2024年二重窓の補助金で最大50%相当還元!お得に窓から断熱対策を始めよう!
2024年03月09日
2024年03月09日
窓は最も熱の出入りが激しく、室内の暑さや寒さを軽減して断熱性能を高めるためには二重窓を設置するリノベーションが効果的です。
今なら一定の条件を満たすことで、二重窓リノベーションの補助金制度「先進的窓リノベ2024事業」を利用することができます。非常にお得な補助金制度で、1戸当たり最大200万円までの補助金が交付され、約50%に相当する額を還元してくれます!
今回の記事では、「先進的窓リノベ2024事業」とはどのような補助金制度なのか、また実際に補助金制度を利用して二重窓リノベーションを行ったKULABOスタッフの体験談も紹介します。是非参考にしてみてください!
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二重窓リノベーションの補助金とは?
2023年度に実施され、大きな反響を呼んだ「先進的窓リノベ事業」。省エネ効果の高い断熱窓に改修することで、1戸当たり最大200万円までの補助金が交付され、約50%に相当する額を還元してくれるというあまりにもお得な補助金制度でした。
そして2024年度も後続事業として、「先進的窓リノベ2024事業」が実施されることが発表されました。それでは、補助金の概要について確認していきましょう。
~先進的窓リノベ2024事業~
【対象期間】
2023年11月2日以降に対象工事に着手し、2024年12月31日までに工事が完了したものが対象
【交付申請期間】
2024年3月中下旬~遅くとも2024年12月31日まで
※予算上限に達した場合、締切が早まる可能性があります。
【対象となる条件】
内窓の設置を始め、ガラス交換、外窓交換、ドア交換を施工し、補助金額5万円以上のリフォーム
※ドア交換単体での申請は不可となります。
【補助金額】
上限200万円/戸
設置する内窓のサイズや既存状態、付随する工事内容によって金額は変動しますが、設置費用の目安は下記の通りです。
窓の性能区分【Uw】
内窓のサイズ<面積>
大(L)
<1.4㎡以上>
中(M)
<0.8㎡以上、1.4㎡未満>
小(S)
<0.1㎡以上、0.8㎡未満>
極小(X)
<0.1㎡未満>
P(SS)【1.1以下】
55,000円
34,000円
11,000円
11,000円
S【1.5以下】
36,000円
24,000円
7,000円
7,000円
A【1.9以下】
30,000円
19,000円
5,000円
5,000円
B【2.3以下】
0円
0円
0円
0円
昨年と比較し、内窓の設置は補助額が若干ダウンしましたが、ガラス交換、外窓交換が補助額アップ。さらには、ドアの改修も補助金の対象となりました。
肝心な「先進的窓リノベ2024事業」の補助金を受け取るための申請は、事業者登録されているリノベーション会社が行います。消費者個人が申請することはできません。
申請手続きの流れ1.事業者登録をされたリノベーション会社と工事請負契約をする
2.工事に着手する
3.補助金の交付申請の予約をする(※任意)
4.工事完了・引渡し
5.事務局に補助金の交付申請を行う
6.審査・補助金が交付される
7.リノベーション会社から補助金分が還元される
補助金交付申請の予約は任意となり、有効期限は3ヶ月です。3ヶ月を経過すると、確保した予約枠がなくなってしまうので注意が必要となります。さらに、申請内容の変更も不可になりますので、予約申請後に工事内容の変更ができません。
「先進的窓リノベ2024事業」は、こちらも最近話題となっている「子育てエコホーム支援事業」という補助金制度との併用が可能となっています。どちらも二重窓リノベーションは工事の対象となりますが、「先進的窓リノベ事業」は窓やドアの改修に特化した補助金制度なので、補助金額も「子育てエコホーム支援事業」に比べて高額になります。
ただし、同じ工事箇所で重複して申請は出来ないので、その点は注意しましょう。
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二重窓リノベーションのメリット
二重窓リノベーションは、快適な住環境にするために非常に効果的な手段の一つです。具体的には、以下のようなメリットがあります。
*断熱性を向上させる
二重窓リノベーションの大きなメリットは、何と言っても優れた断熱性能です。
二重窓にすることで、外窓と内窓の間に新たに空気層が生まれます。この空気層が断熱材のような役目を果たし、熱の出入りを抑えることができるため、室内の温度を快適に保つことができます。
*防音効果を向上させる
二重窓は窓の隙間を少なくし、住まいの気密性を高めてくれます。そして、外窓と内窓の間にできた空気層が音の振動を吸収し、室内の音漏れや外からの騒音も遮断します。
*結露の発生を防ぐ
結露というのは、室内の暖かい空気と外の冷たい空気の温度差が生じることで起きます。二重窓を設置することで、寒暖差が軽減し、結露の発生がしにくくなります。カビ・ダニの発生防止や、結露の拭き掃除の手間も省けます。
*エコな暮らしを実現できる
高い断熱性能や気密性により、二重窓の設置は外部からの熱や冷気の侵入を減少させ、室内の温度を一定に保つことが可能です。これにより、冷暖房効率が良くなり、エアコンなどの使用頻度も減少するため、光熱費の節約・省エネ効果が期待できます。
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スタッフも実践!補助金を使った窓リノベインタビュー
約5年前に自宅をリノベーションしたKULABOのスタッフが、約半分の工事金額が返ってくるお得な補助金制度が開始されたことを機に、二重窓リノベーションを実施しました。
「本当に全員やった方がいいよ!」から始まったインタビュー。実際の断熱効果は?補助金額は?など、リアルな口コミを聞いてみました!
事業責任者:山内
Q. リノベーションした当初から、ゆくゆくは二重窓を付けたいと思っていましたか?
A. 当初は想定していませんでした。リビングの掃き出し窓は元々壁に厚みがあり、その中に二重窓が納まりました。ただ別の部屋では、ふかし枠(※内窓を設置するために、既存の窓枠の奥行寸法が足りない場合に延長させることができる二重窓インプラスのオプション部材)をつけて設置したので、見た目的には結構前面に出てくることになりました。この方法は、リビングの大きな掃き出し窓とかだと、圧迫感が出てくるかもしれないですね。
Q. 断熱効果、防音効果は実際に感じますか?
A. 今回、リビングには一箇所しか二重窓を設置していないのですが、効果は感じています!断熱とは話が逸れますが、道路を走る車の音が全く気にならなくなりました。
北側の洋室はすべて二重窓にしたのですが、もともとはエアコンをつけていないと外よりも寒いんじゃないかと思うほどでしたが、二重窓を設置してからは、エアコンなしでも廊下とほとんど変わらない室温を維持できていると実感しています。
Q. 結露は減りましたか?
A. 二重窓面は、結露が全くしなくなったと思います。もしかしたら、よく見れば、もともとの窓には結露しているかもですが…、気にならないです。
Q. 正直、窓を2つ開けることは面倒ではないですか?
A. 開閉しない窓なので、手間は感じていないです。そもそも、換気もそこまでしないので、窓を頻繁に開けるということが意外とないですね。むしろ、二重窓に日頃の感謝をしながら開けています(笑)
Q. 部屋の雰囲気は変わりましたか?
A. 何も変わってないですね。強いて言えば、二重窓はクロスに合わせて白にしたのですが、サッシのシルバーの色が二重窓を閉めるときに見えなくなって、少し可愛くなったかも…?
Q. 実際に支払った金額はいくらでしたか?
A. 掃き出し窓2箇所と腰窓1箇所、小窓1箇所を施工したのですが、トータルで約35万円程で施工しました。実際に貰った補助金額は約18万円程だったので、実際には17万円程で設置できたことになりますね!
Q. 実際にやってみての感想を一言
A. 本当に全員やった方がいいと思いました(笑)
室内干しや洗濯機の乾燥機で洗濯物を外に干さず、頻繁に窓の開閉をしない人には特におすすめです。やはり、窓からの熱損失が一番大きいので、もともとの窓を交換するよりも二重窓を設置したほうがより断熱性が高く、壁に断熱材を入れるよりも金額が抑えられます。壁に断熱材を入れると部屋全体も狭くなりますしね。内装を素敵にお洒落にしつつ、断熱は二重窓に任せれば、より良いリノベーションの計画になること間違いないと思います! -
まとめ
二重窓リノベーションは、断熱性能や防音性能を向上させ、健康で快適な暮らしを手助けしてくれます。今ならお得な補助金制度を利用でき、最大200万円と、約50%相当還元されます!
昨年実施された「先進的窓リノベ2023事業」は、各窓メーカーの生産が追い付かず品切れになるほど大きな反響で、予算上限に達し2023年11月30日をもって交付申請の受付が終了しました。2024年も申し込みが殺到して早期終了が予想されるため、断熱や防音など住環境の改修を検討されている方は、お早めにお問い合わせすることをおすすめします。
KULABOでは、「デザイン性」と「暮らしやすさ」を両立した住まいづくりを心がけています。断熱性能だけでなく、お住まいに関する悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
このコラムの執筆者
大竹 理沙