【完全保存版】仕事が捗る自宅ワークスペースのつくり方
2020年08月02日
2024年12月17日
以前よりテレワークや在宅勤務などの言葉を耳にすることもありましたが、近年の新型コロナウイルス感染拡大により在宅勤務という働き方が身近なものになりました。今後もテレワークや在宅勤務を導入する企業が多くなると言われ、それに伴い今住んでる家や中古物件を購入する際にワークスペースを設ける間取りの変更を検討される方が増加しております。
今回は、ちょっとしたアイデアで在宅勤務の時間が快適になるワークスペースのつくり方についてお話します。
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ワークスペースのメリットデメリット
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ステイホームや在宅ワークと家で過ごす時間が増えました。最近は自粛等はかなり緩和されましたが、新しい働き方として在宅ワークを推奨している会社も少なくありません。在宅ワークになったことでメリットやデメリットもあり、以前との環境変化から現在の住まいや暮らしについて考え直す機会が増えたのではないでしょうか。
そこで必要になってくるのが、”ワークスペースの確保”です。
決まった場所で仕事をしたい、書類等をまとめておきたい、気分によって使い分けたいなど、考え方は様々です。ここで、ワークスペースをつくるメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット・決まった場所を確保できるため、ワークスペースがない家よりもプライベートと仕事のメリハリをつけやすい
・収納や仕事のスタイルに合わせて計画できる
・個室のワークスペースは、周りの音を気にせずWEB会議ができる
デメリット・個室のワークスペースを確保しようとすると、他の部屋を圧迫してしまう
・会社に行くよりも仕事とプライベートが一緒になり、集中しづらいことがある
・生活音が気になる
働き方改革により仕事環境のストレスが軽減される一方で、我が家の生活環境を振り返った際に新たな悩みの声があがっています。在宅ワークにより自宅で過ごす機会が増えたことで、自宅は「くつろぐ場所」でありながらも「仕事をする場所」となりつつあるのです。
人それぞれワークスタイルがありますので、自分や家族に合った環境をつくりたいですよね。 -
そもそもワークスペースどこにつくる?
ワークスペースが欲しいなと思っても、そもそもどこにスペースを作るのか、専用の部屋を用意するのか、今お住まいの家の間取りのどこかに追加するかを考えなければいけません。そこで、ワークスペースをつくる場所について解説します。
専用部屋
ワークスペースと言えば、書斎のような個室空間をイメージされる方も多いかと思います。使用してない部屋があったり間取りに余裕がある場合は、個室型のワークスペースを設けることで、家族の声や姿などが気にならずWEB会議を頻繁に行う方にも最適な空間になります。
リビング・ダイニングの一部
最近注目を集めているのが、リビング・ダイニングの一角にワークスペースを設ける方法です。住まいの中でも最も広いスペースなので、十分なワークスペースを確保することができます。例えば、WEB会議などがないお仕事の方やちょっとした家事の合間に利用したい場合におすすめです。
寝室の一角
実は、寝室にちょっとしたワークスペースを作ることも可能です。「寝室?かなりプライベートな場所だから集中できないのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、意外にも寝室はワークスペースに適しています。寝室として利用する時間以外は基本的に誰もいないことが多く、リビングから離れているため静かな環境を保ちやすい点や、空調や照明が整っている点など、メリットが沢山あります。どうしてもオンオフの切り替えが難しいと感じる方は、カーテンや簡易的な間仕切り壁で空間を区切るのも良いでしょう。
階段下やスキップフロア
「リビングでは落ち着かないけど、家族の様子も確認できるようにしたい!」という方は、階段下のデッドスペースやスキップフロアにワークスペースを設置するという方法もあります。スキップフロアとは、いわゆる「中二階」で床の一部に高低差を設ける作り方です。オープンな場所でありつつ適度に落ち着いた空間になるので、効率よく作業できること間違いありません。
「ワークスペースが欲しいけどそんなスペースが無い!」という方も多くいらっしゃると思います。完全な個室空間は叶わなくても、限られた間取りの中で工夫をすればワークスペースを作ることができます。まずは、どのような場所にワークスペースを作りたいかイメージしてみましょう。 -
ワークスペースづくりのポイント
ワークスペースを作る際に、気をつけたいポイントを確認してみましょう。
*使用シーンに合わせてスペースを確保する!
ワークスペースは、仕事をする他にも趣味や個人のスペースとしての活用方法があります。パソコン作業のみであれば、1~2畳で十分なスペースを確保することができますが、本棚やソファなども配置する場合は3畳以上スペースをとると余裕のある空間になります。どのような作業をするかを想定し、目的に合わせた広さを確保しましょう。
*コンセントの位置や数を決めよう!
現在はパソコンなどの電子機器を使用し、仕事を行う方が増加しています。その他にも、電気スタンドや充電をする際にもコンセントは必要不可欠です。事前にコンセントの位置や必要な個数を決めておきましょう。
*温度の調整ができるようにしよう!
ワークスペースを作る場所によっては、エアコンなどの空調設備を導入しましょう。窓がないことも多いので、空調設備がないと夏や冬は過ごしづらくなります。しかし、ロフトや納戸などにワークスペースの設置を検討している場合は、建築基準法などで空調設備を新設できない可能性もありますので、事前に施工会社に相談してみましょう。
*収納スペースを確保しよう!
意外と見落としがちなのが、収納スペースの確保です。
ここでポイントになるのが、普段よく使う書類のサイズを知ること。A4サイズが入るような棚にするには、高さや奥行きの検討が必要になります。書類ボックスに入れるから〇〇㎝は欲しいなど、しっかりと寸法まで検討しましょう。
また、プリンターやデスクトップを置く場所は、カウンター部分だけでなくカウンターの下や上の方など、高さ方向をいかに上手く使えるかが重要になります。
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KULABOでリノベーションしたワークスペースの施工事例
最後にKULABOで実際に施工したワークスペースの事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
◆リビングの一角
▶施工事例を詳しく見る
リビング内にワークスペースを設けた事例の一つです。壁に向かっているため、集中力は確保しつつちょっとした作業にぴったりです。
◆スキップフロア
▶施工事例を詳しく見る
スキップフロアの上に、ワークスペースをつくりました。
ワークスペースからLDKを見渡せるとともに目線が少しずれるため、適度に区切られた空間になります。
◆キッチン横
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キッチンの近くにワークスペースを設けた事例です。窓に向かってカウンターを設置することで、明るさを確保できます。メイクをするのもよさそうですね!
◆玄関横の洋室に!
▶施工事例を詳しく見る
玄関横の洋室にワークスペースを。適度な閉鎖感もありながら、室内窓を取り付けたことで、家族の気配も感じられます。
◆造作TVボードと一緒に!
▶施工事例を詳しく見る
造作TVボードと一体で作られたワークスペースです。
TVボードと高さを揃えているため、一体感があり、デザイン的にも優れています。壁紙の中にマグネットがくっつくボードを仕込んでいるのもポイントです。
▶施工事例を詳しく見る
こちらもTV面にワークスペースを設けた事例です。壁一面の壁面収納のおかげで、収納力抜群です。 -
まとめ
今回はワークスペースについてお話させていただきました。働き方が在宅勤務に切り替わったことで、働き方だけではなく生活スタイルにも変化が生まれています。
ワークスペースは、仕事だけでなく趣味などの別の用途として使用できます。ワークスペースを作ったけど結局使わなくなってはもったいないので、事前にしっかり計画を立てておくとよいでしょう。
自宅で過ごすことが多くなった現在、是非自分の住まいや暮らしを見つめ直してみてください。ワークスペースだけではなく、その他にも改善したい箇所が出てくるのではないでしょうか。現在の住まいに悩みがある方は、一度ご相談くださいませ。
このコラムの執筆者
村松 杏摘