要
皆さん気になるのが匂い問題。この匂い問題は除湿器やサーキュレーター、部屋干しファンなどを設置することで、乾きやすくなり部屋干し臭の対策になります。
・家事動線に考慮が必要
洗濯物が乾きやすいように、日当たりや風通しを考えた間取りにする必要がある他、ある程度の広さが必要です。
さらに、脱衣所を兼用にするのか別にするのかで間取りや動線も変わります。お風呂場や脱衣所を兼任すると家事動線が楽な分、湿気がたまりやすくなる可能性も。
洗濯関連の家事を一か所で完結することができる分、独立した部屋で長い時間居ることになるので、普段からテレビを見ながら洗濯をしている人やお子さんが小さいご家庭は間取りを工夫する必要があります。
・建築コストがかかる
費用についても水回りの設置や内装工事費用等、広ければ広いほど建築コストはかかります。狭い窮屈な空間になってしまってはかえって家事効率が悪くなってしまう可能性も。また、服同士の距離が近いと乾きにくく、ランドリールームを配置する場所と風通しはとても大事なポイントになります。
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サンルームのメリットデメリット
メリット・日光に当てて干せて、天気に左右されない
室内ながらも、日光に当てて洗濯物を干すことが出来るので外干し派の方にとっては便利なサンルーム。
天気に左右されることなく、洗濯物を干すことができます。急な天気の変化もサンルームに干してあれば慌てて洗濯物を取りこむ必要がありません。
・用途が様々
"洗濯物を干す"という目的以外にもガーデニングや子供の遊び場としても活用することができ、暮らしに合わせた活用方法があります。
・花粉やPM2.5から洗濯物を守れる
ランドリールームと同様、服についた花粉やPM2.5で悩んでいる方は、室内で干せば外気のウイルスからしっかりと守ってくれます。
デメリット・洗濯物が乾きにくい可能性がある
サンルームは正面、側面、天井の三面がガラス張りになっているので洗濯物が乾きやすいと思われる方も多いと思いますが、風通しや湿度によっては反対に乾きにくいなんてことも。
・夏は暑くて冬は寒い
三面ガラス張りのサンルームは洗濯物が乾きやすい一方、夏は高温になりやすいのがデメリットです。また、太陽が直接当たるので床の色が変色してしまうこともあります。
・手入れが大変
洗濯物を干すため、清潔に保つためにもこまめなお手入れが必要です。ガラスは汚れが目立ちやすく、そのままにしておくと汚れが原因で光をうまく取り込めなくなる可能性があります。
・間取りを考慮する必要がある
日当たりの良い場所にサンルームを配置するとなると、家の向きによってはリビングが暗くなってしまうなんてことも。間取りと採光を考えたうえで配置する必要があります。
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KULABOで施工したランドリールームの施工事例
ここでKULABOで実際に施工したランドリールームの事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
▶施工事例を詳しく見る
もともと脱衣室と洗面台が同じスペースにありましたが、ランドリールームが欲しいという施主様のご要望から、洗面台は廊下に移動しました。ランドリールームにはちょっとしたカウンターと、物干しバーを設置しています。
▶施工事例を詳しく見る
WICに隣接させたランドリースペース。1.5畳でも空間を有効活用でき、窓もあるので湿気対策もバッチリ!
▶施工事例を詳しく見る
WICを広く確保できたことから、ランドリースペースも兼用することに。調湿効果のあるエコカラットを壁1面に施工しているので、洗濯物をたくさん干しても湿気が気になりません。
▶施工事例を詳しく見る
アイロン台を使う時だけ引き出せる台や、洗濯物を畳まない時は折り畳める棚板を設置。限られた空間でも有効活用することができます。 -
最後に
今回はランドリールームとサンルームのメリットデメリットについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
どちらも"どこに配置するのか"ということがポイントになります。ランドリールームもサンルームも生活動線や家事動線をしっかりと考慮し、適切な場所に配置することで快適な暮らしに繋がります。自分のライフスタイルに合わせ、それぞれのメリットデメリットを加味したうえで、検討しましょう。
KULABOでは、ランドリールームやサンルームなどお客様がより快適に、安心して暮らすことのできる住まいづくりをご提案します。理想の住まいづくりをするために、是非一度ご相談ください♪
このコラムの執筆者
山内 翔太