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キッチンダイニング横並びは後悔する?失敗例と後悔しない間取りづくりのポイント

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2021年08月10日
2026年07月02日
LDKは、家族の生活の中心となるスペース。だからこそ、家族が快適に過ごせるようにこだわりたいという方がほとんどです。
過ごしやすい間取りは家族構成やライフスタイルによって様々ですが、近年はリビング・ダイニング・キッチンをひとつながりにしたゆとりある間取りが人気の傾向にあります。
このようにリノベーションは、内装の雰囲気を変えるだけでなく、間取り変更や水回りの位置変更を行うことが出来ます。
今回は、LDKの広さの目安や人気のレイアウト、よくある失敗例と対策、リノベーションで叶える開放的なLDKづくりのポイントを詳しく解説します。家づくりを検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
CONTENTS
LDKとは、リビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchen)の3つの空間をひとつながりにした間取りのことです。
特に近年は、壁で仕切らずひとつながりにした「一体型LDK」が人気を集めています。必要な広さは家族構成や家具の配置によって異なるため、暮らし方に合わせて計画することが大切です。
| 家族構成 | 広さの目安 |
|---|---|
| 1〜2人暮らし | 10〜15畳 |
| 3人家族 | 14〜18畳 |
| 4人家族 | 16〜20畳 |
| 5人以上 | 20畳以上 |
上記はあくまで目安です。家具のサイズや生活スタイルによっても最適な広さは変わります。リノベーションする際には、実際の生活動線を考えながら設計士と相談することをおすすめします。
LDKは、広ければいいわけではありません。家族人数に対して広すぎるLDKは冷暖房効率が下がり、光熱費が増える原因にもなります。必要な広さをしっかり見極めることが大切です。
近年、リビング・ダイニング・キッチンをひとつながりにし、家族が集まってゆっくりできるようなゆとりある間取りが人気を集めており、新築住宅でも当たり前のように一体型のLDKが設計されています。人気の理由としては主に下記の3つが挙げられます。
間仕切りを減らすことで視線が奥まで抜け、同じ面積でも広く感じられます。また、自然光が空間全体に届きやすくなり、明るく心地よい住まいになります。
キッチンで料理をしながらリビングで過ごす家族と会話できるなど、家族のつながりを感じやすいことも魅力です。
キッチン・ダイニング・リビングがつながることで移動距離を短縮しやすくなります。一体型LDKは、「家事動線」「生活動線」「来客動線」を効率よく計画できるため、日々の家事や移動の負担軽減にもつながります。
実際にリビングのリノベーションを行う際は、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。ここでは、特に押さえておきたいポイントについてお話しします。
LDKの間取りを決める前に、まずは家族の過ごし方を整理しましょう。
・ダイニングテーブルで勉強や作業をする
・在宅ワークを行う
・家族で映画鑑賞を楽しむ
など、ご家庭によってLDKの使い方はさまざまです。
ダイニングテーブルでの作業が多いご家庭なら、キッチンとダイニングを近くに配置するレイアウトがおすすめです。一方で、家族がリビングで過ごす時間が長い場合は、ソファやテレビ周りのスペースをゆったり確保すると快適に過ごせます。家族それぞれの過ごし方を整理しておくことで、暮らしに合ったLDKを計画しやすくなります。
LDKのリノベーションで見逃しがちなのが「動線」です。動線とは、人や物が動く方向や経路のことを指し、毎日の暮らしやすさを大きく左右します。動線には主に次の3種類があります。
| 家事動線 | 料理・洗濯・掃除など家事作業の移動ルート |
|---|---|
| 生活動線 | 起床から就寝まで、日常の移動ルート |
| 来客動線 | 来客が通るルートと家族の生活空間を分ける動線 |
動線が整理された間取りは、移動の負担が少なく、日々の家事や生活がスムーズになります。リノベーションでは、キッチンの位置変更や収納計画の見直しによって動線を改善できるため、現在の住まいで不便に感じていることを事前に洗い出しておくとよいでしょう。
リノベーションは「今の暮らし」だけでなく、「将来の暮らし」も見据えて計画することが重要です。
例えば、
・子どもが生まれる、または成長して独立する
・親との同居が始まる
・在宅ワークが増える、または働き方が変わる
といった変化によって、住まいに求める機能や使い方は変わっていきます。
現在の家族構成だけでなく、5年後・10年後の暮らしも想像しながら間取りを考えることで、長く快適に暮らせる住まいづくりにつながります。家族それぞれが住まいに求めることを事前に話し合っておくと、リノベーション後の満足度も高まりやすくなります。


完成後に意外と多いのが、「おしゃれな間取りにしたけれど配膳が大変」というケースです。ダイニングテーブルまで何歩も移動する必要があると、毎日の食事準備や片付けが負担になりやすいです。
キッチンとダイニングの距離は90cm〜120cmが目安となります。横並びレイアウトや、カウンター越しに食器を渡せる対面キッチンにすることで、配膳動線を大幅に短縮できます。
LDKを広くした結果、収納スペースが不足してしまうケースもよくあります。一体型LDKは開放感が魅力ですが、その分、壁面収納を設けるスペースが減るため、収納計画が不十分だとモノがあふれやすくなります。
リノベーション前に、現在持っているモノの量や収納したいものを整理しておくことが大切です。パントリーや壁面収納、リビング収納などを計画的に取り入れることで、すっきりとしたLDKを維持しやすくなります。
「テレビを置く壁がない」「想定していたソファが置けなかった」といった後悔もよく見られます。LDKの広さだけを重視して間取りを決めてしまうと、実際の生活で窮屈に感じることがあります。
間取りを検討する段階で、実際に使う予定の家具サイズを図面に落とし込みましょう。リノベーションであれば、壁の位置や開口部の配置を調整しながら家具レイアウトを前提に設計できるため、住み始めてからの後悔を防ぎやすくなります。
一体型LDKは開放感がある反面、空間が広くなることで冷暖房の効率が下がりやすくなります。特に築年数の古い住宅では断熱性能が十分でない場合もあり、夏は暑く冬は寒いと感じることがあります。
快適な室温を保つためには、断熱性能の向上が重要です。リノベーションの際に内窓の設置や断熱材の追加を検討すると、冷暖房効率の改善につながります。また、LDKの広さに合ったエアコンを選ぶことも大切です。
LDKがひとつながりになることで、テレビの音や子どもの声、料理中の音などが空間全体に広がりやすくなります。ワークスペースや寝室との位置関係を考慮することが大切です。
家族の生活音が気になる場合は、ワークスペースや寝室をLDKから適度に離して配置したり、間に収納や廊下を設けたりすることで音の影響を軽減できます。また、必要に応じてドアや間仕切りを設けるほか、壁や天井に吸音性のある素材を取り入れるのも効果的です。
「オープンキッチンにしたら料理のにおいがリビングまで広がるようになった」というお悩みもよくあります。一体型LDKは空間がつながっているため、独立キッチンに比べてにおいが広がりやすい傾向があります。
換気性能の高いレンジフードを採用することをおすすめします。また、キッチンと窓を向かい合わせに配置することで空気の流れをつくり、においが室内にこもりにくくなります。におい対策を重視する場合は、キッチンレイアウトも含めて検討しましょう。

LDKには大きく分けて「横長」「縦長」「L字型」の3つのタイプがあります。それぞれに特徴があり、生活スタイルや住まいの条件によって向き・不向きがあります。

横長LDKとは、バルコニーや窓に対してLDKが横方向に広がる間取りです。
・窓に面する範囲が広く、LDK全体が明るくなりやすい
・リビングとダイニングをゆるやかに分けやすい
・ソファやテレビ、ダイニングテーブルなどの家具配置がしやすい
・キッチンからリビングまでの距離が長くなりやすい
・横幅が必要なため、間取りによっては家具配置が制限されることがある
・窓際に家具を置くと採光を妨げてしまう場合がある

縦長LDKとは、バルコニーや窓から奥に向かってLDKが縦方向に伸びる間取りです。
・奥行きがあるため実際の広さ以上に開放的に感じやすい
・キッチン・ダイニング・リビングを一直線に配置しやすい
・限られた面積でもLDKを広く確保しやすい
・家事動線をコンパクトにまとめやすい
・部屋の奥側まで自然光が届きにくい場合がある
・家具の配置によっては通路が狭く感じやすい
・リビングスペースがコンパクトになりやすい

L字型LDKとは、LDKの間取りがL字形に配置された間取りです。
・キッチンをリビングからゆるく仕切れる
・生活感が出やすいキッチンを目立ちにくくできる
・空間にメリハリが生まれ、落ち着いて過ごしやすい
・家具のレイアウトが難しく、デッドスペースが生まれやすい
・間取りによっては採光や通風に工夫が必要になる
一体型LDKの中でも、キッチンやダイニングの配置により、動線の使いやすさ、家族とのコミュニケーションのとりやすさが大きく変わります。今回は、LDKでよく採用される人気のキッチンレイアウトを3つご紹介します。
「キッチンとダイニングが横並び」とは、キッチンとダイニングテーブルを一直線に配置したレイアウトです。配膳や片付けの移動距離を短縮できるため、家事効率を重視する方に人気があります。
【向いている人】
毎日の家事を効率化したい方、キッチンとダイニングをシームレスにつなげたい方
【メリット】
・配膳や片付けがしやすい
・家事動線が短く効率的
・直線的なレイアウトで空間がすっきり見える
【注意したいポイント】
・キッチンが見えやすいため、収納計画もあわせて検討すると安心
・椅子を引いた際に動線を妨げないよう、通路幅は90cm以上確保するのがおすすめ
「キッチンとダイニングが対面」とは、対面キッチンとダイニングテーブルを向かい合わせに配置したレイアウトです。料理中でもダイニングやリビングにいる家族と会話がしやすく、コミュニケーションを取りやすいことが特徴です。
【向いている人】
料理しながら家族の様子を見守りたい方、家族との会話を大切にしたい方
【メリット】
・料理中も家族と自然に会話できる
・子どもの様子を確認しながら家事ができる
・開放的なLDKの雰囲気をつくりやすい
【注意したいポイント】
・キッチンの手元が見えやすいため、整理整頓が必要
・カウンターを高めにしたり立ち上がり壁を設けたりすると、生活感を抑えやすい
「キッチンと窓が対面」とは、キッチンに立った際に正面に窓が見えるレイアウトです。視線が外へ抜けることで開放感が生まれ、リビング・ダイニングのスペースも広く確保しやすくなります。
【向いている人】
LDKをできるだけ広く使いたい方、料理に集中したい方、におい対策を重視したい方
【メリット】
・リビングやダイニングのスペースを広く確保しやすい
・窓からの採光や景色を楽しみながら料理ができる
・においや油汚れがリビング側へ広がりにくい
【注意したいポイント】
・窓の位置によっては収納スペースが限られる場合がある
・日当たりの良い方角では、遮熱や目隠し対策も検討したい
・外からの視線が気になる場合は、窓の高さや外構計画も確認しておくと安心
リノベーションでは、単に間取りを変更するだけでなく、視線の抜けや収納計画を工夫することで、限られた面積でもLDKを広く見せることができます。ここでは施工事例をもとに、特に効果的な4つの工夫をご紹介します。

Before

After
LDKに隣接する和室の壁を撤去し、LDKに取り込む方法は、人気のリノベーションの1つです。既存の間取りを活かしながら広々としたLDKへ変更できるため、住み替えをせずに理想の暮らしを実現しやすくなります。
間仕切り壁や建具を撤去して空間を一体化することで、視線が奥まで抜ける開放的なLDKになります。4〜6畳程度の和室をLDKに取り込めるケースも多く、面積を広げられるだけでなく、視線が奥まで抜けることで開放感のある空間を実現できます。
▶施工事例を詳しく見る壁を撤去できない場合でも、室内窓を設ければ視線の抜けをつくれます。隣の空間とつながりが生まれ、実際の広さ以上に開放感を感じられるのが特徴です。光も取り込みやすくなるため、採光が不足しがちな廊下や個室も明るく見せられます。デザイン性の高い室内窓をインテリアのアクセントとして取り入れる方も増えています。

Before

After
LDKを広く見せるには、床面積だけでなく「高さ」を活かすことも重要です。天井の仕上げを工夫したり、梁を見せるデザインを取り入れたりすることで、視線が上方向へ広がり、開放感のある空間を演出できます。既存の梁を活かせば空間にアクセントが生まれ、開放感とデザイン性を両立できます。
▶施工事例を詳しく見るLDKを広く見せるには、収納計画も重要なポイントです。おすすめは、パントリーやウォークインクローゼットなどの大型収納を一箇所に集約する方法です。日用品やストック品をまとめて収納することで、LDK全体をすっきりと見せられます。見せる収納と隠す収納を使い分ければ、使いやすさとデザイン性を両立した空間にもなります。
最初に確認すべきことは、「撤去できない壁(構造壁)」の有無です。マンションの構造には大きく「壁式構造」と「ラーメン構造」があり、間取り変更の自由度に違いがあります。
| 壁式構造 | 壁全体で建物を支えているため、撤去できない壁が多く、間取り変更の自由度は低め。 |
|---|---|
| ラーメン構造 | 柱と梁で建物を支えるため、壁を撤去しやすく、間取り変更の自由度が高い。 |
また、マンションには管理規約があり、共用部分(玄関ドア・窓・バルコニー)や専有部分(内側の壁・床など)によって工事できる範囲が異なります。リノベーション前に管理組合への確認と申請が必要なケースがほとんどです。
水回り(キッチン・浴室・トイレ)の移動は、排水勾配の確保が必要なため、位置変更に制約が生じる場合があります。専門家への事前確認を必ず行いましょう。

戸建てはマンションに比べて間取り変更の自由度が高く、LDKの拡張や水回りの移設なども比較的行いやすいのが特徴です。ただし、建物を支える「耐力壁」は撤去できないため、どの壁が構造上重要なのかを事前に確認する必要があります。
| 木造軸組工法 | 比較的間取り変更の自由度が高い。ただし耐力壁の確認は必須。 |
|---|---|
| 2×4工法 | 壁で構造を支えているため、撤去できる壁が少ない。 |
また、戸建てリノベーションでは耐震性能にも配慮することが重要です。壁を撤去してLDKを広げる場合は、必要に応じて耐震補強を行い、建物の安全性を確保しながら計画を進めましょう。



Before
3LDK+WIC

After
2LDK
愛知県名古屋市昭和区
築年数:40年
リノベーション費用:約1,460万円(2025年施工)
施工面積:71.02㎡
オレンジのキッチンとDJブースをひと続きに配置し、趣味と暮らしが自然につながるLDK。パントリーを設けることで生活感を抑えながら、広々とした空間を実現しました。アールや円形のデザインが、空間にやわらかなアクセントを添えています。


Before
3LDK

After
2LDK
愛知県
築年数:24年
施工面積:77.41㎡
グレイッシュな色合いと上質な素材で統一したLDK。造作キッチンや収納を空間に溶け込ませることで、すっきりとした印象に仕上げました。落ち着きと開放感を兼ね備えた、ホテルライクな空間です。


Before
3LDK+WIC

After
2LDK+WIC+SIC
愛知県名古屋市中区
築年数:26年
リノベーション費用:約2,060万円(2024年施工)
施工面積:77.41㎡
リビング内に洗面台を設けることで、家事や身支度をしながら家族との時間を楽しめるLDK。角部屋ならではの豊かな採光を活かし、明るく開放的な空間に仕上げました。無垢材のルーバーが空間全体に統一感をもたらしています。
A. 和室や個室をLDKに取り込むことで、開放的な空間へ変更できます。
ただし、マンションの構造(壁式かラーメン構造か)や管理規約によって、変更できる範囲が異なります。まずは専門家による現地調査と管理規約の確認が必要です。
A. 配管経路や建物の構造によって移動できる範囲に制限があります。
マンションでは、排水勾配の確保が必要なため、キッチンを現在の位置から大きく離れた場所へ移設できない場合があります。戸建て住宅でも、構造壁や基礎の関係で制限が生じることがあるため、事前に現地調査を行い、実現可能な範囲を確認したうえで計画を進めることが大切です。
A. 工事の範囲によって費用感が大きく変わります。
間仕切りの変更のみであれば50〜150万円程度、キッチン移設を含む場合は200〜500万円程度が目安です。実際の費用は建物の状況や工事内容によって変わるため、詳しくは見積もりを取得して確認しましょう。
LDKの間取りは、単に広さだけで決まるものではありません。家族構成やライフスタイル、家事動線、収納計画などを総合的に考えることで、毎日の暮らしやすさは大きく変わります。
リノベーションであれば、和室を取り込んでLDKを広げたり、キッチンの配置を見直したりと、現在の住まいに合わせて理想の空間を実現できる可能性があります。
KULABOでは、お客様一人ひとりの暮らし方や価値観に寄り添いながら、デザイン性と暮らしやすさを両立した住まいづくりをご提案しています。
「自分たちに合ったLDKの間取りを知りたい」「今の住まいでどのようなリノベーションができるのか相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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中山 友愛