在宅勤務に対応したワークスペース
2020年08月02日
2024年07月30日
以前よりテレワークや在宅勤務などの言葉を耳にすることもありましたが、近年の新型コロナウイルス感染拡大により在宅勤務という働き方が身近なものになりました。今後もテレワークや在宅勤務を導入する企業が多くなると言われ、それに伴い今住んでる家や中古物件を購入する際にワークスペースを設ける間取りの変更を検討される方が増加しております。
今回は、ちょっとしたアイデアで在宅勤務の時間が快適になるワークスペースについてお話します。
CONTENTS
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在宅勤務の悩みとは?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ステイホームや在宅勤務と家で過ごす時間が増えました。在宅勤務になったことでメリットやデメリットもあり、以前との環境変化から現在の住まいや暮らしについて考え直す機会が増えたのではないでしょうか。
《メリット》
・通勤や移動時間が短縮できる
・家族と過ごす時間が増えた
・育児や家事のとの両立がしやすい
《デメリット》
・そもそもワークスペースがない
・仕事とプライベートが一緒になり集中しづらい
・仕事用の机や椅子がない
・生活音が気になる
・書類などを収納するスペースがない
働き方改革により仕事環境のストレスが軽減される一方で、我が家の生活環境を振り返った際に新たな悩みの声があがっています。在宅勤務により自宅で過ごす機会が増えたことで、自宅は「くつろぐ場所」でありながらも「仕事をする場所」となりつつあるのです。
人それぞれワークスタイルがありますので、自分や家族に合った環境をつくりたいですよね。 -
そもそもワークスペースどこにつくる?
ワークスペースが欲しいなと思っても、そもそもどこにスペースに作るのか、専用の部屋を用意するのか、今お住まいの家の間取りのどこかに追加するかを考えなければいけません。そこで、ワークスペースをつくる場所について解説します。
専用部屋
ワークスペースと言えば、書斎のような個室空間をイメージされる方も多いかと思います。使用してない部屋があったりや間取りに余裕がある場合は、個室型のワークスペースを設けることで、家族の声や姿などが気にならずWEB会議を頻繁に行う方にも最適な空間になります。
リビング・ダイニングの一部
最近注目を集めているのが、リビング・ダイニングの一角にワークスペースを設ける方法です。住まいの中でも最も広いスペースなので、十分なワークスペースを確保することができます。例えば、WEB会議などがないお仕事の方やちょっとした家事の合間に利用したい場合におすすめです。
階段下やスキップフロア
「リビングでは落ち着かないけど、家族の様子も確認できるようにしたい!」という方は、階段下のデッドスペースやスキップフロアにワークスペースを設置するという方法もあります。スキップフロアとは、いわゆる「中二階」で床の一部に高低差を設ける作り方です。オープンな場所でありつつ適度に落ち着いた空間になるので、効率よく作業できること間違いありません。
「ワークスペースが欲しいけどそんなスペースが無い!」という方も多くいらっしゃると思います。完全な個室空間は叶わなくても、限られた間取りの中で工夫をすればワークスペースを作ることができます。どのような場所にワークスペースを作りたいかイメージしてみましょう。 -
ワークスペースづくりのポイント
ワークスペースを作る際に、気をつけたいポイントを最後に確認してみましょう。
*使用シーンに合わせてスペースを確保する!
ワークスペースは、仕事をする他にも趣味や個人のスペースとしての活用方法がございます。パソコン作業のみであれば、1~2畳で十分なスペースを確保することができますが、本棚やソファなども配置する場合は3畳以上スペースをとると余裕のある空間になります。どのような作業をするかを想定し、目的に合わせた広さを確保しましょう。
*コンセントの位置や数を決めよう!
現在はパソコンなどの電子機器を使用し、仕事を行う方が増加しています。その他にも、電気スタンドや充電をする際にもコンセントは必要不可欠です。事前にコンセントの位置や必要な個数を決めておきましょう。
*温度の調整ができるようにしよう!
ワークスペースを作る場所によっては、エアコンなどの空調設備を導入しましょう。窓がないことも多いので、空調設備がないと夏や冬は過ごしづらくなります。しかし、ロフトや納戸などに設置を検討している場合は建築基準法などで空調設備を新設できない可能性もありますので、リフォーム会社に相談してみましょう。
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まとめ
今回はワークスペースについてお話させていただきました。働き方が在宅勤務に切り替わったことで、働き方だけではなく生活スタイルにも変化が生まれています。
ワークスペースは、仕事だけでなく趣味などの別の用途として使用できます。ワークスペースを作ったけど結局使わなくなってはもったいないので、事前にしっかり計画を立てておくとよいでしょう。
自宅で過ごすことが多くなった現在、是非自分の住まいや暮らしを見つめ直してみてください。ワークスペースだけではなく、その他にも改善したい箇所が出てくるのではないでしょうか。現在の住まいに悩みがある方は、一度ご相談くださいませ。
このコラムの執筆者
青木 一晃