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2024年02月24日
2025年07月29日
部屋の広さを変えず、住まいに「開放感」を求めたい方は多いのではないでしょうか。
天井を解体して建物の構造体を見せる躯体現しは、天井高を最大まで確保し、特に戸建て住宅は素材の持つ独特の雰囲気を部屋に取り込むことができます。
今回は、木造や鉄骨造の戸建てリノベーションにおいて、天井を躯体現しにしたときの種類についてKULABOの事例をもとに紹介します。
愛知県岡崎市
築年数:27年
間取り:(before)3LDK→(after)4LDK+WIC
リノベーション費用:約1,630万円(2023年施工)
既存の丸太梁を見せることで、ダイニングに開放感が生まれ、迫力ある佇まいになっています。こちらの事例は、天井の中にある垂木の間に断熱材を仕込むことで、断熱にも配慮して計画しています。
・荒々しさがなく、ダイナミックな印象の天井デザインになる
・天井が高く、開放感のある空間を実現できる
・既存天井を解体してみないと、梁の雰囲気が分からない
・木の印象により、部屋のテイストが変わる
愛知県常滑市
築年数:8年
間取り:(before)1LDK→(after)LDK+収納
リノベーション費用:約500万円(2023年施工)
剛床工法(ごうしょうこうほう)と呼ばれる工法で床が組まれており、格子状の構造を見せています。結果として、2700mmの高さが取れた開放感あるLDKを実現しています。
・スッキリとしたリズム感あるモダンな天井デザインになる
・天井を再度つくらないので、大工さんの手間が省けてコストを抑えられる
・既存天井を解体してみないと、綺麗な状態か分からない
愛知県
築年数:31年
間取り:(before)7DK→(after)5LDDKK+WIC
こちらの事例は、もともと組まれていた天井を剥がし、梁やブレース、デッキプレートをすべて白く塗装しました。鉄骨特有のラフさが光る天井デザインで素材感を楽しめます。
・インダストリアルなどクールな印象の空間に仕上げることができる
・既存天井を解体してみないと、どのようなブレースが出てくるかが分からない
躯体現しは天井高がかなり上がり、広々とした空間を実現できます。開放感ある空間にしたいという方は、是非躯体現しを取り入れてみてはいかがでしょうか。
組まれている天井の多くはクロスで仕上げますが、戸建ては住宅の構造によって躯体現しにしたときに木材や鉄骨など、素材感を楽しむことができます。しかし、戸建て住宅で躯体現しをする場合、断熱費用がかかったり、既存の状態は解体してみないと分からないことが多い点は注意が必要です。
KULABOでは、コストやデザイン性などトータルで検討し、既存のものを上手く再利用したご提案が可能です。今住んでいる戸建て住宅を開放的にしたいとお考えの方は、是非ご相談ください。
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