【リノベのプロ直伝】内装をおしゃれに仕上げる3つのコツ大公開

2024年04月27日

お家づくりの中で、「せっかくならおしゃれな家にしたい!」と誰もが考えます。動線や間取りの面だけでなく、『内装』にこだわりたい方も多いのではないでしょうか?
『おしゃれ』と言っても沢山の色や素材があるので、何を基準に選んだらよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、愛知県内で2,000件以上の施工実績のあるKULABOのリノベーションデザイナーの視点から、人気のインテリアテイストや内装をおしゃれに仕上げるコツ、リノベーション時の注意点についてご紹介します。是非参考にしてください。

  • おしゃれな内装にするための3ステップ~基礎編~

    まず初めに、おしゃれな内装にするための3ステップをご紹介します。

    ■その1:テイストを決める

    内装を決めていく際の軸となるのが、『テイスト』を決めることです。テイストとは、部屋の全体的な雰囲気のことを指します。モダン、ホテルライク、ナチュラルなど様々なテイストがありますので、InstagramやPinterestなどで何となく惹かれる部屋の写真を集めて、自分が好きなテイストを探っていくところから始めると、部屋づくりの方向性を定めることができます。

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    ■その2:色を決める

    内装のテイストを決めたら、次に実際に使用する壁や床、建具、インテリアの色を決めていきます。色を使いすぎるとゴチャゴチャした印象になるので、使う色を3色ぐらいにするとまとまりが良くなります。

    ■その他3:照明を決める

    テイストと色が決まったら、照明を決めましょう。照明の配置や色合いによっても、大きく室内の印象が変わります。照明には、シーリングライトやダウンライト、ペンダントライトなど様々な種類がありますので、部屋の用途に適した照明を選ぶことがポイントです。

  • KULABOで人気のテイストトップ3

    先程お伝えした通り、基盤となるテイストを決めることで空間の統一感が生まれます。テイストの種類は数多くあり、自分の好みやライフスタイルに合ったテイストを選びましょう。ここでは、KULABOで人気のテイストを3つご紹介します。

    *ナチュラルテイスト

    ナチュラルテイストとは、その名の通り「自然を感じられる部屋」です。木や緑などを取り入れ、明るめのクロスやインテリアでシンプルでありつつ温もりを感じられる空間です。

    開放感のある対面キッチンへと変更した愛知県名古屋市東区のナチュラルテイストのリノベーション事例
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    *インダストリアル

    インダストリアルとは、「工業的な」という意味です。工場製品のような照明やスチール、コンクリートを使うことで、無骨でカッコいいデザインに仕上がります。
    上手く木材を組み合わせることで、温かみを出すことも可能です。

    2SLDKから4LDK+WICに間取り変更した愛知県豊田市のインダストリアルテイストのリノベーション事例
    無骨でかっこいい愛知県豊田市のインダストリアルテイストのリノベーション事例

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    *和モダン

    和モダンとは、日本古来の和風デザインに洋風のスタイリッシュなデザインを組み合わせたテイストです。木だけではなく、竹や和室を組み合わせることで心地よい空間となります。

    畳の小上がりがある愛知県の和モダンテイストのリノベーション事例
    20帖超の広々LDKがある愛知県の和モダンテイストのリノベーション事例

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    最近では、上記の「和」と「洋」を組み合わせた和モダンや、「和」と「北欧」を組み合わせたジャパンディのように、一つのテイストだけでなく複数のテイストを組み合わせてコーディネートすることも増えてきています。自分らしい空間にしたい方や、テイストを一つに決め切れない方は、異なるテイストを組み合わせるのも1つのアイデアです。

  • 空間をつくる上での配色のコツ

    続いて、コーディネートの決め手となる配色の仕方のコツについてお話しします。色を選ぶとき、黄金比率と呼ばれる配色の構成があり、これを抑えておくことで初心者でも簡単におしゃれな空間にすることができます。単純に好きな色を選べばいいという訳ではなく、色が空間に与える効果やステップ1で決めたテイストに合った色を選ぶことが大切です。

    ■配色の基本

    空間をつくるうえで重要となるのが、色の「割合」です。一般的に、配色の構成は『ベースカラー(基調色)、アソートカラー(従属色)、アクセントカラー(強調色)』からなり、部屋のイメージを決める重要な要素となります。

    ・ベースカラー
    ベースカラーは、壁や床など部屋の大部分を占める色味のことです。明るさだけでなく、広さの感覚にも深く関わってきます。


    ・アソートカラー
    アソートカラーは、家具やカーテンなどベースカラーの次に大きな面積を占める色味です。異素材を組み合わせたり、質感にこだわるなどちょっとした工夫で部屋の雰囲気が大きく変わります。


    ・アクセントカラー
    アクセントカラーは、部屋全体のカラーとは異なった色を入れることで、引き締め効果をもたらします。家具に色を取り入れたり、雑貨や植栽で色を取り入れるのもおすすめです。




    ■異なる色を取り入れる際のポイント

    アクセントカラーとして異なる色を取り入れる際、ただ闇雲に色を入れれば良い訳ではありません。色の黄金比と呼ばれる、『ベースカラー70:アソートカラー25:アクセントカラー5』の法則を意識しましょう。
    このバランスを意識して配色することで、調和のとれた部屋に仕上がります。ついつい家具に目が行ってしまいがちですが、内装の色とのバランスを大切にしましょう。

    ■トレンドカラーを取り入れる

    色が中々決まらないという方は、トレンドカラーを取り入れることもアイデアの一つです。一気におしゃれな部屋に仕上がります。しかしトレンドだからといって、あまりにも主張の強いカラーを入れてしまうと、いずれ飽きがきてしまいます。毎日目に触れても飽きがこないように、程よくトレンドカラーを取り入れるとよいでしょう。

    Laboスペース_マテリアル"

    KULABOにはLaboスペースという打ち合わせスペースがあり、様々なアイテムの素材や色味、質感などを実際に手に取って確認できる”matelial”ブースもあります。マテリアルボードに選んだアイテムを並べ、お客様の部屋の雰囲気や統一感を確認することができます。
    また造作家具を製作すれば、家具も空間に合わせた色や素材になるので、統一感のある部屋に仕上がりやすくなります。

  • 照明器具の選び方

    クロスや床材、インテリアだけでなく、照明器具も部屋の雰囲気をガラッと変える要素の一つです。照明には形、光の照らし方、大きさ、色など様々な種類があるため、暮らしに合わせた照明器具を選定できると良いでしょう。
    例えば、間接照明を取り入れたり、照明の色温度を上げることで落ち着いた空間にしたり、埋め込み型のダウンライトで計画することでスッキリとした部屋にすることができます。

    KULABOでは、Laboスペースで照明の色の違いや明るさを体験することができます。カタログ上では分かりにくい感覚の部分まで詳細にお打ち合わせすることで、より実際の暮らしをイメージした部屋づくりを行うことができます!

  • 打ち合わせ時の注意点

    ここまで色の選び方やポイントを解説してきましたが、リノベーションの打ち合わせで気を付けた方が良いポイントが3つあります。最後に、注意点を確認しておきましょう。

    ■予算オーバーを防ぐために、優先順位をつけて打ち合わせを進める

    打ち合わせを進める中で、どうしても考えなければならないのが「予算」です。予算を意識しすぎて、やりたいことがやれなかった…とならないように、優先順位をつけましょう。

    ■収納スペースを設ける

    間取りを考える際に意外と見落としがちなのが「収納スペース」です。「アウトドアが好きだから土間収納が欲しい」「服をたくさん持っているので大きなWICが欲しい」といったように、施主様によって必要となる収納は様々です。
    ここでちょっとしたポイントとなるのが、『今の暮らしの中での不満を探す』ことです。「〇〇を使うときに収納が無くて困る」「ここで〇〇したいのに、コンセントが足りない」など不満を探すことで自分では気づかなかった部屋づくりのこだわりが出てくるかもしれません。

    ■メンテナンスのしやすさ

    実際の暮らしをイメージしたとき、やはり「メンテナンス性」が気になる方も多いのではないでしょうか?住宅設備で良く意識される汚れが落ちやすい素材か、掃除がしやすい形かといった面以外に調湿機能付きのクロスや水に強いタイルなど、内装の面でもメンテナンス性は重要となります。

  • まとめ

    今回は、おしゃれな部屋づくりのポイントを中心に紹介しました。しかし、いざ内装のデザインを決めていくとなるとやっぱり迷ってしまいそう…と感じられた方もいるのではないでしょうか。

    ライフスタイルや好みのデザインは家族ごとに理想があり、KULABOの自由設計・フルオーダーのリノベーションは、お客様の希望に応じて様々なテイストのデザインに対応いたします!
    またKULABOでは、スタッフと一緒に選定したサンプルと照明の色味を合わせながら打ち合わせを行います。そうすることで、カタログや3Dパースだけではイメージが出来なかった部分をお客様自身が実際に体感することによって、完成後の暮らしを想像しやすく、満足度の高いお家づくりを実現できます。

    まだイメージが定まっていない方は、KULABOの施工事例を見て、ご自身の好みのデザインや取り入れたいアイデアをぜひ見つけてください。

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

村松 杏摘

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