玄関収納アイディア15選|狭い玄関も劇的に片付く!プロが教えるリノベ実例とコツ

2026年05月28日

玄関は「住まいの顔」と言われますが、現実は家族の靴や傘、外遊びの道具などで溢れかえり、生活感が一番出やすい場所でもあります。特に日本の住宅事情では玄関スペースが限られていることも多く、「いくら片付けてもスッキリしない」と悩む方は少なくありません。

せっかくのリノベーション。ただ単に「大きな下駄箱」を置くだけではなく、ライフスタイルに合わせた賢い収納術を取り入れることで、狭い玄関も見違えるほど劇的に使いやすくなります。

今回は、プロが教える「玄関収納の劇的アイディア15選」を軸に、ストレスの原因から失敗しないリノベのポイントまで徹底解説します。これからリノベーションを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

  • 多くの人が抱える玄関収納の「3大ストレス」

    「出しっぱなし」の靴が片付かない

    玄関ドアを開けた瞬間に脱ぎ捨てられた靴が目に入ると、家の第一印象を損なうだけでなく、毎日の大きなストレスになります。これは「片付けが苦手」なせいではなく、扉の開け閉めや棚の出し入れといった「収納のしにくさ」が主な原因です。そのため、単に収納量を増やすだけでなく、家族全員がいかに楽に、無意識にしまえるかという「出し入れのしやすさ」を重視して選ぶことが大切です。


    「靴以外」の荷物が収まらない

    玄関は靴だけでなく、傘やベビーカー、外遊びの道具やネット通販の段ボールなど、家の中に入れたくない「外の荷物」が溜まりやすい場所です。これらのサイズや形がバラバラな荷物が床を占領してしまうと、どんなに靴をしまっても玄関は乱雑に見えてしまいます。そのため、収納計画を立てる際は靴の数だけでなく、外で使う道具をまとめて収められるだけの「奥行き」や「高さの自由度」があるかを事前に検討することが重要です。


    空間が「暗くて狭い」、「臭う」

    玄関は窓が少ないため光が届きにくく、さらに大きな収納を置くことで圧迫感が出て「暗くて狭い」と感じてしまいがちです。また、密閉された空間は靴の湿気やニオイがこもりやすく、家の顔としての清潔感を損なう原因にもなります。そのため、収納を選ぶ際は色味や照明で明るさを補うだけでなく、空気を通す換気性能や、消臭効果のある素材選びを意識することが大切です。

  • 【タイプ別】玄関収納の基本スタイルとメリット・デメリット

    玄関収納にはいくつかのスタイルがあり、それぞれ「使い勝手」や「見た目の印象」が大きく異なります。ご家族の人数や玄関の広さ、そして解決したい悩みに合わせて、最適なタイプを見極めることが大切です。



    壁面収納


    壁面収納は、床から天井までの高さをフルに活用するスタイルです。壁一面を収納スペースにすることで、まるで壁そのものが収納になったような、一体感のある仕上がりになります。



    メリット:圧倒的な収納力で、玄関がスッキリ片付く

    靴だけでなく、傘や掃除道具、外遊びの道具まで一箇所にまるごと収まります。床に物を置かなくて済むため、常に整った玄関をキープできます。


    デメリット:存在感があるため、圧迫感を感じることも

    壁一面が収納になる分、色や配置によっては玄関が少し狭く感じられる場合があります。圧迫感を抑えるには、明るい色味を選ぶのがポイントです。



    カウンター収納


    腰高ほどの棚を設置し、上部をカウンター(天板)として活用するスタイルです。壁が広く見えるため、玄関に開放感と「飾り」のゆとりを与えてくれます。



    メリット:開放感があり、玄関を広く明るく見せられる

    視界が抜けるため圧迫感がなく、カウンターの上にお花や季節の小物を飾って「家の個性」を楽しめます。


    デメリット:収納できる量が限られる

    壁面収納に比べて高さがない分、収納力は少なめ。家族が多いと靴が入りきらず、結局玄関が散らかる原因になることもあります。



    フロート収納


    収納を床から浮かせて、壁に固定するスタイルです。足元に空間ができることで、玄関に軽やかでモダンな印象を与えてくれます。



    メリット:足元の空間を活用でき、玄関が広くスッキリ見える

    床が見える面積が増えるため、視覚的に玄関が広く感じられます。浮いたスペースに「普段履きの靴」をサッと隠せるので、玄関が靴で埋まるのを防げるのも大きな魅力です。


    デメリット:床の掃除(奥の方)に工夫が必要

    収納の下にホコリが溜まりやすくなりますが、奥行きがあるため奥まで手が届きにくいことがあります。お掃除ロボットが通れる高さを確保したり、柄の長いモップを用意したりといった配慮が必要です。



    オープン収納


    扉を設けず、棚板に靴を並べて「見せる収納」にするスタイルです。



    メリット:出し入れがスムーズで、空間を広く見せられる

    ワンアクションで靴を手に取れるため、忙しい時間帯もスムーズに動けます。扉の厚みがない分、視覚的な圧迫感も抑えられ、開放的な玄関になります。


    デメリット:ニオイが玄関全体に広がりやすい

    扉で遮ることができないため、靴のニオイがダイレクトに玄関ホールまで漂ってしまうことがあります。常に清潔に保つための消臭対策や、風通しへの配慮が欠かせません。



    シューズクローク


    玄関脇に専用の収納スペースを設け、歩いて入れる(ウォークイン)スタイルです。



    メリット:玄関を常に「生活感ゼロ」の状態に保てる

    靴だけでなくベビーカーやコート、ゴルフバッグなどもすべて室内に隠せるため、玄関自体を常にスッキリとした「おもてなしの空間」にしておけます。


    デメリット:玄関ホールや他の部屋の面積が削られる

    独立した小部屋のようなスペースが必要になるため、その分玄関ホールが狭くなったり、隣接する部屋の面積を圧迫してしまったりすることがあります。



  • 玄関リノベーションで失敗しないためのチェックリスト

    玄関収納を使いやすくするためには、単に収納量を増やすだけでなく、「どのように使うか」まで考えて計画することが大切です。家族構成や暮らし方によって必要な収納は異なるため、事前にポイントを押さえておくことで、「収納は増えたのに使いづらい」といった後悔を防ぐことができます。ここでは、玄関リノベーションで失敗しないために、事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。

    ☑収納量は「家族構成+将来」で考える

    現在の靴の数だけで決めるのではなく、お子様の成長による靴のサイズアップや、ライフスタイルの変化を見越して少し余裕を持たせることが大切です。棚板の高さが調整できる「可動棚」を取り入れておけば、将来ブーツや長靴が増えても柔軟に対応できます。



    ☑動線(帰宅→手洗い→収納)を意識する

    玄関リノベーションは、ただ靴をしまう場所を作るだけでなく、家全体の間取りとのつながりで考えるのが失敗しないコツです。例えば、帰宅してすぐに手が洗える動線や、上着を脱いでからリビングへ向かう動線を整えることで、家の中に汚れやウイルスを持ち込まない快適な暮らしが叶います。



    ☑“見せる”と“隠す”のバランスを決める

    すべての荷物を隠すと圧迫感が出やすく、逆にすべてをオープンにすると生活感が出すぎてしまうため、バランスが重要です。普段履きの靴は出し入れしやすいオープン棚に、季節物や掃除道具は扉の中に隠すといったメリハリをつけることで、使い勝手と美しさを両立できます。



    ☑湿気やニオイ対策を行う

    玄関は家の中で最も湿気が溜まりやすく、ニオイもこもりやすい場所であることを忘れてはいけません。消臭・調湿効果のある壁材(エコカラットなど)を選んだり、収納内に換気用の隙間を作ったりといった対策を事前に行うことで、何年経っても快適な空間を維持できます。



    ☑採光・照明で印象を変える

    大きな収納を設置すると玄関が暗くなりがちですが、照明の当て方ひとつで空間の広がりや高級感は大きく変わります。収納の下に間接照明(フットライト)を忍ばせたり、明るい色味の建具を選んで光を反射させたりすることで、コンパクトな玄関でも明るく開放的な印象を与えることができます。

  • プロが教える!玄関収納の劇的アイディア15選

    玄関ニッチで小物の定位置をつくる

     
    玄関収納のリノベーション事例

    無骨さと清潔感を兼ね備えたマンションリノベ

    愛知県岡崎市

    築年数:27年

    間取り:3LDK→2LDK+WIC

    リノベーション費用:約840万円(2017年施工)


    圧迫感を出さずに収納を作れるのがニッチの魅力。写真のように、上段を飾り棚、下段を扉付き収納に分ければ、生活感を隠しながらもおしゃれな玄関を演出できます。木目の天板をアクセントにすれば、インテリアの質もグッと上がります。





    ルーバー壁に“隠しフック”を仕込む収納


    サンプル画像

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    ルーバーが目を引く自然の温かみ溢れる家

    愛知県名古屋市西区

    築年数:21年

    間取り:3LDK→2LDK


    玄関にあると便利な腰掛けは、座面を開けると収納としても活用できる優れものです。さらに壁面のルーバーには、コートやバッグを掛けられるフックが隠されています。





    有孔ボードで“掛ける収納”を自由に配置


    玄関収納のリノベーション事例

    ブルーが映えるリゾートインテリア

    愛知県名古屋市南区

    築年数:33年

    間取り:3LDK→3LDK+WIC+ロフト

    リノベーション費用:約1,500万円(2024年施工)


    大量のアウトドア用品もスッキリ収まるよう、玄関スペースを広々と確保した間取りになっています。壁一面の有孔ボードと可動棚は、キャップやバッグなどを自由にレイアウトして掛けることができるため、趣味の道具もディスプレイするように楽しく収納しやすくなります。





    可動棚で収納量を柔軟に調整


    玄関収納のリノベーション事例

    線を削ぎ落とし、光で空間を整える

    愛知県

    築年数:20年

    間取り:6LDK→4LDK+パントリー

    リノベーション費用:約2,990万円(2025年施工)


    棚板の高さを変えられる可動棚は、靴のサイズに合わせて効率的に収納できます。お子様の成長や持ち物の変化に合わせてレイアウトを自由に変えられる柔軟さが魅力です。棚の増減も手軽に行えるため、限られた玄関スペースをいつまでも無駄なく活用し続けやすくなります。





    ハンガーパイプで“帰宅後すぐ掛ける”動線に


    玄関収納のリノベーション事例

    深みと淡さが調和する、 大人ニュアンス

    愛知県大府市

    築年数:13年

    間取り:4LDK→3LDK

    リノベーション費用:約1,550万円(2025年施工)


    帰宅後、コートやバッグをそのまま掛けられるよう、玄関横にハンガーパイプを設置しました。動線上に収納スペースを配置することで、片づけが自然と習慣になり、玄関まわりをすっきりと保ちやすくなります。毎日使う場所だからこそ、使いやすさと快適さにこだわった収納計画です。





    ベンチ一体型収納で“座る+しまう”を両立


    サンプル画像

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    家族と過ごす時間が豊かになる繋がりがある家

    愛知県海部郡蟹江町

    築年数:30年

    間取り:4LDK→2LDK(将来間仕切り3LDK)+書斎

    リノベーション費用:約1,490万円(2023年施工)


    靴の脱ぎ履きの際に腰掛けられるだけでなく、荷物を一時的に置く場所としても活躍し、“座る”と“しまう”をひとつにまとめました。これは、機能性とデザイン性を両立した、リノベーションならではの工夫です。





    カーテンで手軽に“隠す収納”に


    玄関収納のリノベーション事例

    和×北欧が調和したシンプルで温かみあるジャパンディテイストリノベ

    愛知県名古屋市名東区

    築年数:25年

    間取り:4LDK→3LDK+WIC

    リノベーション費用:約1,830万円(2022年施工)


    玄関の収納をカーテンで隠すことで、生活感を抑えて空間をすっきり見せられます。扉を付けるより手軽に取り入れられ、やわらかい雰囲気に仕上がるのも魅力です。





    扉を設けないオープン収納で出し入れしやすく


    サンプル画像

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    白を基調とし柔和な印象を与えるマンションリノベ

    愛知県岡崎市

    築年数:32年

    間取り:4LDK→3LDK


    扉を開け閉めする手間を省いた設計は、帰宅後すぐに荷物を置けるなど、日々の動線をスムーズにします。出し入れのしやすさはもちろんのこと、お気に入りの靴や小物をディスプレイするように並べれば、自分らしさを表現できるギャラリーのような空間としても楽しめます。





    趣味のアイテムを“見せる収納”に


    玄関収納のリノベーション事例

    将来を見据えた子育てを助ける家

    愛知県豊田市

    築年数:33年

    間取り:4LDK→2LDK

    リノベーション費用:約1,000万円(2018年施工)


    玄関はその家の印象を決める大切な場所です。そこに趣味のアイテムをレイアウトすることで、住む人のこだわりが伝わる個性的な空間に仕上がります。収納という枠を超えて、趣味に没頭できる「自分だけの特別な居場所」としてお使いいただけるデザインです。





    ロッカー風収納で家族ごとの定位置をつくる


    玄関収納のリノベーション事例

    趣味とこだわりを楽しむハーフリノベーション

    愛知県名古屋市緑区

    築年数:20年

    間取り:3LDK→2LDK

    リノベーション費用:約1,080万円(2023年施工)


    家族が共有する玄関だからこそ、一人ひとりの「マイスペース」を大切にデザインされた玄関収納方法です。自分の場所が決まっていることで、お出かけの準備や帰宅後の片付けがスムーズになり、毎日の暮らしに心地よいゆとりが生まれます。





    シューズクロークでまとめて収納


    玄関収納のリノベーション事例

    R天井が織り成す家族憩い空間

    愛知県岩倉市

    築年数:32年

    間取り:3LDK→3LDK


    リビングへと続くR壁の曲線に合わせ、収納をあえてオープンにしています。家族全員のアイテムをこの一箇所に「集約」することで、玄関はいつもスッキリと整います。扉をなくしたことで出し入れもスムーズになります。





    OSB合板でDIYしやすい収納壁に


    玄関収納のリノベーション事例

    アウトドアライフを満喫するマンションリノベ

    愛知県名古屋市守山区

    築年数:22年

    間取り:3LDK→2LDK+WIC

    リノベーション費用:約940万円(2022年施工)


    アウトドア用品を室内に汚れを気にせず収納できるよう、OSB合板で仕上げた収納壁です。丈夫で傷に強い素材なので、フックや棚を好きな位置に付けるなど、自分好みにDIYしやすいのが魅力です。





    通気性を確保したルーバー収納扉


    玄関収納のリノベーション事例

    暮らしを彩る和モダン空間へ

    愛知県名古屋市千種区

    築年数:25年

    間取り:3LDK→2LDK+WIC

    リノベーション費用:約1,130万円(2021年施工)


    ルーバーを使用し、通気性を確保したルーバー収納扉です。格子の隙間から自然に風が通り抜けるため、気になる湿気やニオイがこもらず、大切な靴を良い状態で保管できます。意匠性を保ちながら通気性もしっかり確保した、暮らしの質を高めてくれます。





    家族用と来客用で動線を分ける


    玄関収納のリノベーション事例

    素材感が生みだす理想の生活

    愛知県名古屋市天白区

    間取り:4LDK→4LDK

    リノベーション費用:約2,690万円(2023年施工)


    玄関を「家族用」と「来客用」に分けることで、いつでもお客様を気持ちよくお迎えできます。家族の靴や荷物は専用の動線にまとめて収納できるため、メインの玄関は常にスッキリと整った状態を保てます。おもてなしの心と、日々の暮らしやすさを同時に満たしてくれます。





    既存の部屋を取り込んで玄関を拡張


    玄関収納のリノベーション事例

    開放感溢れる玄関土間のある暮らし

    愛知県

    築年数:28年

    間取り:3LDK→2SLDK→2LDK+WIC

    リノベーション費用:約710万円(2019年施工)


    既存の部屋を取り込んで、玄関を広々とした土間空間に、自転車の手入れやベビーカーの収納も余裕を持って行えます。室内外をつなぐ自由な空間として、暮らしの幅がぐんと広がります。



  • まとめ

    今回は、玄関収納のアイデアについてお話しましたがいかがでしたでしょうか。
    玄関は、毎日必ず家族が通り、ゲストを最初に出迎える大切な場所ですよね。「狭くて片付かない…」という悩みも、それぞれのライフスタイルや動線に合わせて正しく空間をデザインすれば、劇的にスッキリとした「住まいの顔」へと生まれ変わります。

    全行程を自社で担うからこそ叶う「一貫した美しいデザイン」と、自由設計だからこそ実現できる「一人ひとりの暮らしに最適化した使いやすさ」。この両方を大切に、お客様それぞれのライフスタイルに合わせて、本当に快適なお住まいのカタチをご提案させていただきます。

    「うちの間取りでもこのアイデアは実現できる?」「失敗しないために、まずはプロの意見を聞いてみたい!」そんなときは、ぜひ一度リノベーションスタジオKULABOにご相談ください。

    あなたのご家族にぴったりの理想の玄関づくりを、私たちプロと一緒に叶えてみませんか?

このコラムの執筆者

KULABOのスタッフ

山内 翔太

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