あわせて読みたい

0120-85-7755
2026年09月05日
2026年09月10日
「部屋の雰囲気をもう少しおしゃれにしたい」「間接照明を取り入れたいけれど、どんな種類があるのだろう?」 SNSや雑誌で見かける素敵なインテリア。その中で、壁に設置されたデザイン性の高い照明が気になったことはありませんか。それが「ブラケット照明」です。
ブラケット照明は、空間を効果的に演出し、部屋の印象を大きく変える力を持っています。しかし、シーリングライトなどの主照明と比べて馴染みが薄く、「どんな種類があるの?」「取り付けは難しい?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。
この記事では、ブラケット照明の基本的な知識から、メリット・デメリット、種類、場所別の選び方、そして気になる取り付け方法まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。最後まで読めば、あなたの家にぴったりのブラケット照明が見つかるはずです。
CONTENTS
まずは、ブラケット照明がどのようなものなのか、基本的な特徴から見ていきましょう。
ブラケット照明とは、壁や柱に取り付けるタイプの照明器具全般を指します。「ブラケット」とは、もともと壁などから突き出したものを支える「持ち送り」や「腕木」を意味する言葉です。部屋全体を明るくするシーリングライトやダウンライトが「主照明」と呼ばれるのに対し、ブラケット照明は空間に明るさを補ったり、特定の場所を照らしたりする「補助照明」として使われるのが一般的です。壁面から光を放つことで、空間に陰影と奥行きを生み出し、雰囲気のある空間を演出します。
ブラケット照明の最大の魅力は、その高いデザイン性と演出力にあります。光そのものがインテリアの一部となり、主照明だけでは作り出せない、立体的でおしゃれな空間を創造します。例えば、壁を照らして光を反射させれば、柔らかい間接照明としてリラックスできる雰囲気に。また、デザイン性の高い器具を選べば、照明をつけていない昼間でも壁面のアクセントとして楽しめます。照明一つで、部屋の印象を手軽にグレードアップできるのが、ブラケット照明の人気の理由です。
ブラケット照明を取り入れることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。主な5つのメリットをご紹介します。
| メリット | 具体的な効果 |
|---|---|
| 1. 空間演出 | 壁に光の陰影ができ、立体感と奥行きのあるおしゃれな雰囲気になる |
| 2. 天井を高く見せる | 上向きに照らすタイプは、天井に光が広がり開放感が生まれる |
| 3. 補助照明 | 部屋の隅や手元など、明るさが足りない場所をピンポイントで照らせる |
| 4. 省スペース | 壁付けなので、フロアライトのように床のスペースを取らない |
| 5. 視線誘導 | 絵画やオブジェを照らすことで、フォーカルポイント(視線が集中する場所)を作れる |
壁面に光が当たることで生まれる陰影は、のっぺりしがちな空間に立体感と奥行きを与えてくれます。光と影のコントラストが、まるでホテルのラウンジやカフェのような、洗練された雰囲気を作り出します。
光を上方向に放つタイプのブラケット照明は、天井面を明るく照らし出します。これにより、視線が自然と上に向かい、天井が高く感じられる効果が期待できます。特に天井高が気になるお部屋や、開放感を出したい空間におすすめです。
「リビングのソファで本を読みたいけれど、少し暗い」「廊下の隅が暗くて気になる」といった場合に、ブラケット照明が活躍します。必要な場所に明るさを補うことで、快適性と安全性を高めることができます。
フロアライトやテーブルランプは床や家具の上のスペースが必要ですが、ブラケット照明は壁に取り付けるため場所を取りません。廊下や階段、トイレといった限られたスペースでも圧迫感なく設置できるのが大きな利点です。
お気に入りのアートや写真、飾り棚などをブラケット照明で照らすと、そこが空間の主役になります。これをフォーカルポイントと呼び、人の視線を自然に集めることで、部屋全体にメリハリが生まれます。
魅力的なブラケット照明ですが、導入する前に知っておきたいデメリットも存在します。後悔しないために、以下の点をあらかじめ確認しておきましょう。
多くのブラケット照明は壁に直接固定するため、一度取り付けると簡単に位置を変えることができません。家具の配置を変えたときに「照明の位置が合わない」とならないよう、設置場所は慎重に計画する必要があります。
照明器具本体の固定や配線のために、壁に穴を開ける工事が必要になることがほとんどです。特に賃貸住宅の場合は、事前に大家さんや管理会社への確認が必須となります。ただし、後述するコンセント式や電池式など、大掛かりな工事が不要なタイプもあります。
デザインが凝ったものや、高い位置に設置したブラケット照明は、ホコリが溜まりやすく、掃除がしにくい場合があります。特に布や和紙などの素材を使ったシェードは、汚れの落とし方にも注意が必要です。お手入れのしやすさも考慮して選ぶと良いでしょう。
ブラケット照明には多種多様なデザインがあります。ここでは「光の向き」「デザイン」「テイスト」の3つの観点から、代表的な種類をご紹介します。
光がどの方向に広がるかで、空間の印象は大きく変わります。
| 光の向きのタイプ | 特徴 | おすすめの場所 |
|---|---|---|
| 全般拡散型 | シェード全体が光り、周囲を均等に明るく照らす | 廊下、洗面所 |
| 上下配光型 | 上下両方向に光が広がり、壁面に印象的な光の筋を作る | リビング、廊下、外壁 |
| 片方向配光型 | 上向きまたは下向きの一方向に光を放つ。間接照明や手元の明かりに最適 | 寝室、リビング、階段 |
💡器具本体のデザインも重要な選択ポイントです。
• スポットライト型: 照らしたい場所をピンポイントで狙えます。絵画を照らしたり、読書灯として使ったりするのに便利です。
• グローブ型: 球体のガラスやアクリルで電球を覆ったデザイン。柔らかく光が拡散し、モダンで優しい雰囲気になります。
• ランタン型: ヨーロッパの街灯のようなクラシカルなデザイン。玄関やアプローチに設置すると、趣のある雰囲気を演出できます。
• マリンランプ型: 船で使われる照明をモチーフにしたデザイン。インダストリアルや西海岸風のインテリアと相性抜群です。
💡お部屋のインテリアテイストに合わせて選ぶことで、より統一感のある空間になります。
• 北欧: 白木やファブリックなど、温かみのある自然素材を使ったシンプルなデザイン。
• モダン: 金属やガラスを使い、直線的で無駄のないシャープなデザイン。
• インダストリアル: あえて無骨さを残したスチールや真鍮などの素材感が特徴。工場や倉庫のような雰囲気です。
• 和モダン: 和紙や木材を使用し、伝統的なデザインを現代的にアレンジしたもの。
次に、具体的な設置場所ごとにおすすめの使い方と選び方のポイントを見ていきましょう。
玄関やアプローチは「家の顔」とも言える場所です。人感センサー付きのブラケット照明を選べば、夜間の帰宅時に自動で点灯し、防犯対策にもなります。防水・防塵性能を示す「IP値」が高い、屋外用の製品を選びましょう。デザインは、家の外観と調和するものを選ぶのがポイントです。
廊下や階段では、足元をしっかり照らし、安全性を確保することが第一です。壁から大きく飛び出さない、薄型のデザインを選ぶと、通行の邪魔になりません。壁面に等間隔で複数設置すると、リズミカルな光のラインが生まれ、空間のアクセントにもなります。
リビングでは、主照明を消してブラケット照明だけで過ごす時間もおすすめです。ソファの近くやテレビの背面の壁などに設置し、壁を照らすように光を向けると、眩しさを感じさせない柔らかな間接照明になります。調光機能(明るさを調節できる機能)付きのタイプを選ぶと、シーンに合わせて光の量をコントロールできて便利です。
寝室には、刺激の少ない落ち着いた光が適しています。ベッドヘッドの上に取り付ければ、就寝前の読書灯として活躍します。アームで角度を調整できるスポットライト型がおすすめです。光源が直接目に入らないよう、シェードで覆われているデザインや、上向きに照らすタイプを選ぶと良いでしょう。
洗面所では、鏡の両脇にブラケット照明を設置すると、顔に影ができにくく、メイクや身支度がしやすくなります。湿気の多い場所なので、防湿性能のある器具を選びましょう。トイレのような限られた空間でも、デザイン性の高いブラケット照明を一つ加えるだけで、ぐっとおしゃれな印象になります。
「ブラケット照明って、自分で取り付けられるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。取り付け方法は大きく分けて3種類あり、製品によって異なります。
最も一般的なのが、壁の中の配線に直接照明器具を接続するタイプです。この作業は「電気工事士」の資格を持つ人でなければ行うことができません。新築やリフォームの際に工務店や電気工事業者に依頼して設置するのが基本です。後から付けたい場合は、専門業者に見積もりを依頼しましょう。
照明器具から電源コードが伸びており、壁のコンセントに差し込んで使用するタイプです。壁にネジで器具を固定する必要はありますが、電気工事は不要なので、賃貸住宅でも比較的導入しやすいのがメリットです。コードが目立つ場合は、モールなどで隠すとすっきりします。
乾電池や充電式のバッテリーで点灯するタイプです。配線が一切不要なので、好きな場所に手軽に設置できます。クローゼットの中や廊下の足元灯など、補助的な明かりとして使うのに便利です。ただし、定期的な電池交換や充電が必要になります。
| 取り付けタイプ | 工事の要否 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 要電気工事 | 必要(要資格) | 配線が見えず、壁と一体化して美しい | 費用と時間がかかる、移動できない |
| コンセント式 | 不要 | 比較的簡単に設置できる、賃貸でもOK | コードが見える、コンセントの場所が限られる |
| 電池式 | 不要 | 最も手軽、どこにでも設置可能 | 電池交換や充電が必要、明るさは控えめ |
最後に、ブラケット照明選びで失敗しないための3つのチェックポイントをお伝えします。
ブラケット照明は壁から突出するため、設置する高さや場所を間違えると、頭をぶつけたり、ドアの開閉の邪魔になったりする可能性があります。人がよく通る廊下や階段では、床から2m以上の高さに設置するのが一般的です。また、器具の奥行き(出幅)もしっかり確認し、生活動線を妨げないかシミュレーションしましょう。
照明の明るさは「lm(ルーメン)」、光の色は「K(ケルビン)」という単位で表されます。リラックスしたい寝室やリビングには、暖色系の落ち着いた光(2700K前後)がおすすめです。一方、作業をする洗面所などには、物がはっきり見える昼白色の光(5000K前後)が適しています。補助照明として使う場合は、明るすぎないものを選ぶのがポイントです。
電気工事で設置する場合、スイッチの場所も重要です。部屋の入り口やベッドサイドなど、生活動線に合わせて使いやすい位置に設置しましょう。また、就寝時に便利なリモコン付きのタイプや、明るさを調整できる調光スイッチ、人の動きを感知して自動で点灯・消灯する人感センサースイッチなど、用途に合った機能を選ぶとさらに快適になります。
この記事では、ブラケット照明の基本から選び方、取り付け方法までを詳しく解説しました。
ブラケット照明は、単に空間を明るくするだけでなく、光と影を巧みに操り、日々の暮らしを豊かに彩ってくれるインテリアアイテムです。種類やデザインが豊富なので、きっとあなたの理想の空間にぴったりの一台が見つかるはずです。
ご紹介したメリット・デメリットや選び方のポイントを参考に、ぜひブラケット照明を取り入れて、ワンランク上のおしゃれな空間づくりを楽しんでみてください。

村田 奈菜子