意外に重要なコンセント位置!あると便利な設置場所を徹底解説

2024年10月22日

普段の生活で「コンセントがギリギリ届かない…」「もう少し手前にあれば良かったのに」と困った経験はありませんか?

コンセントの位置は、内装計画時に見落としがちなポイントですが、配置が不便だと日々の生活に支障が出ることも。
今回のコラムでは、コンセント計画時に考慮しておきたいポイントや配置のコツをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

  • よくあるコンセント計画の失敗例とは?

     失敗例① 欲しい位置にコンセントがない 


    家電を設置する際、欲しい位置にコンセントがないと不便を感じますよね。例えば、ソファやベッド周りにコンセントがないと、スマートフォンの充電や照明器具の設置が難しくなります。計画する段階で使うシーンをイメージし、適切な位置に設置することが大切です。



     失敗例② コンセントの高さが合ってない 


    家電や家具の高さを考慮せずにコンセントを設置した場合、「使用する家電のコードが届かない」といった問題が発生することも。特にテレビやキッチン周辺では、事前に配置する家具や家電をイメージして、最適な高さに設置することが重要です。



     失敗例③ コンセントの数が足りない 


    高さや位置は合っていても数が足りなければ困りますよね。延長コードを使うという手段もありますが、延長コードは基本的に「最大○○Wまで」と使用可能なワット数が決まっています。リビングやキッチンなど消費電力の大きい家電を使用する場合、この最大電力を超えないように配慮する必要があるため、注意が必要です。



     失敗例④ 家具でコンセントが隠れる 


    せっかく設置したコンセントが、家具の背面や側面に隠れてしまうと、使い勝手が悪くなってしまい、延長コードを使うなどの手間が増えてしまいます。あらかじめ家具のレイアウトを考え、どこにコンセントが必要かをしっかり計画することが重要です。



     失敗例⑤ 屋外のコンセントがない 


    庭でレジャー遊びをする際に、リビングから無理やり引っ張ってくるなんてことも。屋外コンセントは、高圧洗浄機などの掃除用品や防犯対策用のカメラ・防犯灯などにも使用できるため、使用用途に応じて計画しましょう。

  • コンセントの位置決めで考慮すべきポイント

    では失敗のないコンセント計画をするためにはどうしたら良いでしょうか?
    コンセント計画をする際に抑えておきたいポイントを3つご紹介します。

    *コンセントの数

    「とりあえずたくさん設置すれば良いのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、コンセントの数が多ければ多いほど費用は高くなり、見た目のデザイン性が損なわれてしまう可能性があります。
    ポイントは適正な場所に適切な数を設置することです。見落としがちなコンセント計画も、計画時点でしっかり考えることで必要な場所に無駄なく配置することが大切です。



    *コンセントの位置

    コンセントの配置を考える際、現在の生活だけでなく、将来の暮らしをイメージすることが重要です。例えば、将来的に子供部屋を増やしたり、リモートワークのためにデスクを設置する可能性がある場合、その場所にコンセントが不足すると不便です。将来の暮らしをイメージすることで、後々のトラブルを防ぎ、より快適な生活に繋がります。



    *コンセントの高さ

    一般的に、ハウスメーカーや工務店では床から約25cmの位置に設置することが多く、棚の上に設置する場合は約10~15cmの高さが使いやすいとされています。しかし、コンセントが高すぎると目立ちすぎてしまい、部屋の景観が崩れてしまうことも。デザイン性を損なわないよう、適切な高さで設置することがポイントです。

  • 【場所別】あると便利なコンセント位置

       玄関   


    リノベーション施工事例
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    玄関にコンセントを設置しておくと、掃除用具や電動自転車のバッテリー充電に便利です。特に電動自転車を使用しているご家庭では、玄関近くで簡単に充電できるため、日常の手間が軽減されます。また、玄関まわりの掃除にもすぐに対応できるので、常に清潔な状態を保つことができます。




       廊下   


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    掃除機の使用時に便利です。長い廊下でもスムーズに掃除ができ、他の部屋から延長コードを引っ張る手間が省けます。また、季節の飾り付けや間接照明を置く際にも活用でき、空間をおしゃれに演出することができます。


     リビングダイニング 


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    特にテレビ周辺は、テレビや録画機器、ゲーム機などコンセントが混雑しやすい場所です。
    テレビやテレビボードの高さにあわせてコンセント位置や高さを考え、コードがごちゃつかないような計画をしましょう。また、ダイニングテーブルやソファ近くにコンセントを配置する場合も、「高さが合わない」や「家具で隠れてしまう」ということがないよう注意しましょう。


      キッチン  


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    キッチンのコンセントは調理家電で埋まりやすく、家電も増えていく傾向があります。平均は6口、多くて8口が目安です。コンセントの数を決めたのちに、作業動線を意識して配置を決めることがおすすめです。


       洗面所   


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    洗面所のコンセントは、高さと数を考慮することが重要です。ドライヤーやヘアアイロン、ひげそりなどの美容家電用に、洗面台近くに高めの位置で設置すると便利です。また、冬場の冷暖房機器や洗濯機のために低い位置にも設置しておくと、使いやすくなります。


       収納   


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    収納スペースにもコンセントを設置しておくと、掃除機やアイロンなどをすぐに使えて便利です。また、季節家電の充電や空気清浄機を設置する際にも役立ちます。収納内の配置や動線を考慮し、邪魔にならない場所に設置することがポイントです。


       寝室   


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    寝室のコンセント配置は、ベッドのサイズやレイアウトを事前に決めてから計画することが大切です。ベッドサイドにはスマートフォンの充電や照明器具用のコンセントが便利です。コンセントがベッドに隠れてしまわないよう、設置場所や高さに注意しましょう。

  • コンセントを適切な位置に配置するコツ

    ①コンセントを使うものに何があるか洗い出す


    計画段階でどの家具や家電がコンセントを必要とするかをしっかり洗い出すことが大切です。コンセントが混雑しやすいテレビや録画機器、電子レンジや炊飯器といった調理家電など、使用頻度の高い家電をリストアップしておくと、あとから「やっぱりここにコンセントがあれば良かった」と後悔するリスクを減らすことができます。



    ②現在だけではなく将来の暮らしのイメージをする


    コンセントの配置を考える際、現在の生活だけでなく、将来の暮らしをイメージすることが重要です。例えば、将来的に子供部屋を増やしたり、リモートワークのためにデスクを設置する可能性がある場合、その場所にコンセントが不足すると不便です。将来の暮らしをイメージすることで、後々のトラブルを防ぎ、より快適な生活に繋がります。



    ③コンセントの色や形にこだわる


    家のテイストやインテリアに合わせて、コンセントの色や形を選ぶことで、より統一感のある空間に仕上がります。一般的なホワイトの他にも、シックな印象を与えるブラック、ナチュラルな印象のベージュなど、カラーバリエーションは豊富です。また、床に設置するフロアコンセントを採用するのもおすすめ。形状にもこだわることで、デザイン性をさらに高められます。フロアコンセントは必要な時にだけ出せるため、普段は邪魔にならず、すっきりとした空間を保てます。

  • まとめ

    今回のコラムでは、コンセント計画時のよくある失敗例や設計時に考慮しておきたいポイント、配置のコツについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
    将来の生活をイメージしながら、必要な場所に適切な数と位置でコンセントを設置することが重要です。

    KULABOでは、リノベーション後の暮らしは不便にならないように、コンセント配置図の作成し、細かく計画を進めますので、ご安心ください。リノベーションをご検討中の方はお気軽にご相談ください。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

森居 寛幸

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