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2023年12月09日
2026年06月06日
「古い実家を住みやすくしたい」「中古戸建てを購入して自分好みに刷新したい」と考えたとき、一番に気になるのが「費用」のことではないでしょうか。
戸建てのリノベーションは、マンションに比べて自由度が高い反面、建物の状態や工事の規模によって費用が大きく変動するため、「結局いくらかかるの?」と疑問に思う方も少なくありません。
本記事では、戸建てリノベーションの費用相場を価格帯別に分かりやすく徹底解説!
あわせて費用が変動する具体的な要因や、失敗しないための注意点、予算内で理想を叶えるコツについてもご紹介します。
これから予算計画を立てる方、損をせずに賢く家づくりを進めたい方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
CONTENTS
戸建てリノベーションとは、既存の一戸建て住宅をベースに大規模な改修工事を行い、住まいの性能や価値を高めることです。
単に古くなった設備を新しくするだけでなく、住む人のライフスタイルや家族構成に合わせて、間取りやデザイン、さらには耐震性や断熱性といった「建物の機能」を根底から高めることができるのが大きな特徴です。
よく混同されがちな言葉ですが、一般的に以下のような違いがあります。
・リフォーム(原状回復)
老朽化した建物を「マイナスの状態からゼロ(新築時に近い状態)に戻す」工事です。キッチンの交換や壁紙の張り替えなど、部分的・表面的な修繕を指します。
・リノベーション(機能・価値の向上)
ライフスタイルに合わせて間取りを変更したり、配管を刷新したりして「性能をプラス(新築時以上の価値に向上)にする」工事です。
家を新しく手に入れる方法には、リノベーションのほかに「新築(注文住宅など)の建築」や、既存の家を解体して新しく建てる「建て替え」があります。それぞれの違いを一覧にまとめました。
| 項目 | 戸建てリノベーション | 新築・建て替え |
|---|---|---|
| 工事の内容 | 既存の基礎や柱を活かして、間取りやデザインを一新する | 既存建物を解体し、基礎から新しい家を建築する |
| 費用の目安 | 新築に比べてコストを抑えやすい(土地や基礎にかかる費用を削減できるため) | 解体費用や地盤改良、資材費などがすべてかかるため高額になりやすい |
| 自由度 | 構造(抜けない柱や壁)による制約が一部ある | 基本的に制限がなく、1から自由に設計できる |
| 工期 | 約3〜5ヶ月(仮住まいが必要) | 約6ヶ月〜1年(建て替えの場合は解体期間もプラス) |
| 税金面 | 固定資産税が上がりにくい | 新築としての評価になるため、固定資産税が高くなる |
リノベーションは、新築や建て替えに比べて「コストを抑えながら、注文住宅のように自分好みの住まいを手に入れられる」という、いいとこ取りの選択肢として今とても注目されています。

戸建てリノベーションの費用目安は、一般的に300万円〜2,000万円前後、まるごと一新するフルリノベーションであれば1,500万円〜4,000万円超と、非常に幅広くなっています。
なぜこれほど差が出るかというと、「リノベーションする範囲」「工事内容」「建物の状態(築年数など)」によって金額が大きく変動するためです。
ここでは、予算別に「具体的にどのような工事ができるのか」の目安を、ビフォーアフターのイメージと合わせて解説します。
家の骨組みや間取りはそのままに、老朽化した水回り設備を新しくし、内装の一部をきれいにする価格帯です。
工事内容の目安
・キッチン、お風呂、トイレ、洗面台など主要な水回り4点の交換
・一部の部屋のクロス(壁紙)や床の張り替え
購入した新築の建売住宅や、比較的状態の良い築浅の中古物件に対して、自分好みのデザインやこだわりを「プラス」するリノベーションです。
工事内容の目安
・リビングの壁一面にアクセントクロスやエコカラットを施工
・造作家具(テレビボードや収納)の設置
・照明プランの変更(ダウンライトやペンダントライトの追加)

before

after
間取りは大きく変えず、LDKを中心に目に見える部分をガラリと模様替えし、デザイン性を高めるリノベーションです。
工事内容の目安
・LDK全体の床・壁(クロス)の全面刷新
・キッチンの配置変更(壁付けから対面型など)による空間レイアウトの工夫
・収納スペースの拡充

before

after
家全体の設備や内装をまるごと新しくするものの、部屋の配置(壁の位置)はそのまま残すスタイルのフルリフォームです。
工事内容の目安
・全室のクロス・床の張り替え
・すべての水回り設備の交換
・外壁や屋根の塗装・メンテナンス
ライフスタイルの変化に合わせて「1階だけの間取りを大胆に変える」「2つの部屋をつなげて広いLDKにする」といった、一部間取り変更を含む大規模なリノベーションです。
工事内容の目安
・LDKの大規模な間取り変更(壁の撤去など)
・家全体の設備・内装の刷新
・部分的な耐震補強や断熱改修

before

after
建物を一度「骨組み(構造体)」だけの状態まで解体し、間取りから性能までゼロベースで再構築する最高峰のリノベーションです。
工事内容の目安
・全室の間取り変更(2階建てを二世帯住宅にするなど)
・配管・配線の全面引き直し
・建物全体の本格的な耐震補強・断熱改修(新築同等の性能へ向上)

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after
戸建てリノベーションの費用は、物件の広さ(坪数)だけで決まるわけではありません。「想定より高くなってしまった…」という事態を防ぐために、費用を大きく左右する5つのポイントを押さえておきましょう。
リノベーションを検討する際、「戸建て」にするか「マンション」にするかで迷う方も多いのではないでしょうか。
戸建てのリノベーションには、集合住宅であるマンションとは異なる独自のメリット・デメリットがあります。特性をしっかり理解して、物件選びやプランニングに活かしましょう。
・間取りやデザインの自由度が高い
戸建てリノベーション最大のメリットは、圧倒的な「自由度の高さ」です。
マンションには管理規約による制約があり、共有部分(窓サッシや玄関ドア、バルコニーなど)の変更はできません。また、構造によっては室内の壁を撤去できないこともあります。
しかし戸建てであれば、外装や屋根のデザインを変えることはもちろん、2階建ての天井を高くして「吹き抜け空間」を造るなど、ダイナミックな間取り変更も思いのままです。
・新築に比べて費用を調整しやすい
新築一戸建てを建てるとなると、土地代に加えて高額な建築費、諸経費などがかかり、予算オーバーになりがちです。
リノベーションであれば、既存の建物(基礎や柱など)を有効活用するため、土地や構造にかかる費用を大幅に削減できます。浮いた予算を「こだわりのキッチン」や「無垢の床材」など、本当にこだわりたい場所に回すことができるため、新築よりもコストのメリハリをつけやすいのが魅力です。
・既存の建物や立地を活かせる
「実家を引き継いで住む」場合はもちろん、中古物件を探す場合でも、新築ではなかなか見つからないような「駅近」や「住環境の良い人気エリア」で物件を見つけやすいというメリットがあります。また、古民家のようにあえて古い建物ならではの立派な柱や梁、レトロな雰囲気をデザインとして活かした、唯一無二の住まいを造ることも可能です。
・建物の状態によって追加費用が発生する可能性がある
戸建ての場合、解体してはじめて「柱が腐食していた」「シロアリの被害があった」といった問題が発覚することがあります。
マンションに比べて雨風や地盤の影響を直接受けるため、解体後の現地調査によって補修費用や構造の補強費用が突発的に追加発生するリスクがあることは、あらかじめ考慮しておく必要があります。
・工事期間中は仮住まいが必要になる
家全体を一新するようなフルリノベーションの場合、工事期間は約3〜5ヶ月と長期にわたります。
この期間中は原則として今の家に住み続けることができないため、仮住まい(賃貸マンションやマンスリーマンションなど)へ引っ越す必要があります。仮住まいを探す手間や、数ヶ月分の家賃・引っ越し費用が2回分かかることは、スケジュールと資金計画に入れておかなければなりません。
・築年数によっては耐震補強が必要
メリットで「自由度が高い」とお伝えしましたが、それは安全な土台があってこそです。
特に築年数が古い物件(1981年5月以前の旧耐震基準の建物など)は、現行の耐震基準を満たしていないケースがほとんどです。安心して長く暮らすためには、間取りやデザインにお金をかける前に、まず「耐震補強工事」や「断熱改修」を行う必要があり、その分の費用がベースとしてかかってきます。

戸建てリノベーションは金額が大きくなるからこそ、事前の準備や心構えが成功を左右します。見積もりが出てから慌てないために、以下の3つの注意点を必ず頭に入れておきましょう。


「やりたいことをすべて詰め込んだら、予算を大幅にオーバーしてしまった…」というのは、リノベーションでよくあるお悩みです。しかし、少しの工夫とアイデア次第で、クオリティを落とさずに費用を抑えることは十分に可能です。ここでは大切な4つのコツをご紹介します。
戸建てリノベーションを進めるにあたって、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
ここまで戸建てリノベーションの費用相場や内訳、費用が変わるポイント、そして失敗しないための注意点について解説してきました。
戸建てリノベーションは、マンションに比べて自由度が高く、新築よりもコストを抑えて理想の住まいを叶えられる素晴らしい選択肢です。しかし、建物の状態によって費用が変動しやすいため、「信頼できるプロによる事前の現地調査」と「メリハリのある資金計画」が成功への一番の近道となります。
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KULABOでは、リノベーションのデザイン・設計・施工はもちろん、仲介部門の「ハウスボカン」と連携し、リノベーションに最適な「中古物件探し」から資金計画(住宅ローン)まで、ワンストップでサポートいたします。
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林 果凛