あこがれの造作洗面台!失敗しない洗面計画とは?

2024年10月26日

突然ですが、水回りがオシャレだと気分も上がりませんか?
特に洗面台は水回りの中でも使用頻度が多くなっています。朝の用意はもちろん、来客があった際にも使用される洗面台。おしゃれな洗面台であれば、朝の気分も上がり、来客の印象も良くなります。

そんなオシャレな洗面台にするには、造作洗面台をおすすめします!

  • 造作洗面台とは?

    造作洗面台とは、形やデザインだけでなく、洗面ボウルや水栓、ミラーなどを自由に組み合わせて作るオリジナルの洗面台です。
    おしゃれな洗面にしたい!高さを自分好みに調整したい!タイルを貼ってかわいくしたい!他とは一味違う洗面台にしたい!など洗面台にこだわりたい方にはオススメです。

    カウンターを木材や石にしてみたり、洗面ボウルをカウンター一体型にしてみたり、鏡の形を変わったものにしてみたり…
    こだわりポイントはお施主様によって様々です。

  • 造作洗面台のメリットデメリット

    既製品の洗面台とは違い、素材から大きさまで自由に選べる造作洗面台。そんな憧れの造作洗面台にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

     メリット 

    ・完全オリジナルがつくれる

    棚や鏡、洗面ボウルまで全て一から選ぶため、唯一無二の洗面台をつくることができます。見た目のデザインはもちろん、普段の生活を想像しながら、使い勝手の良さや機能性にも考慮しましょう。


    ・間取りに合わせて形を調整できる

    既製品の洗面台は寸法が決まっているので、設置したい場所にどうしても収まらなかったり、デッドスペースが生まれてしまうことがあります。造作洗面台は完全オリジナルなので、見た目だけでなく幅や高さも間取りに合わせて調整することができます


    ・部屋の雰囲気に合わせられる

    既存の洗面台の場合、洗面台だけ違う雰囲気になってしまったなんてことも。造作洗面台であれば部屋の雰囲気を損なうことなく、同じテイストで合わせることが可能です。



     デメリット 

    ・既製品よりも高い

    一つひとつセレクトしていく造作洗面台は、既製品と比べ費用は高くなってしまいます。選ぶパーツによって費用は変わりますが、少しでも費用を抑えたい方は壁やタイルだけ造作にしたり、鏡や照明だけを造作にする等既製品と造作部分を組み合わせていくのもおすすめです。


    ・打合せに時間がかかる

    どんな素材にするか、デザインをどうするか、使い勝手をどうするかなどを考えなければならないことが多い為、打合せに時間がかかってしまうことが多くなります。


    ・仕上がりのイメージが付きづらい

    造作洗面台は仕上がりのイメージが付きづらく、デザイナーとの入念な打合せが必要になります。後悔のないようにしっかりと打合せを行い、完成した際に「想像と違う…」なんてことにならないように気を付けましょう。

  • 洗面ボウルの設置スタイル

    造作洗面台といっても、何を使ってどのようなデザインにすればいいか、なかなか想像しづらいものです。
    今回は、造作洗面の印象を大きく変える『ボウルの設置スタイル』についてご紹介します。

    置き型ボウルの造作洗面台

    『置き型ボウル(ベッセル型)』


    置き型(ベッセル型)ボウルは、カウンターの上に置くように設置するタイプの洗面ボウルです。洗面ボウルだけの交換が比較的容易な点がポイントです。



    『半埋め込み型ボウル』

    半埋め込み型ボウルを採用した造作洗面台

    半埋め込み型ボウルは、ボウルが半分カウンターに埋まった状態のボウルです。
    カウンター一体型タイプや埋め込みタイプよりカウンター下の収納を有効活用しやすい形になります。
    大きめのボウルを選択してもすっきりとした見た目にすることできます。



    カウンター一体型ボウルを採用した造作洗面台

    『カウンター一体型ボウル』


    名前の通り、カウンターとボウルが一体となっているタイプです。
    カウンター一体型のメリットは「見た目のスタイリッシュさ」と何より「掃除のしやすさ」が挙げられます。
    KULABOでは一番人気のスタイルです!

  • 造作洗面台を入れるときのポイント

    冒頭で挙げたように、造作洗面台には『自分の好みに合わせて洗面台をデザインできる』というメリットがあります。ボウル以外にも何を決めたらいいのだろう?と悩まれる方もいるかもしれません。
    造作洗面台を計画する際に気を付けたいポイントについて少しだけ紹介します!

    『身長に合わせて計画する』

    既製品の洗面台の高さは、一般的に「80㎝」で計画されていることが多いです。ここで既製品が80㎝なら80㎝!と決めてしまうのはもったいないです!
    ボウルの形や身長によって適したカウンターの高さは変わります。設計士と相談したうえで決めるのが良いでしょう。



    『鏡の位置や大きさを調整する』

    造作洗面台を計画する際に見落としがちなのが「鏡」です。四角、丸、楕円、収納付きなど鏡にも様々な形や種類があります。カウンターの大きさと鏡の大きさのバランスがとれているか、前に立ったときにしっかりと顔が見える高さか等確認するようにしましょう。



    『小物を置くことができるスペースを作る』

    ハンドソープ、歯ブラシ、コップなど洗面には意外と小物があることが多いです。それらを隠したいか、あえて見せるか等によって棚の有無が変わってきます。洗面で歯を磨いたり顔を洗う以外にメイクをしたり、髪を乾かしたり…普段自分が洗面をどのような用途で使うが整理してみると良いでしょう。

    最後に、 KULABOで設計したおすすめの造作洗面台をご紹介します。設置場所やデザインなど是非参考にしてみてください。

  • 事例①回遊性の高い洗面台

    シックなホテルライクインテリアで非日常感を

    愛知県大府市/K様邸
    工法:RC造
    間取り:3LDK+WIC→3LDK+WIC
    費用:約1,685万円(2022年施工)
    工事期間:約3ヶ月
    施工面積:87㎡
    築年数:築6年


    口の字の回遊廊下に設置したホテルライクの造作洗面台。人造大理石で造られたカウンターは幅180㎝と2人並んで使用しても余裕のある広さとなっています。鏡は幅いっぱいの1面鏡にすることで、朝の身支度もスムーズに。高級感を崩さないよう、引出と開き扉は廊下の色味と統一し、大容量の収納も計画しました。

  • 事例②木の質感にこだわった洗面台

    木の質感漂う自然素材に囲まれた戸建リノベ

    愛知県岡崎市/S様邸
    間取り:7DK→3SSLDK
    工事期間:約4ヶ月
    施工面積:120㎡


    カウンターと鏡のフレームに木材を使い、柔らかい印象に仕上げた造作洗面台。L字型に設計したことで、ちょっとした物置スペースとしても活用できます。洗面台から繋がる棚は木材でそろえ、収納は豊富に。マリンランプやタイルはナチュラルテイストとの相性が良く、ワンランク上の空間を演出しています。

  • 事例③玄関一体型の洗面台

    家族と過ごす時間が豊かになる繋がりがある家

    愛知県海部郡蟹江町/S様邸
    工法:RC造
    間取り:4LDK→2LDK(将来間仕切りで3LDK可)+書斎
    費用:約1,490万円(2023年施工)
    工事期間:約3ヶ月半
    施工面積:94.3㎡
    築年数:築30年


    玄関に入りすぐ目に入るのは、デザイン性にこだわった造作洗面台。玄関収納と洗面台を造作で繋げて製作したのはリノベならではのアイデアです。洗面台を廊下に出すことで、パントリーと脱衣室の広さを確保しつつ、居室に入る前に洗面台で手を洗えるという自然な動線を作り上げています。

  • 事例④アンティーク調の洗面台

    アンティークな質感漂う二世帯住宅化リノベーション

    愛知県
    工法:軽量鉄骨造3階建
    間取り:7DK→5LDDKK+WIC
    工事期間:約3ヶ月半
    施工面積:154.26㎡
    築年数:築31年


    木の質感と金属をうまく調和させたアンティーク調の洗面台。レトロ感を演出するため、水栓やクロスの柄にもこだわっています。照明は光が広がり過ぎないようワンポイントの照明計画で、洗練された雰囲気を作り上げています。

  • 事例⑤開放感のある洗面台

    こだわりのインテリアで魅せるマンションリノベ

    愛知県名古屋市天白区/M様邸
    工法:RC造
    間取り:4LDK→2LDK+パントリー
    工事期間:約3ヶ月
    施工面積:93.6㎡
    築年数:築44年


    廊下の奥にあるアーチ開口をくぐると現れる造作洗面台。洗面ボウルには施主様こだわりの石を採用しました。ホワイトとグレーを基調にした空間に、石の質感が絶妙にマッチしています。照明や鏡にもこだわりぬき、デザイン性の高い洗面スペースが完成しました。

  • まとめ

    今回はおすすめの造作洗面台をご紹介しました。気になる施工事例はありましたか?
    造作洗面台はカウンターや水栓、鏡などこだわりポイント満載です。自由度が高いからこそ悩むことも多いかと思います。また家事動線重視か、デザイン重視かお客様によって希望のスタイルも違います。
    KULABOではそのようなご希望やお悩みに合わせて、様々なテイストの造作洗面台をご提案しています。ご希望がまだ決まっていないという方もご安心ください。商材等を用いて一からご提案させていただきます。
    是非お気軽にご相談くださいませ。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

村松 杏摘

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